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俺が宇宙の戦闘機?  作者: ケモブキ
3 ここが相手の国の中?
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後片付け(前編)

中途半端なんで2話連続公開しました

レオとカオーを辺境伯邸に入れてからラインさんを迎えに行く。

全員の意識は忍者のエキノコックスワームで刈り取られて居たが…

「オゴウさん…鉄ゴリラをどうやって?」

『鉄ゴリラ?ああロボットスーツですか?殴りかかってきたんで投げました。』

「…800キロ位有るんですけどねこれ…」

『そっちのはバズーカ撃とうとしたんでバリアで包んで暴発させました。んで相談なんですが…』

「解りました!とりあえずこの鉄ゴリラ起こしてもらえませんか?」

『乗ります?まだ動くと思いますけど。』

「ええ、襲撃犯運んだあと個人的に弄って遊ぼうかと。」

『んじゃあっちは運びますね。』

割り込み操縦(しはい)でバズーカ暴発させた方を動かす…意外に頑丈なのなコレ…

2台の鉄ゴリラは3人のたわけ者を担いでカラミ邸に戻る。

ついでに気絶した計10人を縛り上げておこう、装備は…いいナイフ使ってるなぁ。

「それ官給品ですよ?」

『え?繊細な流水紋刃(ダマストブレード)が官給品ですか?』

「どうせ取り上げて棄てるんで何なら土産にでも…」



{うちのおっさん大丈夫なんかね?}

「オゴウくん行動不能にするには重火器でも持って来ないと無理だよ?」

{そっちと違うてな…}

<女房妬くほど亭主モテもせず。>

[キャッキャ!]

{まさか土産に刃物とか持って来たりしたら…}

「刃が綺麗だったり飾りが付いてたら有り得るねぇ。…よしシーサーの頭脳(コンピューター)システム構築完了!ジョウノくん、これでどうだろう?」

<あ!凄い。伝達速度3倍で…記憶量5万倍?>

「記憶量に関しては一番安いチップでの概算だからね?最新の使えばこの4~8倍にはなるよ。さてビールでも…」

「叔父さ~ん…酩酊撤廃錠(よいざまし)が欲しいかね~?」

「メ…メイリア!ノマドくん助けて…」

{ノマドはん素材受け取りに行ったで?}

「博士…せめて晩酌だけにしたらどうですか?」

<ああそう言えばおでん様が小合さんに帝国の酒ねだってま

したよ?運が良ければ買ってくるんじゃないですか?>

「それより帝国って獣人居ますからかわいい獣人を1人…」

「アシッド技官、それは誘拐になるが構わないか?」

「技官長!可愛いは法律を超えます!」

ナイトヮ・クヮルスは心の中で叫んでいた…

「こいつらはもうダメだ!オゴウさん早く帰ってきて!」



刃物と銃器を取り上げて縛って転がしておく…レオがくしゃみしてたが大丈夫かな?

『後はみんな会議室に集まってくれ…レオ!犬の糞握らせようとするな!このイタズラ坊主め。』

「師匠、これじゃ逃げられないか?」

『え?逃がすんだけど?』

「何で?」

『ナイフやるから会議室まで我慢しろ。』

「ピストルも。」

『ピストルとライフルは父ちゃんに許可取ってからな。』

「私が教えましょうか?」

『それはいい!良かったなレオ。』

「師匠、俺うちの父ちゃんやラインおじさんが鉄砲撃ってるの見たこと無いけど…?」

「レオ坊、あそこにキジが居るよな?」

ライフルを受け取りながらラインが言う

「見てなよ?一発撃って驚いて飛び上がった所を狙撃する。」

タン!バサッタン!

『照準合わせてないライフルでお見事!』

「え?どう言うこと?」

『自分の銃だとどこに当たるかは解るけど他人、しかもあんな素人臭い連中が持ってたような銃って何処に飛ぶかわからんのよ。』

「でもおじさん1発で…そうか脅かすのが目的じゃなくて…」

「ご名答、最初の1発は照準の微調整だよ。」

『見事に頭飛ばしてる…レオ、今晩のおかず。』

「え?食えんのこれ?」

「マヌル母さんに下処理してもらってからな。」

『まずキジは腸をすぐ抜け、臭くなるから。』

「師匠、言いながら抜いてんじゃねーよ!」

『久しぶりだからな…ヘッドショットのお陰でやり易いんだよ。』

「何をしとるんですかあんたらは?」

「父ちゃん!ラインおじさんに銃習っていいか?」

「そりゃ構わんが…マヌル!キジの下処理してくれ!」

「…ほとんどやること無さそうだけど?凄いねぇオゴウさん猟師になれるよ?」

「バカ!この人特務巡洋艦の艦長さんだぞ?准将だぞ?」

『いや今はバカなロボット1号だし…』

「辺境伯様とカオーさん待ってるから早く行きな、夜はキジ鍋にしとくからね。」

『レオ、キジ鍋の件はカオーに内緒だぞ?』

「わかった、食い物減らす真似はしない。」

…会議室に入るとカオーがカラミ辺境伯に土下座してた…なんで?

「お~いライン助けて~!」

「いえ特級近衛兵様に妹を助けていただいたと知ってこのカオー・ガクサなんとしてもご恩返しを…」

「おっちゃん!辺境伯様を困らせるなよ…」

『お待ちなさいレオ、もう少し様子を見てみよう。って言うかカオーくんこれからスパイしてもらうから気にしないでいいよ?』

「ああ、エマールちゃんならこの星の軍警察病院に移してきたぞ。一週間ほど面会謝絶で徹底検査するらしい。」

「ありがとうございますライン男爵。」

「居候男爵だけどな。」

『ああそうそう、男爵って普通ラインさんみたいな感じでしょ?フレイン・キャティってなんであんなに偉そうなんですか?』

「小物じゃからのう。」

「こら!」パァン!

あ…全員の視線が集まってる…

「失礼しました、それはこのキキョウ・キリガクレがご説明致します。」

「キキョウねーちゃん何それ?」

『ありゃ張り扇って頭を殴る棒だ。彼女は共和国の女悪魔…佳寿子からそれを託された。』

「自分の奥さんメチャクチャ言いますね。」

「でもあれ最初に使ったのオゴウさんだったはずだよなグラス?」

「ええ、そのあと佳寿子さんが配ってましたが…」

「師匠んとこお笑い芸人なのか?」

ちゃうわい!

「レオちゃん…それは私がもう言ったんだ、コメディ集団として来てくれないかと…」

『お笑いは突き詰めると難しいんだ。極端な事言えば今日受けても明日受けるかわからない。さらにカオーくんに受けてもレオに受けるかわからないってのもある。』

「例えば?」

『子供が産めないとかな…ラインさんが結婚した女性は子供が産めないと言う…だが1年後彼女は妊娠した。そして10ヶ月後…

おめでとうございます!元気なお婆ちゃんですよ!』

「師匠、これ何が面白いんや?」

吹き出してるお前の親父に聞け。

「フレイン・キャティは現皇帝を人質に帝国を強請っております。」

え…?

{遊ぶなら片付け終えてから遊べ!}

片手間にやるのが一番楽しいんだ

{ブックマークしてくれてる方々に悪いと思わんのか?}

さぁ頑張ろうか!

{そう言えばラインが凄いことしてたな。}

ありゃ技術班以外は大抵できるぞ?レオがパチンコ(スリングショット)だからできないくらいで

連射式エアガン持ってる人なんかはサバゲーでもやってるし…

{鉄ゴリラって何よ?}

ヤッターマンの自転車みたいな二人乗りの自転車を何故か従兄弟が鉄ゴリラと呼んでてな…

{あんたの従兄弟はアホばっかりか?}

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