雑談タイム
{ある意味多彩な国の成り立ちの展示会みたいなもんやからな地球は。}
『それよりなんで共産国家目指したのかが疑問だが。』
{間違いちゃう?
本人絶対君主制の恐怖政治国家目指しててそのステップで共産制に移行したんやないか?}
『まぁ地球の似非共産制だからなぁ……富や権力が集中しようとした時点で共産制ってのは失敗なのよ。』
「何の話してるんですか?」
{あとでマトンせんせにでも聞いたってください。
あとあいつがどんだけの力持っとったんか知らんけど所詮爬虫類の朝知恵やろうに。}
『ふむ…JUN太、昔筑波に富士山を七巻き半する大蛇が居たそうだ。
だが村人達はその大蛇を恐れてはいなかった。なんでか解るか?』
「いつでも退治出来るからとか?」
「お客人、艦長のクイズは真面目に考えると頭痛くなるぞ?」
『{鉢巻きより短いからだ!}』
「はぁ、なるほど……」
「な?頭痛くなったろう?」
「ところでノワール姫は本当に生きてるのか?」
「オレたち戦闘機隊はほとんど世話になってるぜ。
お客人も知っての通り脳を食われてた奴ばかりだったからな。
クリム様のエリクシルとノワール少佐の治癒大のおかげでみんな生きていられるんだよ。」
「姫様の上げ底靴で?」
『それで助かる宇宙軍なら見捨ててると思うよ?』
「ああ、違いねぇや。アハハハハ。
ところでお客人、名前は?」
「ジョニー・ガタスキー特務警察警部です。」
「ああ……お客人、特務警察ってのは言わない方がいい。
特務警察に恨み持ってる奴も多いからな。」
「ああ、本官もそうだろうとは思ったがオーゴさんにもそう自己紹介したからな……
元々クレムリオス治安警察だったんだが飛ばされたんだ。」
「ならクレムリオス警察名乗りなよ。
特務警察はライコヌールの学生達やマトン先生しょっ引いたんでうちじゃ評判悪いんだ。」
『え?トラッシュ・ラクーンは親衛隊と名乗ってたけど?』
「それが特務警察の前身の名前で……トラッシュ?あのクズ野郎どうしました?」
『捕まってた学生保護した後施設を仲間が更地にして来ました。
今頃瓦礫の撤去してると思いますよ。』
「アハハハハ。そりゃあいい。
あの無意味な選民思想持って民衆虐めるしか能の無いゴミ野郎が……うぷぷ……」
「思い出した!
お客人牛にタックルして村人助けなかったか?」
「あの後なんで拳銃使わなかったかと怒られたよ。
ただあの時はロウディフェンダーの20口径LRだったから怪我させて暴れられたら民衆が危ないと思ってな……」
{ポリさんゴブリンみたいやな。}
「JUNちゃん、ワタナベさんはゴブリンカイザーだから普通のゴブリンとは全く違うぞ?」
「ゴブリンカイザー?」
「身の丈2メートル程のゴブリン最終進化態だよ。他にもゴブリナグラップラーとか……オサムちゃんはゴブリンクィーンでしたっけ?」
『なんとかもう一段進化させてゴブリンエンプレスに……』
「そりゃあクリム様をオリハルコンスライムに進化させた艦長だからできないとは言いませんがエンプレスなんて有るんですか?」
『デミウルゴス様が言ってたから在るはずなんだけど進化条件が不明なのよ。』
「相変わらず神様を友達扱いですか。」
『イメージ的には姉ちゃんの友達なんだよ。
おでん様とかも。』
「いやそれこの世界を救った三柱……」
「あ~、お客人、アマテラス様ならたまに遊びに来てるぜ。
ヒュードさんが熱心な信者だったはずだよ。」
『とは言え農耕神で狩猟神じゃないからなぁ……あとは太陽神が有名どころだけど迷宮探索者に何が役に立つのやら。』
「艦長、ダンジョンって明るいんですか?」
『場所によるけど結構薄暗いな。』
「じゃあそれだと思いますよ?
灯りの広さで敵がどのように隠れているか判りますから。」
『ただ灼熱の砂漠なんかも有るからねぇ。
地下2階が薄暗い墓場だったのに地下3階は目を焼く砂漠で地下4階は鬱蒼としたジャングルってのも普通に存在するんだよ。』
「何ですかそりゃ?」
『ダンジョンってそんなものなんだ。
全ての分別を捨てて挑め、それは神々の試練である。
って冒険者の心得の最初に書いてある位だからね。』
{わしは迷宮救助隊に向いてると思う。}
『お前は分別が無いだけなんで却下。
ってかお前多脚ボディー嫌がっただろうがよ。』
{タコみたいな?}
『虫みたいな。』
{なんでカブトムシやねん!}
『いいように考えるんじゃない!
スピードを生かせるゴキブリ型かアタッチメントで伸ばせるムカデ型お薦め。
何なら特殊カスタムでゴキタウロスやゲジタウロスでもできるぞ。』
{冒険者に攻撃されんかソレ?}
『何のために口が有るんだ?
アラクネの亜種ですがギルドから救援に来ましたと……』
{ギルド大嫌いな左手にサイコガンを持つ男が居たら?}
『その男ならそもそもダンジョンで行方不明にならない。』
{まいど!救援ロボでござぁます!}
『毎度遭難する奴がダンジョンに潜るか!』
「聞いてたら楽しい所の様に思えますが?」
{遊園地みたいな所やで?
入場料は自分もしくは仲間の命やけど。}
「その時点で楽しくない!」
「隊長さん、この人ドラゴン殴り倒して『弱いな』とか言ってたんですよ。」
「この人結構ドラゴンしばき倒してますよ?
うちの艦に居るリョークさんも殴り倒されたとか何とか。」
『問答無用で襲ってきたらそうする。』
「え?もしかしたら本官ヤバかった?」
「今首が胴体に付いてたら大丈夫ですよ……っと、ビーコンが出てるな。
こちらドギー、遊んでた艦長を連れて来た。」
“ドギー隊長お帰りなさい。
艦長!何してたんですか!”
『JUN太がネクロコンピューターと喧嘩してるの見てました。』
{おっさんがネクロコンピューター探すのが平和への地下道や言うて。}
『近道だ!誰が地下道だつったか!』
{ゆくゆくは梅田地下大迷宮みたいに……}
『それはクレムリオス市民に任せとけ。』
よしあと1時間だ。
{またのんびりしてたな。}
今月はやまブクの特別回も書かにゃならないのに……
{追い詰めたら書けると過信するな!}
はい……




