戦闘開始と終了
夜明け前…5台のヘリが編隊を組んで飛んでいた…
『よぉ運ちゃん!子供が起きちまうんでもうちょい静かに飛んでくれないか?』
「え?は…あ?」
『この先はカラミ辺境伯領だぜ?それ以上の前進は辺境伯への反逆と見なすが構わないね?』
「こちらチャーリー1!謎のロボットに襲撃を受けた!」
『わかった!みんなパラシュート着けたか?』
ガゴン!ヘリの鼻面を蹴り上げる!
『ちょ…めちゃくちゃ脆いじゃねーか!
あ、ちょっとあんたらに言いたいことが…』
ガガガガガ!連射ブラスターが頭ではぜる!
『やかましい!ロケットパンチ!』
ドゴ!一台のヘリを貫いて左手が帰ってくる
『なんでパワー上がって…あ!』
中のメモリが対人ツッコミから対物デストロイゼムオールになっていた…
『レオだなこりゃ…』
どうやら破壊した2台以外は帰投するようだ。
『あんたらも早う帰りや~!これ以上は敵と見なすで~?』適当に声をかけて帰る。当然音声並びに小合の見た画像はライブで辺境伯邸のセキュリティコンピューターに転送、保管される。
これ以降は正当防衛だ…くふふふふ。
辺境伯邸へと急ぐ8人プラス陸戦用ロボットスーツ2台…
『おい侵入者共!これからは骨折で済むと思うなよ?』
無言で出てくるロボットスーツ…力比べがしたいのか?
殴りかかってくるロボットスーツ………遅っ!投げてみてやれ!
…一本背負いが綺麗に入りました…
犬神家の佐清と言うか青沼 静馬みたいになってる…下は池じゃなく土の歩道だけど。
後は菊人形と琴…うん無理だな。
タタタタタン!兵士がマシンガン撃ってきた…
ロケットパンチ対人ツッコミモードでぶっ飛ばす。
あと一台のロボットスーツは…背中のバズーカ撃とうとしてるな。
『忍者!』
'Wassyoi!'バズーカをバリアーで包む…ちゅどーん!
'御館様…砲弾だけ包んだ方が良かったか?'
『いやあれでいい、パワー低いしあのロボットスーツ。』
'残り人間7名、どうする?'
『そこの3人拘束してくれ。その後合流な。』
'Wassyoi!'
…残り7名中3名は辺境伯邸に攻撃を仕掛けていた…あ、レオがバリアー越しにからかっとる…
『JUN!そいつらにエキノコックスワーム!失神モード!』
すれ違いざまに顔にエキノコックスワーム打ち込んで行く…経験値の差でJUNが一番強いかも…
パン!パパパパン!
“カオーくん大丈夫か?”
/まだ誰も地下に入ってきてねーよ?/
“息潜めといてくれ、多少筋書き変わる!”
四人は地下牢に入る前に入り口のトラップに引っ掛かっていた…
ズシャアァッ!
「師匠何転けてんのさ?」
『お前こそ何をヒョコヒョコ戦場に出てきてんだよ?JUN、こいつ等にもエキノコックスワーム失神モードで…ああレオはいいから。』
「捕虜の扱いは条約通りに要求する。」
『うるせー!何人抜けるかと楽しみにしてたら全員引っ掛かりやがって!ヘリ落とされたら帰れ素人は!』
JUNがエキノコックスワーム打って回る…地下牢ではカオーとガメラが駄弁ってた…
「旦那、泥付いてるけど大丈夫?」
:大丈夫、主人殺しても死なない。:
覚えとれクソガメ。
『とりあえず10人捕まえて纏めとくから連れて逃げてくれ、その方が信用されやすいだろ?一応全員にエキノコックスワーム入れてあるから。ああ手術で抜こうとすると…』
「毒撒き散らすのね…」
『あとどれだけ痛いか2~3人拷問しようか?』
「止めてあげてクダサイ…」
『バリアは辺境伯派は無効だからカラミ邸に入ってくれてていいよ。家のセキュリティコンピューターに君の顔も覚えさせたから。』
「いや…大丈夫なのかそれ…?」
『軍艦のシステム家庭用にアレンジしたらしいぞ?博士が。』
「旦那たまに言ってる博士って誰?」
『コース・ケベってアルコール依存症の変態だが?』
「まさか共和国の叡智って呼ばれてる?」
『違うんじゃないか?義理の妹に酩酊撤廃錠飲まされてるイメージしか無いから…ああ叔母さんが共和国元帥ナイトヮ・クヮルスだな。』
「いやいやそれ本人だよ…酩酊撤廃錠ってのがよく解らんが…40なる前にギャラクシージーニアス賞取ったりしてるはずだぞ?」
『下駄履いとるが?』
「いや履き物関係ねーだろ…」
『右手に懐中電灯仕込んだのそのおっさんだぞ?』
「何か深い考えが…」
『俺が付けてくれつったから。』
「ねーな絶対に、賭けてもいい。」
『ちなみに去年フレイン一味に誘拐されかけた。クソ男爵許すまじ!』
「旦那、サイン貰えねぇかな?」
『俺のか?』
「ちゃうわ!コース博士の…」
『これ解決したら本人に言え。初代勇者の城野さんとかも居るから…って辺境伯って公爵相当じゃないのか?男爵なんぞ使いっ走りの立場だと思うが?』
「本来そうなんだけどよ…。」
『そろそろお前さんの妹の移送の時間だな。本宅に行くぞ?』
「え?良いのか?」
『人質を見せ付けて忠誠を誓わせる…これも悪の道ですぴょ。』
「旦那それ他の奴に最初に言うなよ?本気にする奴居るから。」
「師匠悪なのか?」
『共和国から来て少数派に味方する。善良な帝国臣民には悪だろうさ。』
「わ~い石投げてやれ~!」
『レオは犬の糞混ぜるから質が悪い。』
「混ぜるか!」
「レオくん、妹助けてくれてありがとう。」
「おっちゃん、気にすんな。ほとんどライン男爵がやってくれたんだから。」
『でもレオは戦場に出てきたから昼飯抜き。』
「朝飯にしない訳は?」
『昼飯がレオの好物だから。』
「え…そんな…」
『野菜サラダとコーンフレークだそうだ。』
「ああそれならいい。」
「ってかレオくん、たぶん嫌いな物ばかりだろ?」
「うん…え?師匠わざとか?」
『こんど危ない事したらマジで好きな物抜くぞ?ハンバーグとか豚カツとか。』
「犬の糞とお呼びください。」
「急に卑屈になるんじゃない!」
『仲良いのねあんたら…』
{あるじ 電話「ラインです。オゴウさん、入り口付近で伸びてる連中どうします?」}
『あ…綺麗に忘れてたわ…』
「師匠…機械性アルツハイマー症候群って病気が有るんだよ?」
『老人ボケちゃうわ!すいません、今片付けに行きます!』
{弱いな}
新兵ばかりだったからな。
{小合が転けたのは?}
敵が一網打尽になってて転けそうになってた所に呑気にレオが出てきて膝が砕けた。
{最近タイトルが手抜きでは?}
展開考えてたらそっちのリソースが尽きた…




