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俺が宇宙の戦闘機?  作者: ケモブキ
自家用宇宙艦
215/258

駄龍暴走

 『JUN太、褒められてると思ってるのは気の所為だ。』

{そーなん?}

『例えば石を拾って来た奴が居たとする。

その石が石器作りに向いていたとしても石を拾って来た奴は別に偉いって訳じゃない。

その石を石器に使おうって発想した奴が賢かったんだ。』

{ちょっとは褒めろ。}

(あんた面倒くさい性格してるわね……)

{人間誰にでも短所は有る。}

『リョク、こいつ逆らいたいだけだから放置していい。』

{何故解った?}

『お前の製造者を甘く見るな。』

{ハカセは糖尿よりアル中の方が心配じゃ。}

『そっちは放置してても自力で何とかするだろ。

エリクサーも有るから。』

(あ!メイリアさんに禁酒言い渡されて飲用可能なメチルアルコール合成してたわよ?)

『無茶するおっさんやな……』

(エネルギー飲料「大二郎」だって。

あの人飲酒に全能力かけてるわね。

あとエリクサー配合して「墓いらず」ってチューハイっぽい物も作ってたわ。)

『第1格納庫行ってコンテナ開封しよう。おっさんの奇行聞いてても仕方ない。』

{戦闘隊喚んどこう、自分たちの機体だし。}



{これ開封ボタン押していいのん?}

(クレスタが重なって出てきて良いなら。)

『JUN、押すなよ?』

{振り?}

『違うわ!こんなとこでホームレスになりたいのか?』

{望むところ!}

『ハナちゃんやチック君やキトンちゃん達もJUNの所為でホームレスになるのか……』

{おのれ子供たちを楯に取るとは!

それでも正義の代理人(エージェント)か?}

『正義を名乗った覚えは無いが?』

(先輩魔王が1周して正義の味方してるようなモノだからね)

{邪王炎殺黒龍波打ってみてくれ。}

『できるかそんな技!

あほは放っといて開けるぞ。』

(内容物液晶ディスプレイに表示されるから……)

『任せた!』

{いきなり投げた?}

(ここで出しますをクリックして転送位置を指定して

最終命令でほら出た。)

『ドギー、あっちに乗り換える?』

「いや私は今のチェイサーの方が……」

『まぁみんなちょっと乗って来なよ。

チェイサーにそのまま乗るにしろパイロット育成して第2戦闘隊作るにしろ乗り味わからないと無理だしね。

あ!撃ち合いして来ないように!』

(後はシミュレーター2台とそれ用コンピューターね。

後はメンテ部品と子供たちの服と玩具とおやつの駄菓子と……)

{さすが変質龍……基本的に子供の事しか考えてない。}

『今更だな……高校時代から小学生見て鼻息荒くしてたのに。』

{地球の子供達は助かったのか……}

『1つの脅威は去った……

だが更なる脅威に曝されたとも言える。

こいつは気持ち悪いだけで傷付けようとか言う悪意は皆無だったのだから。』

{ああ細いガメラなんか。

つまりレオの入浴シーンなんかは危険なんやね?}

『レオは短毛の特徴でてるからなぁ……マヌルさんが長毛だからタイガ君も長毛っぽかったし。』

{タイガ君って誰?}

(レオ君のお兄さんでベフノ村の代官やってたでしょう?)

{ああ記憶がクラウドの方に行ってた。}

(中途半端に不便な子だね。)

{今月パケット量が定額分越えたから……}

(けったいな理で動いてる?)

『2000年代の人間に解る言葉で言ってる時点で適当かましてるんだこいつは。

基本的に軍用電波にタダ乗りしてるから金はかからんよ?』

{ついでに言うと惑星からの通信電波盗聴してナビの微調整しとるよ?}

(ああ!暗号解読機ってあんたの注文だったの?)

{有るの?たまにボギーとかゴーストとか言ってるから。}

『地球じゃボギーは敵機、ゴーストは正体不明の意味だったが国によって違うしな。』

「JUNちゃん、コードネームならわしが教えますぞ?

と言うかボギーもゴーストも使ってませんぞ。」

「俺たちならボギーは大型魔獣発見、ゴーストは見失ったって冒険者ギルドへの連絡コードだがな。」

「ヒュードさん、連邦の冒険者ギルドも同じですじゃ。

元々連邦のギルドは帝国の模倣から始まりましたでのう。」

(連邦が帝国ギルドのモーホーを集めて……)

{さすが変質龍……サラッと自分の趣味の方に話変えよった。

耳にグラフィックイコライザーでも付いとんのか?}

『腐女子と呼ばれた奴らには標準装備だぞそれ。

特に佳寿子と碧は鬼腐人と呼ばれた何処に出しても恥ずかしい同性愛愛好者。』

(貴腐人だ貴・腐・人!)

{変態趣味には変わらんわ!

おっさんやっぱりリョクはん子供らから隔離しとかんとあかん!}

(今更まともな振りしても過去の悪行は消せないのよ佳寿子ちゃん?

さぁ我々の理想郷(シャングリラ)をここに……)

{そんな爛れた夢は放ってしまえ!第一わしは佳寿子ではなくJUNじゃ!}

(委ねるのよ……あなたの中に有る呪われた血に!)

『本気で子供たちと会話禁止にしたろうか?』

(くっ……卑怯よ大魔王小合克己……)

<楽しそうな高校生活だったんだね……>

『今エルフ少女に転生してる増山さえ居れば抑えも利くんだけどね……』

{ああおっさんと合った途端殴り合ってた……}

(よし!あたしの性欲処理の為に修一連れて来なさい。)

{見境無くなったぞこの女!}

『ジャッジメント!汝罪有り!』


ゴン!小合の鉄拳制裁(げんこつ)がリョクの脳天に落ちる。


『最大の問題が顕現した。

これに子供たちを任せて良いかと言う問題だ。

利点としては地球で子供たちの行動を学びまた子供たちを守る事については全く安心していて大丈夫だ。

問題は今見て貰ったように暴走状態における倫理観の欠如並びに子供たちが怖がるかも知れない気持ち悪さ。

後はまぁ下着を着けない習性も有る。』

{シールのゴマが真似したらとんでもない事に……}

『ルカのキヌス君があいつの好みバッチリってのも恐ろしい偶然なんだ……』

{もう首刎ねて宇宙空間に捨てる?}

『無茶苦茶言ってんじゃ無い!』

{本当にギリギリやな……}

聖女とやまブク書き上げたらこっちの時間が……

{それが後40分の理由か?}

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