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俺が宇宙の戦闘機?  作者: ケモブキ
3 ここが相手の国の中?
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先帝復活

翌日…とりあえず冷凍保存されている先帝夫妻を洞窟に運び込む。

『では…エロイムエッサイム我は求め訴える…旧き骸を捨て蛇はここに蘇るべし…』

「オゴウ様?何かおどろおどろしい呪文ですが…」

『いやこれ適当に言っただけですよ?』

「師匠!キキョウ姉ちゃんの目ががまだ笑ってる間に始めてくれ!」

怒ったキキョウ様も見てみたいが…

『我が前に横たわりしこの者達に今再びの鼓動を与えよ…復活(リザレクション)!』

「ゴフッ!」

「キャアアァァ!」

『ああごめん…殺された時の記憶が残ってたんですね。…灯火(トーチ)、先ず身体温めてください。』

「おおこれはかたじけない…」

「兄上!」

「タケシト…によく似ておられますな?」

「まごうことなきタケシトですが?一緒に寝る度に尻揉まれてたタケシトですが?」

…子供の時だよな?虹の趣味持ってないよな?

『ああ皇帝皇后両陛下、あなた方が殺されて20年経ってます。』

「キサラちゃん大きくなったのね…」

「妾はミヤビです叔母上。キサラ姉様ならそちらに…」

「って我等は殺されて居たと?」

『その辺はカラミ辺境伯やライン上級近衛兵からお聞きください。あとカオー元侍従秘書官は現在密偵として敵組織に潜入してます。』

「ところで貴方はどなたですか?」

『共和国科学者コース・ケベ製作のロボットです。ってキキョウさん、泣いてないでこちらに来てください。』

「師匠すぐに自分のことロボットって言うよな?」

『アンドロイドって名乗ろうか?あるいはダーク破壊部隊。』

「ダーク破壊豚?」

『誰が豚やねん!あとお二方をできるだけ早く風呂に入れてやって下さい。身体がまだ動き難そうです。』

「あ!師匠どこ行くの?」

『居辛いから逃げる。ついでにカオーくんに連絡する。』

「地下のモニター室ならおいらも行く!」


チャンネル1 カオーくんは…ああメカの整備してるな。

『カオーくん、携帯電話かけてるふりしてください』

/旦那、何で?/

「おっちゃん驚いて腰抜かすぞ~」

/レオくんもか…そうそう驚かないよ俺は/

よしエア携帯したな

『さっき先帝陛下夫妻が甦った。』

「えっ?」

『大声出すなよ…』

「いやだってその…ええっ?」

『な?携帯要っただろ?今陛下夫妻は家族と話してる。ドロンボーに言うなら、皇立迷宮研究院の克己って知り合いから連絡が来て発表は明後日位だろうって言ってたと伝えてくれ。じゃぁね。』

「なんだいな~んだい大声出して?」

「感電したのかしら?動かないところ無い?ね?ね?」

「歩き辛かったらおぶるでまんねん?」

「あ…いいえ、皇立迷宮研究院のカツミって友人が先帝甦らせるのに成功したとか、二日後に発表するから今は言うなとか言ってきたんですよ。」

「「「そりゃめでたい!」」でまんねん!」

「じゃあこれ終わったら祝杯だよ~!」

「「「オーッ!」」」


『…な?ドロンボー達どう見ても気のいい連中にしか見えないんだよ…』

「基地で会った時はおいらもそう思った。この人達悪いことできる人じゃねーよ。」

『なら全く関係ないか…あるいは操られてるか…』

「その場合おっちゃんに頑張ってもらわないといけないのか…」

『せめてエマールちゃんの容態が判ればな…』

「で、師匠帰るのか?」

『ああ勇者の民主主義レポート取りにな。レオも行くか?』

「いいのか?」

『グラスさんが良いつったらな。』

「やった!共和国の宇宙船見たかったんだ!特にパトチェイサー!」

『ミリタリーチェイサーなら腐るほど有るんだけどな。』

「形同じでパワー上げた奴だな!」

『そうなんか?良く知らんのだが…こんなん。』

記憶画像投影。

「うわ!囲まれてミサイル撃たれてるじゃん…え?避けた?うわ…」

『こん時は作業ポッドだったからな…次は15艦隊のクラッシャーだな。この時はもうレスキューチェイサーだった。』

「わ~!ちょっと師匠、定点カメラで撮ってよ。」

『無茶苦茶言うな、これ模擬戦だからな?乗せてる提督が自分の艦隊に喧嘩売りやがったんだよ。で、今度は第1艦隊のフェニックス。』

「え?スレイ・メルト大尉?」

『ああそんな名前。第1艦隊のナイトヮ・クヮルス元帥がンな名前言ってた。有名なのか?』

「酷っ!今共和国で事実上トップのはずだぜ?なんか必殺の兵器持ってるとか…」

『なんかこんなことしてたけどな。』

デスブロッサム始動。

「いやこれだよ何敵地で見せてんだよ?」

「これがオゴー様視点かや?」

『ミヤビ様!これ観てますよね?』

「わ!裏に貼り付いた?」

「レオ楽しそうじゃのう?」

「でも師匠がどんな戦闘機に乗ってるのかわからないな。」

「丸くて可愛い宇宙艇じゃぞ?」

『こんなのだよ?』

そう言えばしばらくドックに放り込みっ放しだな。

「え~…」

まぁ流線型の速そうな宇宙船じゃ無いからなぁ…

「なんかがっかりしとるがこれ光速をワープ無しで突破したんじゃぞ?このキノービに溢れた形がわからんとは…」

「どっちが前かわかんねーよ?」

その辺チェイサー系は全部同じだと思うが…

『だから転回中に隙が見付けにくい。それと盗まれにくい。』

「いや盗むってアレ実質専用機だろ?」

『前に飯食ってる間に盗もうとしたスパイがな…』

「「それ爆破しようとしたんじゃ…」」

『まぁ防犯装置で失神してたんだが…それとチューニング バイ ケベだから。』

「マニア受けは良いと言うことかの?」

「単純に命狙ってたと思うがな…同行者は?」

『元帥と提督と参謀長と博士と兵器開発室から技官3人。』

「師匠…それマジで誰かの命狙われたんだよ…」

『この時博士と技官3人は誘拐された後で偽物だった。』

「思い切りVIPばっかりじゃねーか!」

「みんな楽しい人達じゃったぞ。元帥とカヅコ様は飴くれたしの。」

元帥が大阪のおばちゃん化してる…?

「カヅコ様の指示らしいのじゃ。」

何してるんだあいつは…?

「ゆくゆくはアニマルプリントの制服とか言ってたのう…」

『ヤツもまた大阪のオバハンだったと言うことか…』

「ミヤビ様!師匠が頭抱えた!」

「それもまた夫婦愛じゃのう…」

違うわい!

{なんでわざわざ呪文唱えた?}

精神集中の為だけで本当は別に要らない。演算装置(ダンジョンコア)にコマンド(この場合は復活)と唱えればいいだけで小合のカッコつけ以外の意味はない。ちなみに他の冒険者が唱える予定の呪文は演算装置に自分がダンジョンマスターだと誤認させる為に必要なんだ。

{今からでもそっち書け。}

お前出てこないけどいいか?

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