教諭を探せ
<PTA作ろうか?>
『TがリョクかJUNしか今の所居ないんですが?』
{誰がTウイルスやねん!}
『隅っこでゾンビ量産しとれ。」
{落ち着けるのは~すみっk……}
『歌うなアホタレ!』
{今度お婆ちゃんといっしょって童謡流そうかと。}
『例えば?』
{買い物ブギとか岸壁の母とか加藤隼戦闘隊とか。}
『チョイスが子供向けじゃない!
って言うかこっちじゃお年寄りもそんな歌知らんわ!』
「あの……プラムボーイ様。」
おずおずとマトン・ラムが手を挙げる。
『ああマトンさんすいません。
こいつの言ったの異世界の懐メロなんで……』
「いえ、そこでなく……童謡とはなんですか?」
{子供向けの歌と言うか子供が歌う歌と言うか由紀さおり姉妹の持ち歌と言うか……}
『ちょくちょく小ネタ挟むんじゃない!
連邦の歌ってどんなのですか?』
「歌と言えば大抵歌劇の歌か労働歌ですね。」
{それはいかん!}
(そうね、早く連邦に艶歌を広めなければ!)
『変態止まれ!では子守唄等は?』
「子守唄とは?」
{♪ちっちゃな頃から悪ガキで~}
(♪さぁ 眠りなさい~疲れ切った~)
『JUNアウト!リョク条件付きでセーフ。』
{なんでやねん?}
『赤ちゃん飛び起きて泣くわアホタレ!』
{これをまんが日本昔ばなしのお節で歌うと……}
(あ!本当に歌える!)
『実証実験すんな!
ってか知っててボケるな!』
「ああ子守唄とは子あやし歌ですか。」
『ええ、ただこんな不良教師なんで本当にまともにできるかどうか……』
するとアルマが挙手してきた
「プラムボーイ様、ドギーのお袋さんとうちの母親幼年学校の元教諭です。」
『そうなの?
何とか力貸してもらえる様に言ってもらえないだろうか?』
「と言うかカリキュラムマシーン見て二人共また子供教えたくなったらしいです。」
『え?んじゃなんで引退なんか……定年にしてはお若すぎるし……?』
「3級国家反逆罪……公に国家の悪口を言ったって事で身分剥奪の上子供を宇宙軍に入れろと……」
<酷いな……完全な君主制恐怖政治だ。>
『アルマとドギーのお母様は正式に教諭要請します。なおこれは飽くまで要請であり拒否も可能です。
拒否しても何ら不都合が起きない事をここに宣言します。』
{宣言は結構やけどドギー帰ってきたで?}
『お帰り、どうだった?』
「良くも悪くも初心者用ですね、スロットルレスポンスがダルいのと回転半径が小さく回頭が素早いのがその評価の基準ですが。」
『ありがとう、クロコはUFOの消磁が済むまで済まないがクレスタに乗ってて欲しい。』
「了解っす。
乗るもの無いより数倍マシっすよ。」
『それよりドギー、お母さん幼年学校の教諭だったって聞いたけど本当?』
「はぁ、国家反逆罪で解雇されましたが。」
『要請なんだけどもう一度教壇に立ってもらえないだろうか?』
「もし拒否したら……」
『え?ペナルティは無いよ?
教員の絶対数が足りないし良かったらやって貰えないかなと。』
「それプラムボーイ様が伝えた方が良くないですか?」
『見た目醜いから怖がらせないかな?』
「醜いと思ってるのご本人だけですよ。」
で、ドギーとアルマのお母さんがコーヒー飲んでる所に乱入して……
『お母様方の力を貸していただけないでしょうか?』
「「は?」」
『あ、失礼しました。
俺はこの艦の小間使いをしている小合克己と申します。
お二方はこの艦に子供が増えているのをご存知でしょうか?』
「はぁ、よくJUN様と遊んでいるのを見かけますが。」
『はい、そこでお二方が幼年学校の教諭だったとお聞きしました。
よろしければ子供達の初期教育をお願いしたいのです。』
「「わかりました、お引き受け致します。」」
『ありがとうございます!給料は月2000ダラー程度しかお支払いできませんが……』
「私は戦艦に子供が乗るのは反対です。
が、ここに居るのは家族ごと避難してきた子供達。
これは最良の脱出装置として戦艦を使っていると愚考します。
この老いぼれの力 お使い下さい。」
「しかし何故家族ごと引き上げたのです?作戦遂行には邪魔になると思いますが……」
『万が一あなた方の星が連邦政府に反逆者の汚名を着せられて攻撃を受けた場合。
御家族に被害が行くとその軍人、この場合ドギー大尉とアルマ中尉が自暴自棄になってしまうかも知れません、いわゆる俺の自己満足なんですが……
星ごと護れない俺を嗤って下さい。』
「自分を卑下しないで!
あなたは立派な兵士です。
どうか全員をお守り下さい。」
『ありがとうございます。
ミニゴーレムとドラゴンがあなた方の下に付きます。
JUN、リョクおいで!』
「あら?あなたはカリキュラムマシーンの……」
{制作もしてますが本職は水先案内人のJUNです。}
(緑星竜のリョクと申します。
子供達を不幸にしたらこのロボット潰そうと思って……)
パン!
『JUN太も潰せないのに俺を潰そうとするな変態!
子供達の視線は低いから下着ちゃんと付けろよ?』
{おっさん大丈夫や。
今は尻にブタの絵描いたパンツ穿いとる。}
(パンダよ!)
『いや絵はどうでもいい。
と言うかあなた方が教務主任でこいつらが教師になります。
もちろんあなた方が授業を受け持っていただいても大丈夫ですのでよろしくお願い致します。』
「プラムボーイ様、何してんの?」
『おおチック君、君らに勉強教えてくれるように頼んでるんだ。』
「え?本当?
先生達よろしくお願いします!」
{わしの授業は厳しいぞ?}
「JUN先生のが1番楽な気がする。」
{半分のリンゴと1/4のリンゴがあります。
全部で元のリンゴの何分の何でしょう?
カリキュラムマシーンではまだ言ってません。}
「3/4?」
{おお!正解!もっと難しくするか……}
『まだ教えてない問題出すな!』
(と言うかなんでわかったの?)
「リンゴ4つに分けて半分だから2つに1/4足して3/4。」
『考え方も完璧だった……』
{チックよぉ……わしと一緒に泪橋を……}
(変なネタに走るな!)
あと20分~!
{久々に遅れてるな。}
日付間違えてた~!
{知るかバカタレ!}




