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俺が宇宙の戦闘機?  作者: ケモブキ
3 ここが相手の国の中?
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レオパード

「何だよあのペットロボ…」

『姿で相手見くびる様じゃ俺の眼も曇ってたかな?』

「いつの間に?」

『1つ賭けをしようか?お前が勝てば俺を好きにしろ、俺が勝てばお前の師匠だ。方法はお前が決めろ。』

「よし受けてやる。」

『皆さ~ん!聞いたね~?』

「妾オゴー様に500!」

「お(ひい)様、それでは賭けになりません。」

『で、何で勝負する?』

「捕まえっこだぁ~!」

『ふむなかなかいい不意討ちだが…手の中見てみろ。』

「ネズミ?」

『次は犬の糞でも握らせてやろうか?』

「舐めるな!」

『あヒョイっとな。』

ぐちゃ!………

『思ったより単純だな。手は洗わないのか?』

「うるせぇや。」

『洗った方がいいと思うぞ?』

「この手で触ってやる!」

『そうかそうか。』

尻尾からロープを出してレオを拘束して行く…犬の糞掴んだ右手は鼻の前だ。

『これで俺が捕まえた形になると思うが?』

「ロープ使いやがって卑怯者!」

『犬の糞使った卑怯者に言われたく無いけどな。』

「なんでオイラが使ったみたいに言ってんだよ?」

『お前の手に付いたままだからだ!説明終わり。』

とりあえずその辺の木に掛けておこう。しっかり反省するまではこのままで…そうだ!

『キキョウ様!当たっても怪我しない手裏剣とか有ります?』

「今度考えておきます。」

『んじゃ今回はソフトボールで。』

的当て。的に当たると騒ぎます…っとこれでいいか。

「何しやがんだこのペットロボ!」

『負けを認めないから心折る事に決めた。』

「子供に本気になるな!」

『俺は帝国兵からしたら悪魔らしいから子供でも手加減しないぞ?』

「わかった降参する。」

『判断が遅い!俺に喧嘩売った時点でお前の未来は無かったのだうわ~っはっはっは。』

「あのう…」

『ああグラスさんの奥様ですね?お世話になっております。で、グラスさんもちょっとこちらへ…』



「あの馬鹿に見所が有ると?」

『ええ流石に敵対勢力に相談しに行くのにレイガンライブにしてた人のご子息、ただこのままじゃ猪武者なんですよ。せめて生き残る術を教えておかないと…』

「あんたもそんなことしてたのかい!」

「そうは言うがなマヌル…この人この状態で20馬力有るんだぞ?本気で怒ってたら今頃骨折じゃ済まないぞ。」

「余計に何考えてんだい!」

「それに今日宰相に会ってね…サルガッソー普通に走り抜けた人ですよこの人は。」

「領主様!そんなに凄い方なんですか?」

「おまけにその身体遠隔操作で動かしてるよ、なあグラス。」

『…今ミヤビ様とキキョウ様誰が見てるんだ?』

あわてて取って返すと二人してレオにボール投げてた…

「こうじゃ!」

「お(ひい)様、力を入れるよりまず当てる事です!」

『こう言うのも練習するといいよ。』

カーブとシュートを投げてやる。

「凄いのじゃ!曲がってるのじゃ!」

『今度本体に戻ったら落ちる球とか教えるからね?JUN太のボディーじゃ小さすぎるんだ。』

「え?あんたの身体それじゃ無いのか?」

『通常行動用と潜入活動用が何で同じだと思った?』

「ありゃ通常行動用と言うより殲滅戦闘用だと思うがのう。」

「175センチ175馬力175キログラムでしたっけ?」

『誰がドラえもんか。その辺歩いてるおっさんと変わらないけど?』

「「「それはない。」」のじゃ。」

木から下ろしロープをほどいてやる。

『まぁせめて手を洗え。そろそろ毒素が回って手が腫れるぞ。』

あ…素直に手を洗いに行ったな。

『ミヤビ様、キキョウ様、レオ縛ってたやり方覚えてる?あれ実は脱出方法有るんだよ。本人気付いて無かったけど』

「たぶん右手にヒントが有ったのでは?」

『当たり、教えた方がいいかな?』

「後であの縛り方でオゴー様縛って柱に吊るすのじゃ。」



“愚か者め!失敗しおって!”

『まさか本当に来るとは思わなかったがなぁ。』

“何?”

『何?じゃねーようつけもん!俺が本気でレオイビってたとでも思ってたのか?どうせ家族殺すとかできね-事言って脅してたんだろ?』

“どこだ?”

『ここ、ここ。』

レオの頭の上でポーズ付けるガメラ。

「あんたがここに居たら皇女殿下は!」

『あっちにゃお前いたぶってたのが付いてる。他にも何体か居るかな。』

「チッ。」

銃を抜こうとした右手の肘を体当たりで砕くガメラ。

『大人が人ん家に不法侵入してんだ。怪我で済むと思うなよ?』

「このペットロボが!」

ボウ!ガメラの火炎放射!

『やっぱプラズマ火球の方がいいかな…今度改造しよう。』

「…っ!」

『逃がすと思ってんのか?』

反重力フライヤーで浮かぶガメラの回転体当たりで膝を砕く。

『あとはこれだな。』

わざわざ首筋からエキノコックスワームを入れたのは小合のせこい嫌がらせであった…

「あの~師匠?このおっさんどうすんの?」

『おお!師匠と認めてくれたか!ラインさんと君の親父さん呼ぶから心配無いよ。』

「呼ぶはいいけどここわかるかな?」

『ラインさんグラスさん業務連絡です。曲者発見、無力化しましたが運べません。取りに来てもらえるとありがたいです。』

「どこのスーパーだよ?」

「ライン、グラス了解。ビーコン追います。」

『場所はキャンプ場の水場っぽいです、そばにたぶんトイレも有ります』

「ええここキャンプ場の水場ですよ。」

『早っ?』

「屋敷の裏庭ですから。」

『思ってたよりヤバいな…辺境伯、辺境伯。こちら小合。使用人全員1ヶ所に集めて下さい。家族が居られる方は家族もお願いします。』

本体は妨害電波発生させて…こんなとき博士が居ないの辛いな。

「オゴウさんカラミです、全員講堂に集まっております。」

『了解、本体でそちらに行きます。』

飛んで来た自分のボディーに精神を移し、転がってる不審人物を担いで講堂に入る。

『初めまして!セキュリティアンドロイド0(おーごう)です!』

「師匠いつも適当な事言ってねーか?」

『真面目に聞いてたら精神崩壊するぞ?』

「いや怖ぇーよどんな洗脳方法だよ?」

『今日はこのような不審人物が屋敷に浸入して居ましたのでご注意に参りました。この者、宰相派軍人、顔が臭…。失礼カオー・ガクサと言う者らしいです。目覚め次第拷問…失礼、尋問しますのでご安心下さい。辺境伯、この建物に座敷牢或いは拷問部屋など有りますか?』

「ええ、案内します。玄関先になります。」

『まさかここまで入られてるとは思いませんでしたが…』

「全く面目次第もございません。ただこの男…前侍従秘書かと思われます。」

『害虫駆除も仕事なので…たぶん明日辺り餌に釣られて動きが有ると思いますよ。あとJUNでやり取り聞いててください。』

{ああ…新しい犠牲者がここに…}

カオーか?

{いやそっちはどうでもええねん。}

レオなら兄弟姉妹が8人程居るぞ?

{ゾフィー・マン・セブン・ジャック・エース・タロウ・アストラやないやろうな?}

兄弟姉妹つったろうがよ!

{んでなんでネコ科の獣人がイグアナの名前を?}

ヒョウモントカゲモドキじゃなくて豹なの!

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