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俺が宇宙の戦闘機?  作者: ケモブキ
自家用宇宙艦
229/258

攻撃開始

明けましておめでとうございます。

旧年中は当小説をご愛読いただきありがとうございました。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

では惑星モスカウ クレムリオス大陸に攻め入りましょう。

 時は来た!


“地上班発進して下さい。

続いて提督並びに戦闘隊は発進準備願います。”

{でけてます。}

『おま……その宇宙服どうした?』

{インクとベルが作ってくれた。

ええやろ?}

『このメットは……ガチャカプセルか?』

{実は気密にもなってないなんちゃって宇宙服じゃ。

インスタ映えのみに特化しとる。}

『舌噛むから喋るな、戦闘隊発進!』

{エンジンのぉおぉと~♪}

『止めろと言うとるに……各機フルステルスのまま散開!

フルステルス解除後は散々目立って来てくれ。

バリアは開けない様に!

各人に通達、対人はショックレーザーのみ許可。

兵器が出て来たら各自の判断で対抗、全兵器の使用を許可する。』

{おっさんコレ何?}

『博士が付けてた音声変換装置。

全機フルステルス解除!』

「パラピポピー♪」

{面白い!}

『遊ぶな!』

「パラパ♪」

『各員示威飛行に移行!』

「パラピピポ♪」

{地上、大型ゴーレム確認!3体や!}

『戦闘隊電波発信している施設を叩け!』

「ピパラピピポピ♪」

{ところで第2戦闘隊は誰々入っとるん?}

『ルカ、オッタ、シール、エレフ、旧守備隊パイロットのポーラだな。』

{エレフくんやっと戦闘機乗れたんか。

前はチェイサー足らんかったから。}

“ルカ機、電波発信基地破壊。

ゴーレム稼働停止!”

“エレフ機、同じく、ゴーレム停止!”

“ポーラ機、同じく、ゴーレム停止!”

『各機地対空ミサイルに気を付けろ!

小合機はこれよりメインコンピュータを破壊する!

UFOフルステルス。』

「ポパピーピポパポピキューポン♪」

{おっさん、コレうるさい}

『即飽きて文句言うな!

勝手にスイッチ入れるんじゃない!』

{おっさん、あのビルから電波出とる。}

『屋上に転送、UFOは戦闘隊と共に帰艦。』

{どうやって帰るん?}

『最悪地上班に拾ってもらおう。』

{あ……ノープランやったんか。

ってここ守備兵居らんの?}

『部下を囮にして目的を果たす。

コレも悪の美学だよJUN太くん。』

{赤いドレス引き裂いてさり気なく踏みにじる程度の悪の美学じゃのう。}

『ムービンノン ムービンノン

奴が噂のウラシマ~ン~♪』

{おっさん、右に曲がったとこに2人!}

『ダースベイダーのテーマ欲しいな。』

{ジャ~ンジャ~ンジャ~ンジャ~ジャジャ~ンジャ~ジャジャ~ン♪}

『口で言うんかい!』

「止まれ!ここから先は立ち入り禁止だ!」

『{止まれと言われても~ 今では遅すぎた~♪}』


ガガガガガ!短機関銃連射!

の中を平然と歩いて来る小合。

やがて弾が尽き……


『気が済んだら通してくれないか?

人に危害を加える気は無いが邪魔されると仕方ないからな。』


そう言うと銃弾で欠けたコンクリートを握り潰す。


『ありゃ……一人失神したか……

あんた電子計算機の部屋まで案内してくれないかな?』

「うわぁ~!」

『逃げんでもいいじゃないか……』

{制圧できないもんが来たら逃げるわな。}

『電波はどこから出てる?』

{この階増幅器だらけでわからない。

1階降りとくれ。}


『降りたら人が多いんだが?』

{20人位は非戦闘員やな。

放置してもう1階降りる?}

『そうしよう。』

{あ!そこの壁の中に電気設備有るで。}

『ロケットパーンチ!』

{なんで腕のパルスレーザーか腹のタキオンレーザー使わんのじゃ!}

『壁に光学兵器拡散塗料塗ってあるから?』

{あ!ホンマに……でも鏡でレーザー反射しても8割は反射されへんらしいけどな。}

『20%でも油断してバリア解除してるユニットに当たったらヤバいからな。』

{ホンマは忘れとったんやろ?}

『ロケットパンチ打った後に思い出した。』

{配線の切断は?}


シュババババッ!


{ああなるほど2割でも結構パルスレーザー反射しとるな。}

『背後に5人ほど来とるな?誰だあんたら?』

「特務警察だ!貴様を逮捕する!」

『ふ~ん。

その装備レーザー受けても平気か?』

「そっちは44マグナム受けても平気か?

おっと振り向くな!」

『嫌じゃ!』


バババババゴォーン!

だが5発のマグナム弾はバリアで受け止められている。


麻痺雷撃(スタンボルト)!』


5条の紫電は5人の特殊警察官を撃ち据える。


『次は攻撃する、頭に白い布巻いて来い。』

{あの~、おっさん、言い辛いんやけど……}

『どうした?』

{ネクロコンピュータここやないわ。

どうも電話線でここの増幅器と繋がっとったみたい。}

『そうか……逃げるぞ!』

{ちょっと待ってんか。}


JUNは尻尾からマジックを取り出し……


「ぷらむぼーい参上」

『なに落書きしてんだお前は~!』

{こうしとくとトレンチコートにソフト帽の敏腕警部が追っかけて来るかなと。}

『銭形警部呼ぼうとすんじゃない!』

{もしかしたら変態仮面に会えるかも。}

『俳優の鈴木亮平と混同するな!

んで発信元は判ったか?』

{マスカウ川の横のパルナスのcmに出て来る様な屋根してない面白味のない建物の地下。}

『ややこしい言い方しやがったなこいつは。』

{クレムリオス大宮殿ってパンフレットに書いてある。}

『どこで取ってきた?』

{インクの上着のポケットに入っとって首都星マスカウのクレムリオスやったらこの地図あげる~って。}

『そういうものは最初に出さんかい!』

{さっき尻尾からマジック出すまで入れて忘れてた。}

『いつ宇宙服脱いだ?』

{UFOから降りるとき……おっさん泥人形。}

『クレイゴーレムと言わんか。』

{囲まれたで?}

「謎のメタルゴーレムに告ぐ。直ちに停止しろ!」

『嫌だつっとろうが!

ロケットパーンチ!』


発射されたロケットパンチはクレイゴーレムの頭を刈り取って行く。


{連射ブラスター使わんの?}

『そこまでの敵じゃない。』

{この塀の向こう側やで?}

『早よ言え。ロケットジャンプ!』


こうして特殊(特務)警察隊を振り切り小合達はクレムリオス大宮殿と呼ばれる伏魔殿に入っていった。

 はへ~……

{年始に要らん前後編書いてさすがに疲れたか?}

いやそうでなくて、こうなるとJUN太が結構勝手に遊び回るからな……

{なんで出した?}

あれ元々相棒役だったから。

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