イセ神宮は伊勢だった
気が付けば30回目
本当にありがとうございます
また週2回更新に戻ります
イセ神宮です。
伊勢と書きたいけどイセ神宮です。
正確にはイセ星系主星アマテラスです…
「何でオゴウくん現実逃避してんの?」
何でおかげ横丁が有るんじゃ?
「レッドハッピー美味しいねアシッドお姉ちゃん。」
「うんうんいっぱい食べるんだよ?」
ライカちゃんとアシッドちゃんが食ってるの赤福だし…
<だいぶん思い通りになったな。>
やっぱり原因あんたかい!異世界神話アマテラス様天孫降臨シアターとか何作ってんだ?
{地球の内宮前おかげ横丁とおんなじやな…}
佳寿子も覚えてるか…
{赤ちゃん、あんたはお母ちゃんらがここに来た日にこさえたんやで~。}
おいコラ!
「はいは~い。休憩終わりよ~!お詣り行くわよ~!」
ぞろぞろと人10アンドロイド4の団体がおはらい町を抜けて神宮内宮に入る。
「あらあら…?」
元帥がふらついたんで参集殿に運び込むと…
“田力男と宇受売…それに思兼まで何故此処に居るのじゃ?確かにさっきオウデンが言っては居ったが…”
“これ尼寺!強制的に呼ぶなと言うとるじゃろ。”
あらオーディン様ご機嫌麗しゅう。
“おおタヂカ…小合、初詣かのう?”
“小合克己いや天田力男と小合佳寿子こと天宇受売…お主ら八意思兼まで連れて来たのかや?”
誰ですか?いや田力男の親とは知ってますが。
“はんどへるどこんぴゅーたに入っておろう?”
うちの子かぁ~!
“じゃからわしが祝福を授けると言うたに。”
って俺が天田力男?スポーツ下手なのに?
“その魂を受け継いで居るだけじゃ、さらにお主我が愚弟の魂も持っておるな?”
月読様ですか?
“そちらは城野博之じゃ!愚弟の方じゃ!須佐之男のバカタレじゃ!あやつ人の寝所で糞垂れおっての…”
畑荒らされたよりそっちが腹立つんだ…
“母様母様とぴーぴー泣いてた小童じゃったにのう…”
オーディン様…もしかしてアマテラス様って結構弟好き?
“神界いちのブラコンじゃよ。”
“おお祝福じゃったの、ついでじゃ、小合克己一行に上級守護を与える事により祝福に代える。皆また妾に会いに来てたもれ。”
“すまんのぉ、尼寺も自分の世界から来とるの見て舞い上がっとる様じゃ。わしからも全員に祝福与えたんで許してくれんかのう。あとナイトヮクヮルス、尼寺が此処に呼びたかったゆえ調子崩させてすまんかったのう。”
<赤ちゃんは男の子だったのか…しかも知恵の神格…>
いや城野さんも結構な…夜の神格だし。
「男の子だったのか…ちんちん付けといて良かった…」
おい博士!
「とりあえず神様が会いに来て下さったとは言えこちらからもお詣りしなきゃ不遜よね。」
一行は参集殿を出て皇大神宮御正宮から荒祭宮へ…ついでに子安神社にも…
「さて今度こそサークルグッドのすき焼きを…」
「いえ技官長!クリスマスのステーキです!」
<そこは元日から開いてるんですか?>
「「……」」
おい!まぁここまでならまた来ればいいけど…
「ねぇライカちゃん、今度は夏にでも来ようか。」
「はいっ!」
「イセ海老イセ海老。」
「三等技官!私は貝も捨てがたいと思うが?」
「ノマド博士!宇宙人の干物ですって!」
「感じからエイの干物っぽいですね。」
当たり!ガンギエイの干物だよ。
ライカちゃんに土産としておかげ犬サブレを渡す。
博士は…あんた何処で飲んで来たんだよ?
「振舞酒と缶ビール2本ストロングレモン1本。」
「オゴウさん、ケベ棄てて行きましょう。」
イエッサー!シーサー直しに戻る時に拾いますか?
《ダメです!3日も放っておいたら野生に帰ります!》
かくして元旦から酩酊撤廃錠が使われるのであった…
博士…もしかして結構アホと違いますか?
「学者ってアホでないとできないんだ…うぷ…似たような失敗を取り除く為に気の遠くなる回数の実験を…おえっ…」
「技官長、博士が凄く良いこと言ってる様に聞こえますが…」
「三等技官、そう言うときは目を閉じて音に集中するんだ。」
「ちょっとトイレ寄って…」
「最後の一言で全てを台無しにするのが先輩の偉大なところです。」
「ノマド博士…私叔父に嫉妬してしまいます。」
{ウヒヒヒヒ…}
佳寿ちゃ~ん、やおい妄想は止めろ~。
{愛し合う男と男…後輩を愛した女は先輩の姪だった…よし一本描ける!}
描くなと言っとるのに…
「新刊いくらですか?」
{アシスタントしてくれるなら無料で。}
「いえこいつらはシーサー直さなきゃならないんで。」
{提督は二人の相談役で…}
「こき使って下さい。」
自分は安全だと思って折れたぁ~!
<ああそれでサークル参加の申し込み用紙貰ってたのか。>
あんたも止めてくれ!
{克っちゃん、ベタは任せたで?15艦隊漫画同好会発足や!}
…俺隅っこでSF描いとくから…
<小合さん…そっちに交ぜて?>
「小官もそっちがいいな…」
“面白そうじゃのう、1冊届けてたもれ。”
{アマテラス様!喜んで!}
読んだら天罰落とされても知らんぞ?
「なんで仕事増やすのかしらね?」
元帥、俺も同意見です。
「楽しそうじゃないですか!あたしも描いていい?」
{提督も男性用に描くんやから艦長もこっちに描こう?}
「それってママが持ってるような本ですか?」
いやいやただの漫画だけどライカちゃんにはおっさん達の本あげるからね?
「いえママの本も裸のお兄さんがイチャイチャしてるマンガ…」
「ライカ!ちょっとお話しましょう!」
{あ~あ家庭にヒビ入れた~}
それなりにお前の所為だと思うが?あと城野さん18禁は禁止ですからね?
{ウチ18禁と全年齢描くもん。}
そうだこいつ月1冊上げてたんだ…
「あらあら部活扱いにする?」
元帥そんなの有るんですか?
「第8艦隊には鉄道研究部なんてのも有るわよ?」
{印刷代出そうやね?}
とりあえず200位刷ればいいだろ、最初は余るし。
売り切れたら予約表書いてもらって追加すればいい。
「…慣れてますね…」
生前佳寿子の手伝いさせられましたから…
<なるほど…>
「あ~!」
あ…子供が風船飛ばした…届くかな?
ビュン!軽く跳躍すると10メートルほど飛んでいた…風船の紐を掴まえて子供に渡してやる。
「もう離さないようにね?」
「あいがとーロボットしゃん!」
{ロボットのおっさん帰るで?}
お前もロボットじゃねーか!
{里帰りは楽しいか?}
そりゃめちゃくちゃ楽しい
{ありゃガンギエイの干物やったんか…}
ああ生前不思議に思ってたのか?
{おかげ横丁って赤福が経営してたんやな…}
シアターも赤福経営だぞ?赤福の赤太郎がチョロチョロ描いてあっただろう?
{お暇な方はこれ読みつつ伊勢神宮内宮を回ってみるとアマテラス様が罰を与えてくださるかも…}
なんでやねん?
{言わば日本の絶対神をブラコンにした罪、消えると思うなよ?}
でも天照大御神の配偶者は一説には須佐之男とされるって記述も在るには有るんだ
{そこは独身で貫けや!}
“嫌じゃ!”
{…何か来たでオイ…}
そらお前が出入り出来るなら神様なら簡単だわな
{えっ?そういう理由?}




