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俺が宇宙の戦闘機?  作者: ケモブキ
自家用宇宙艦
250/258

地面竜の招待

 〔何故我らを助けてくれる?〕

『俺はラミアも好きでね。』

{あかん!ナーガはん逃げ!白液○房の同人誌みたいにエロいことされる前に!}

『する器官が無いわアホウ!』

〔え……好きと言うのはそう言う意味で?

では八岐大蛇は誘っても乗って来ないから討伐した?〕

「0号……なんかもの凄い誤解受けてないか?」

{何を隠そうあのヒュードロボはおっさんの男嫁で……}


次の瞬間青っぽい水銀でJUNが包まれる。


[ごすじん、JUN黙らせとこうか?]

〔う?まさかグラトニースライムか?〕

[今はオリハルコングラトニースライムのクリムだよ。

娘のマインはヒヒイロカネベビースライム。

よろしくナーガさん。]

〔ああ……迷宮の神に文句言えるよこれじゃぁ……〕

『んじゃ俺がラミア助けたいって信じてくれるか?』

〔うむ、其方なら騙し討ちせずとも滅ぼす気なら堂々と皆殺しにできるじゃろう。〕

『しないってば。

ところでここの八岐大蛇はどんな奴?魔法攻撃だけでも判ればいいんだけど。』

〔地面操ってましたのう。〕

『土か……適材適所とは言え厄介な……』

{光と雷は既に片付いとるんで安心してな。}

[そう言えばJUNが1つ倒したんだってね。]

{光なんぞおっさんが無造作に掴んでクリムに飲ませてたがな。}

『地だけはそんなに簡単じゃないんだよ。

あのクソヘビを支えてたのが地で地震と土魔法を扱う……意外とテクニカルな奴で光みたいな思い上がりのパッパラパーでも雷みたいな癇癪持ちでもない。

俺単独で被害出さずに倒すのは無理だな。』

{おっさんが弱気なのは初めてやな。}

『単独ではな。

仲間が居れば完封できる。ちょっと集まってくれるか?』



「それだと0号と共和国勇者ヤバくないか?

既に泥のゴーレム着てるしよ……」

『それは大丈夫!地殻操作(ガイアドライブ)重ねがけしてるからあいつには干渉できないはずだ。』

{ようわからんがなんか複雑な事やっとるな?}

『だから30分は術掛けた者でも解除できん。』

{欠陥魔法やないか!}

「30分経ったら相手の魔法が効くんですか?」

『最初のゴーレムクリエイトに混ぜたガイアドライブが土に浸み込むからオリハルコン並に魔法弾くよ?

ただこれたぶん生物が入ると酸欠で死ぬんじゃないかと。』

{高速流星に帰ったら酔っ払いになんか作ってもらおう。}

『魔法関係は素人だぞあの学者。』

「お前ら博士を何だと思ってんだ?」

『まぁ酔っ払いはともかく、ナーガ、JUNと

クリム連れてラミアのコロニー行ってくれ。

こっから下はモンスター出ないんだろう?』

〔トラップは生きてるぞ?〕

『地竜やベヒモスがよくかからなかったな?』

〔器用に避けておったわ。〕

『ヒュード、ダンジョンモンスターってトラップ避けるの?』

「そんなわけ有るかい!

ほら見てみろ0号、トロルが串刺しになってる。

亜竜種だけ贔屓してやがるんだ。」

『贔屓で助けたんならまだ可愛げも有るけどな……

たぶん目的は生物戦車のつもりだろう。

小さい村なら5匹も居れば充分蹂躙できる。』

「極悪非道扱いか……」

『極悪非道なんだよあいつは!

だからクリムをラミアの方助けるのに行ってもらったんだ。』

「JUNは?」

『お前あいつが本気でふざけだしたら全部ひっくり返るぞ?

特殊技能(スキル)天地驚愕持ちなんだよあいつ。』

「なんでペットロボがそんなの持ってんだよ?」

『知らない間にアマテラス(おばはん)が面白がって与えたんだよ!

だから目の届く所に置いてんだ。』

「0号の人形好きがスパークしてた訳じゃなかったのか。」

『それもある!

第一あの形にしたのそれでだから。』

“楽しそうな話だな。”

『人死にの好きな奴とは話したくはねぇよ。』

“待て素戔嗚、吾はそんなの好きじゃねぇぞ?”

『お前が生贄にした7人の娘は生きたまま腹を割かれていたな。

贄の苦しみが味を深くするだったか?』

「とんでもない奴だな。」

『だから親子共々酒で命落とすんだよ。』

“何?”

『お前が飲み干した八塩折(やしおり)の酒、土着の神にしてお前の贄となった7人の娘と奇稲田(くしなだ)の父母、アシナヅチとテナヅチが呪いを込めて造った酒よ。

まぁバカみたいにカパカパ飲んで酔って寝てたがな。』

“おのれ素戔嗚!”

『はぁ、今まで気付かなかったのかよ?

本当に総身に知恵が回ってねぇんだな。

今から行ってやるから大人しく待ってやがれ。』

“6階程度を彷徨いていて何を言う!

すぐ吾の前に呼んでやるわ!”


通路の真ん中に転移魔法陣が浮かぶ。


『みんな飛び込め!直通だ!』

「相手怒らせて目の前に転移っていいのか?

ズルだってギルドに怒られねぇか?」

「兄さん……誰が報告するのさ?」

「その為のドローンカメラだろうが?」

「いいからさっさと行けドラッチ!」

〈せっかくのグレートマジンガーなのに……〉

『城野さん、どうせそれ壊れるんだよ?

いいから入んなさい!』

“来たか矮小なる者共よ!”

『あ!この野郎ゴーレムでボディー作ってやがる。』

“他人の事が言えるか!お前らこそ面白いゴーレム纏おって。”

〈小合さん、予想よりでかい。〉

『大丈夫、強度はこっちが上。

ヒュード、ナックルボンバー!』


ナックルボンバーであっさり砕け散る八岐大蛇1/8の角。


『おやおやぁ?角が復活しないねぇ?魔素が足りないのかなぁ?』

「0号!煽ってんじゃねぇ!」

『いいのよ、こいつも元は祀ろわぬ荒神、川と大地が協力したあと光、火、雷、金属、植物、精神が寄生した形。

つまりこいつは薄らでかいだけのバカなんだよ。』

“貴様何度もバカバカと……”

『あ?怒った?ごめんねウドの大木。』

“もう許さん!”

『そりゃこっちの台詞だバカ!

情けをかけて逃がしてやったら鬼生み出しやがってこの野郎!』


更に緊張感が高まるダンジョン最奥であった。

 と言う感じで来週に続きます。

{10分前に何書いとるか?}

聖女とやまブク上げたらヘロヘロになってね……

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