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俺が宇宙の戦闘機?  作者: ケモブキ
2 やっと宇宙の艦隊勤務
43/258

ロボットは新たなる大地を目指す

いよいよ出発かぁ…

{♪おっさん倒れる捨てても置けぬ

ここはいずこぞみな敵の国♪}

<♪さ~ら~ば共和国~ また来るま~で~は~♪>

あんたがたが同年代とは思えないです。

{♪ウ~ぅチは来まし~いぃた~♪}

誰とは言わんがそこの嫁さん!死んでこいと願っとるな?

{勘のいいダンナは嫌いだよ。}

「あれで仲いいんだから世の中狂っとるな…」

《コースちゃん、あの二人の言葉は聞いてたら混乱するわよ?》

幸治を頼むぞ。

{頼まれた。安心せぇ。背中だけ帰って来れたら再生できるらしいで?}

やっと帰ってきたら嫁さん死んでて子供が野生児になってたテニス漫画が有ったと思うが?

{殺したいんか?}

死んでた癖に。探すの苦労するからよその世界に転生すんなよ。

<んでなんで喧嘩腰なのよあんたらは?>

城野さん…これは幸治を巡る戦いなんだ。

{いくら婿殿でも負けられへんねん。}

<幸くんの教育に悪いからあっち行こうね?>

[にょーのたん、あい!]

{ああっ!幸治ぅ~!}

幸治~カンバ~ック!

《つくづく面白い夫婦ですねママ。》

「あそこまで弱点曝すと操縦しやすいわね…されるかどうかはともかく。」

<操縦される前に相手殲滅させると思いますよ…>

「死地に寸劇で送り出すとは面白い趣旨じゃのう。」

「あれ本気でやってませんか?」

「辺境伯、あれはじゃれあいです。二人とも張り扇持ってないでしょう?」

「なるほど!そう見るとわかりやすいのう面白い博士。」

{死んできたら承知せんのんで?}

俺が死ぬかよ。

{ドズル・ザビはそう言ってビグザムと共に散ったがな。}

ミネバ・ラオ・ザビは娘だった。幸治はお前が頑張ってくれたおかげで男だ。死にゃしないよ。

「ね?暴れるだけ暴れていい雰囲気になってるでしょう?」

「おお!凄いのう面白い博士!さすがじゃのう!」

「いや…面白いけどありゃ普通の夫婦じゃ有りませんよミヤビ様…」

「あの~ライン兄ィ、妻子亡くなったからって世界渡る夫婦が普通だったら世の中の夫婦ってどうなると思います?」

「グラス少佐、あなたこっちに来てからかなり共和国贔屓になりましたねぇ。」

「皇家の為ってのは変わりませんが共和制でのびのび暮らすミヤビ様も見たいなと…」

<なんでやらないんです?>

「勇者様…いくらなんでもそんなことは不可能ですよ。」

<僕らの元の国…日本って言うんですがね、その星最古の帝国で天皇って皇帝を頂いている共和国だったんですよ?>

「そんな型破りな…」

<天皇家以外に貴族は居ません、政は一般民衆から選ばれた大臣や国会議員が行う、そんな国家でした。まぁ君主制国家はどこも似たような感じでしたね。何ならレポートに纏めますよ?大英帝国(イギリス)とか貴族も残ってましたし参考にされるなり一笑に付されるなり御随意に。>

「勇者様…何者なのじゃ?」

<法律学者目指してました…が…いろいろ他のことやってる間に死んじゃいまして…>

「あ!それと皆さんに指輪を渡しておきます。石部分がスイッチでスタンバリアー発生させます。ユニット達がバリアー展開したらスイッチ入れて下さい。」

「叔父さんこれ…玩具みたいでダサい…」

「お前にゃやらん!つーか帝国の皆さん用に作ったんだ。盗るな!」

「指輪のデザインとか女の子多いし何とかならなかったのかい?」

「アシッドくんとソアラくんは逃げてメイリアは参考にならなくてノリコはなんでもいいって意見でカヅコちゃんは育児で忙しかったんで。」

「ノリコはもらうつもりの意見ね。」

「もちろんノリコには作りますよ?」

取り返しのつかない誤解が進行してると思う…

さてそろそろ出発しますか。

「皆様、オゴウさんをお借りします。」

{コキ使こうてやってください。}

佳寿子の土産はその辺の石になりました。

「皆さんのご無事を祈ります。」

仔竜(ドラゴネット)ハッチ閉鎖、エンジンスタート

微速発進…

{♪げっちゅあもーたーらんにん へだうたおんざはいうぇい♪}

ステッペンウルフ歌うな!わざわざユニット通信でお前は…

{早う怒りに帰ってこい。}

不器用な奴め…

「なるほど、信頼し切っとるんじゃのう。」

「別な世界から追って来てくれた旦那さんとかそりゃ自慢しますよ。」

「ライン兄ィも奥さん貰ったらどうですか?」

「グラス少佐、もっと言ってやって下さい。」

「味方が居ねぇ!」

ラインさん、子供はいいですよ~。

「あ…オゴウさんの言葉が一番刺さった!」

子供好きな人にはああ言うのが一番なんです。ただ実際に子供が出来たとき、甘やかし過ぎて不良化の可能性も拭えませんが…

「グラスの子みたいなのなら欲しいな、っていうか1人くれ。」

そんなネコか犬の子貰うみたいに…

「グラス少佐の所は子宝に恵まれてまして…」

「うちの女房獣人なんですよ。」

そりゃ羨ましい!共和国ではみかけませんでしたから。

「え?獣人亜人はモンスター扱いだったんですよ?」

グラスさん、獣人も亜人も居ない世界から3ヶ月程前にこちらに来たメタルモンスターですよ俺は。なんで失礼なこと言ったりしたら指摘してくださいね。

「宰相のフレイン・キャティもハーフフットだったかと…」

「あいつはレプラコーンですよ辺境伯。」

討伐対象の人種は差別しない方針なんで。そろそろジャンプしますね。

{3・2・1…ジャンプ!}

あれ?佳寿子来てんの?………ああナビゲーションの声をカスタマイズしてんのか。


《間もなく帝国領域に進入します。コスモマップのメモリを交換ください。》

{ジャンプアウト5秒前…4・3・2・1…ジャンプアウト!}

[だ?]

{こら幸治喋ったらあかん…ブツッ}

…何してるんだあいつらは…

『臨検である!そこのドラゴネット、停船せよ!』

「オゴウさん停まってください………何用かな?」

『輸入禁止品の臨検である!購入品の目録を…』

「偉くなったなハイラー下級近衛兵。」

『ラッ…ライン上級近衛兵閣下!』

「いや私よりカラミ辺境伯の方が怖く無いのかね?」

JUN、ガメラ、出動!

『ところで何故共和国に?』

「商売のネタなんだが…JUNおいで?」

「共和国の軍法会議放送で見たこと無いかな?あれをミヤビ様がいたくお気に入りでメーカーの技術者から借りて来たんだよ。」

JUNは首をかしげた後辺境伯の手に乗った。

『うわ~、かわいいですね。』

「供給ラインができれば1つ200ダラーで売る予定なんだよ。これはミヤビ様への手土産だけどね。」

『了解しました!臨検御協力感謝致します。』

「いやいや人を見て手加減するとかじゃいけない。ハイラーさん、これからも頑張ってくださいよ。」

「ハイラー下級近衛兵!早く上級になれ、貴様ならすぐだろう。」

『はっ!ありがとうございます!』

臨検兵が居なくなった後で辺境伯舌出してたけどな。

やっと第2章完結でございます。

{どーすんの?閑話入れるん?}

味方の方の登場人物紹介と…アマテラス対クトゥルーでも書こうか?

“でかした!それ書くのじゃ!”

{その場合ウチは?}

出番無いと思うよ?博士とか電撃作戦発案者が有るけど

「俺は?」

万能原子力ロボジェットジャガー役が有るぞ?

「次章、ここが相手の国の中?ご期待下さい」

ジェットジャガーそんなに嫌かコラ!

「なんで奇面組の豪みたいな顔にならないかんのじゃ!」

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