前座大爆発
一応復活者達は当面軍預りになった。単に約50名を引き受けられる施設が無かったのであるが…
『軍内に帝国救助隊とか設置できない物ですかね?』
「どんなものですかなそれは?」
『今回みたいな事件や災害が起こった時に一番に飛んで行って民衆を救助する部隊です。例えば船が沈みそう…救助隊に連絡!って感じですね。』
「軍は相互救助が原則ですけど民衆にはねぇですね。」
『軍直属ですが総司令は軍属じゃない方がいいと思います。』
「なるほど…タケシト上皇にでもやらせますかな?」
「皇帝陛下…上皇陛下居ないときに決めて良かったんですか?」
「あの野郎やること無くなったとか言ってのびのびしてましたんでな…何か押し付けてやれと…」
『いやいやいい考えだと思いますよ?上皇陛下が指揮する時点で民衆は大切にされてると思う訳ですし。民衆に謝罪したタケシト陛下なら民衆受けも最高ですし。』
「いい風呂だったぞ、カラミも早く入って…なに?みんなどうしたの?」
「おめでとうタケシト!全員一致で帝国救助隊サンダーワイバーンの初代総司令になった。」
「兄上が?」
「お前じゃ!釣り三昧などさせるわけにはいかんのでな。」
「嫌じゃ!やっと無職になれたのに働きとうない!」
どこのニートだ…
『惑星ごとに2つほど、コロニーには1つずつ支局作って1チーム5人程度を最低3チーム以上、更に各支局にリーダー置いたら陛下の仕事は上がってくる報告書読むだけですが?』
「嫌だと言うならわしがやりましょうかね?」
「兄上でも片手間にできるならわしが…」
「「「「『どーぞどーぞ!』」」」」
「あれ?わし謀られた?」
等とおっさん連中がしょうもない事を駄弁っている間に翌朝になっていた…
《さぁ年に一度のお楽しみ!洞窟ロボットコンテスト第37回。気を取り直して開催です。まずは搭乗タイプ部門からスタート!》
朝からテンション高いなこのアナウンサー…
《搭乗タイプ部門はドロップ品のポイントが稼ぎ難い代わりに進行距離は大きいのが特徴です。さあゼッケンナンバー①番バッドマックス選手のインターセクシャル号スタート!過給器付きV列8気筒ロケットエンジンが唸りを上げて…入り口の側壁に突っ込んだ!解説のフクモトさん、あれはどういう事でしょうか?》
《バッドマックス選手は最初からゼッケン①や無かったんやけど出場する度に先行者にぶつけとってな。ほな最初に走らせってなったんよ。ワシも現役の頃は何回かぶつけられたで。》
《フクモトさんのマシンは高速に振ったセブンブレーバー号だったと記憶してますが?》
《それでも後ろから突っ込んで来るんやわ…わざとではないねん。速ようなりすぎて操縦不能になっとるんやね。》
《ここまで4選手。誰ひとり階段まで到達してません!次は…おお!これも人気選手、宇宙軍仲良しカルテットのモグランナー号です。》
《去年まではトリオやってんけどね…?》
《期待のニューフェイスが入ったそうです。それと昨日の顛末を知ってる方は毛布集めて手伝った人達と言えばわかりやすいでしょうか?》
《ああ帝国タブロイド社崩壊の話やね?あの会社嫌ってた人間多いからあの…何とか言う神さんの行動喜んでる人間多いよ?知り合いやとカケフとかオカダとかエモト…》
《はい危なくなりそうなんでその辺で。》
《しかしあのメカ作り間違うたんちゃうかな?ありゃ入り口入れんで?》
モグランナーは入り口まで歩いていき…電車型に変形した!
《あ…あれ阪○電車に変わったで?》
《この場合大○市営地下鉄ではないでしょうか?銀色ですし。》
これ博士に見せたら興奮するだろうなぁ…
《ここからはダンジョン内ドローンカメラで中継します!おっとモグランナー広間に到達!ゴブリンをパルスレーザーで倒しています!》
《ちっこいロボットいっぱい出してドロップの魔石拾とるね。》
《さぁこの後の階段をどうクリアするのか楽しみです。》
「ね~ボヤッキー、階段対策してるのかい?」
「ここからはシャレコウベバギーの出番ですよ。あポチッと。」
「先輩!今回は予算不足でバギー外したんでは?」
「ボヤやん何のスイッチ押したでまんねん?」
愚か!ぶ………ドゴオオォン!
《宇宙軍仲良しカルテット、いつもながら見事な自爆で有終の美を飾った!》
《これからお掃除タイムで再開はお昼やね。》
《搭乗タイプ部門トップは宇宙軍仲良しカルテットのモグランナー、記録は1階層走破でした。》
《ここ10年で最低の記録やな…このチーム去年10階まで降りたんや無かったかな?》
《去年は10階層ボス部屋でミノタウロスに叩かれて爆発でした。恐らくモグラ形態はミノタウロス対策だったかと思われます。》
《あの地下鉄どうやって運ぶつもりやったんやろうか…?》
《過ぎた事は水に流して妨害インチキ何でもありの自律部門です。
ゼッケンナンバー①番ゴーレム愛好会の岩石太郎、
②番心霊研究室のヒュードロボ、
③番サンマジック工業の魔力スリー、
④番帝国軍航空隊のクロイツェルマン、
⑤番ヨセナベプロダクションの女性型サイボーグ子にゃんこ、
⑥番帝国軍陸戦開発局のタンクスペシャル、
⑦番暗黒街商工会議所のオジキセブン、
⑧番農機具研究所のポッポスチーム、
⑨番ジャネーズ事務所のイケメンV9、
⑩番林業共同組合のトロッコハイパー、
そしてゼッケンナンバー0、皇立迷宮研究院からサイボーグO-号、以上が出場致します!》
《言うたらチキチキロボット猛レースやね。》
《O-号選手は昨日神様に憑依されて多人数一気復活したスーパーサイボーグですがいかがでしょうか?》
《いくら凄いことしてても光魔法やからねぇ…》
《スペックには全属性魔法、出力100馬力以上と有りますが…》
《タケシト陛下の事やからねぇ…壮大なネタ振りの可能性も否定できへんで?》
「旦那、お疲れ様です。」
「④番と⑥番には負けないでちょうだい、ね?ね?」
『いやそれよりなんで爆発したんです?』
「このスカポンタンが小型バギー積み忘れて自爆ボタン押したんだよゥ」
「本体は小型パーツに別れて階段降ろすつもりだったんだけどね?おかしいなぁ?」
「こんなん連れてやってるでまんねん。」
《スタート1分前。ゼッケン装着後にチームメンバーは離れて下さい。》
{あいつらやっぱり爆発したな。}
書いてて楽しいんだけどちょっと気が引けるんだよな…
{とか言いながら何やあのロボットの名前!}
元は岩石オープン、ヒュードロクーペ、マジックスリー、クロイツェルスポーツ、プシィキャット、タンクGT、ギャングセブン、ポッポSL、ハンサムV9、トロッコスペシャル、ゼロゼロマシンでJUNがケンケン。完璧!
{最初からそれ考えてオゴウにしたんかい?}
はっはっは偶然じゃボケナス
{んでゴールデンウィーク特別編は?}
ダンジョン編が楽しくてなぁ…
{まだ潜っとらん癖に…}




