教務主任の過去
{泪橋がダメなら真っ赤に燃える王者の印。
巨人のh……}
(バッカモ~ン!)
触れてもいないJUNが宙を舞う。
(風魔法一徹卓袱台返し!)
{チック~こんな風にこの変態ドラゴンはヒスおこすから気を付けろ~?}
『あほ共は放っておいて……チック君いつも考え方がユニークだね。』
「そうかな?普通だと思うけど。」
『帝国や共和国で勉強したくなったら言いなよ?推薦してあげるからね。』
「スイセンってトイレの?」
{そうそうバシャーって……}
(話混ぜ返すなあんたは!)
「お姉さんも先生なんですか?」
(先輩……この子かわいい!)
『チック君、そいつドラゴンだからさらわれないようにな?』
{変態緑星竜……神の眷属で有りながら子供が好き過ぎて天界を追われ今に至る。
得意技はストリーキング……}
「ドラゴン?
またまたプラムボーイ様僕らを引っかけようとして……」
(実は事実よ?変化!)
ドロンと5メートルくらいのドラゴンになるリョク。
{ギャルのパンティーお~くれ!}
(この世界の人がわからないギャグ飛ばすんじゃ無いわよ!)
「あああ………」
{チック、大丈夫やぞ。
漏らしてもおっさんとリョクの所為にしたるから。}
「凄い!
プラムボーイ様は本当にプラムボーイ様だったんだ!」
(良くわからないけど背中に乗せてあげましょう。)
{ホンマに子供好きやな……}
「イト……これは本当に……」
「ええマギー、伝説のプラムボーイ様ですね。」
『あ、すいません。で、教室なんですが……ええっ?』
二人は王への謁見の様に頭を垂れていた。
「失礼致しましたプラムボーイ様。」
「このドギー・マギー並びにアルマ・イト。
プラムボーイ様への忠誠を尽くします。」
『待ってください、取り敢えず頭をあげてください。
俺はただのアンドロイドです。
頭を下げさせる立場に居る者では有りません。』
{わしは実は後付け良心回路のJUN・クリケットと言うバッタの……}
『ありゃコオロギじゃ!
ってこっちの世界でピノキオの話してどうする?』
「ところで不敬罪のラインなんですが……」
『無いです、詳しくは教頭のマトン・ラムさんに聞いてください。
子供達はもっと伸び伸びと学んで欲しいんですよ。』
{ってあほが言っとりますんで。}
『ジミニー・クリケットは最期ピノキオが投げたハンマーで潰されるんだよな?』
{ほほほ捕まえてごらんなさい。
ふぎっ!}
(ま~あっさりロケットパンチで……)
「わわわ!
プラムボーイ様何それかっけー!」
『見ての通りメタルゴーレムだから腕外して飛ばせるんだよ。』
「火ィ噴いて飛ばせる腕か……プラムボーイ伝説には無かったな。」
{あのなチック、人間でも年取るとできる事増えるだろ?
このおっさんもできる事が増えて……}
『好き勝手言うなアホ。』
「おれも手ぇ飛ばせる様になる?」
『そりゃ俺やヒュードみたいになれば付けられるけど今の腕を切り落とすって事だからなぁ。
かなり痛いぞ?』
{ヒュード飛ばせるん?}
『飛ばせるけどあいつのは連射式ナックルボンバーだから詳しくは俺も知らんよ。
博士の新発明らしいし。』
「手ぇ切り落とすのやだな。」
『そのうち手袋タイプのロケットパンチ開発すればいいじゃないか、チック君自身の手で。』
「できる様になるかな?」
『しっかりきっちり勉強すれば頭の中に必要な物が浮かぶから頑張れ!
共和国の悪魔なんか事故で亡くなった恋人蘇らせるのに科学の道に入ったんだからな。
あのおっさんにできて君にできないはずは無い。』
「あと不思議なのはなんでおれたちに良くしてくれるの?」
『脱出とは言え君たちに宇宙や科学を伝えたのは俺だからね。
後始末位は付けて行くさ。』
(先輩変わらないわね。)
『リョク……いい加減人間態に戻ってくれ。
邪魔で仕方が無い。』
(ヒューマンフォームメイクアップ!)
{あほと狂気の全裸痴女戦士ドラゴンリョク!
龍に代わってお仕置きよ?
って服着とる!}
『そりゃドレスブレスレット付けてたからな。
油断しきった裸を曝さんでも普通に変身に合わせて着脱可能だ。』
{こっち来たときしばらく全裸で居たのは?}
『多分趣味。』
ガゴン!
{おっさんの張り扇はまだ配慮が認められるがあのオールドミスのは全力やったぞ?}
『ウム、奴はインターハイに出た空手選手に習ってたから素手で石割る位はできると思う。』
(あたしの敵はロボット軍団だったのか……)
{ダーク破壊部隊かシャドーロボット軍団か?}
『ララーシュタインの侵略ロボット軍団だと思う。』
(何という濃さなのよあんたらは!)
『同人活動してた奴に言われると悲しくなるな。
チック君ごめん、こんな教師しか見付けられなかった。』
「いや優しそうなお姉さんで嬉しいですよ。」
{チック、優しい奴はこんな可愛くてか弱いロボットを殴らん。}
「でもJUN先生壊れてもしないじゃん?」
{ロボットは壊せば良いという物でも無くてな……}
『あんな感じの奴なんですが大丈夫でしょうか?』
「ええ、JUNちゃんはともかくリョクさんは常にチック君を守れる様に動いてましたね。
逆にJUNちゃんはチック君に被害が及ばない様にしていて体格の違いでこんなに守り方が違うのかと。」
『ドギー先生は軍事教練か何かの先生でしたか?』
「いえいえ、その前の軍務時代にSPだったのでつい。
幻滅されました?」
『とんでもない。
子供達を守ると言う点についてはこれ程心強い事はありません。』
「イトも同じですよ。
そして民衆では無く貴族のみを守ると言う点において言った愚痴が槍玉に上げられたのです。」
『ああそれで不敬罪ですか。
我々はその様な事は考えておりません。
どうかお力添えの程よろしくお願い申し上げます。』
{意外と書くこと多かったな。}
連邦は徴兵制度が有るって書きたかったんだけどなかなか自然に話の中に出せなくてな。
ただ宇宙軍だけは虫の所為で兵士の最終処分場になってるのよ。
だからこそフィレ・カッツは呪いにより洗脳されてた。




