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俺が宇宙の戦闘機?  作者: ケモブキ
自家用宇宙艦
205/258

兵器を使いたがるんじゃない

 {あの惑星か?}

『まだ恒星系3つ先じゃ!」

{早くこのアンチコンピュータAI使ってみたい。}

『まぁ判らなくもないが……』

{どれだけの阿鼻叫喚が聞けるだろう。}

『対コンピュータ戦闘なんで無音の予定だが?』

{燃え上がる家屋と爆発する特殊霊波砲を見下ろしながら飛び去る謎の円盤から地上にメッセージが入る。

“地獄は満員なのだ”と……}

『全面戦争じゃないか!』

{今回はそこまでせんのか?}

『あのな……そんな戦争になったら1番かわいそうなの民衆だろうが!

ただでさえ宇宙軍を虫の餌に見ていた連中だぞ?』

{ああ、まずそこが気に入らなかったのか。}

『涙と悲壮感が特攻兵器のエッセンスになるんだ。

普段から決死兵器に載せてどうする!』

{………あれ?}

『戦場ではみんなが1枚の駒に過ぎない。

状況をひっくり返したりあるいは自分の命を賭けて味方を逃がす……全て魂が輝けば可能なんだが……あの虫では魂が輝かない。』

{佳寿子大変や!おっさんが狂った!}

『狂っとらんわ!

例えばノワールさんとドンさんだが最初に会ったときヘロヘロした飛び方だったろ?』

{覚えてない。}

『UFOのビデオで見てみろ、最初に来たときは飛び方に迫力が無いから。』

{脳吸われた影響か?}

『それも有るだろうけどな、今の戦闘隊みんなそうだったんだ。

虫の考えがノイズになってまともに動けなかった可能性が高い。』

{どういうこと?}

『ラジコンで機体を安定させるジャイロって装置が有るんだがそれを効かせ過ぎるとアクロバット飛行の妨げになる。

同じ事が虫の中で起こってたとしたら……』

{墜とすの楽やな。}

『パイロットにしたら堪った物じゃないぞ。』

{しかしそんなんでよく連邦を守れてたな。}

『だから機械文明を排除したとは考えられんか?

飛べるのが虫しか居なければ虫の優位性は変わらない。

飛ぶだけならアクロバット性能必要無いしな。』

{それうちの戦闘隊大丈夫か?}

『安定装置として全機ジャイロ載せとる。

着艦時最強で戦闘時オフになるように調整されてるのがな。』

{あの謎の地球ゴマはそう言う絡繰りやったんか。}

『そのうち不要になるけどな。

今は悪いけど全員補助輪付きみたいなもんだ。』

{おっさんのは?}

『一応付いてるぞ。

俺以外の操縦者の時は作動するようになってる。

レオ辺りは絶対UFO立てようとするはずだ。』

{あ~……ね~……。

んじゃ放っとく?}

『勝手に真似しようとして自爆まで見えるが……

どっかでみっちり教えなきゃいけないんだけどな。

その為にコスモバイクプロト2渡したのに。』

{アレなぁ……まともに乗って遊んでるかなぁ?}

『博士が付いてるから大丈夫……だと信じたい。』

{問題児と変態博士コンビを信じるとはおっさんは愚か者じゃのう。}

『うるせぇ!エリクサーも有るしメルト少佐のプロト3も有るから大事にはならないといいな……』

ヒ「お?ホームシックか?」

『いや餓鬼共元気でやっとるかなと。』

ヒ「なんだ、奥さんじゃないのか。」

『ありゃ叩き殺しても死なないから。』

ヒ「ごっそーさん、そこまで信用してんだな。」

『前世そう思ってたらあっさり地震で死にやがったからな。

今回は死ねない様に色々やってる。』

ヒ「待て!帝国唯一の復活(リザレクション)は奥さんの為なのか?」

『言ったら調子に乗るから内緒にして欲しい。』

ヒ「ガチか……」

{でもボディー潰した時は体中に帝国製軍用ナイフ刺されてたけどな。}

ヒ「それは仲が良過ぎるんだな。

男女の問題は他人には判んねーからよ。」

{わしもよう判らん。

取り敢えず刺されてきもちよくなる趣味ではない様だ。}

『何処でそんなの覚えて来るんだ?』

{ソアラとアシッドの持ってる漫画から。

最近はメイリアがちょいちょい読んでた。}

ヒ「スパイかこの子は?」

{外部探査ユニットですんで得意分野でおます。}

『まだいろいろと勘違いしとるなこいつは。』

ヒ「でも普通にアシモフユニット付いてないだろう?」

『今回みたいに国に喧嘩売る場合人を傷付けるなとかナンセンスだからね。』

{いやアシモフ博士の考え方は肯ける部分が多……}

『アシモフユニット付けたらアシッドちゃんに捕まるぞ?』

{アシッドがモフモフユニットやったんか?}

『普通に違うわ!

人を罠にかけられない様になるんじゃ!』

{つまらん装置やな。}

ヒ「寧ろ絶対必要な装置じゃないか?」

{一応わし良心回路(ジェミニィ)とかいうのは付いとるよ?}

『完全に安全装置無しで放り出せるか!』

ヒ「良心回路って共和国の天才が作ったって言う……?」

『ヒュード会ってるだろう?ソアラちゃんだ。』

ヒ「いや……お前の知り合い伝説的な人ばかりなんだが?」

『不思議だな?俺ただの凡人なのに……』

ヒ「凡人が国に喧嘩売りに行くか!」

{ヒュード、地球の諺に

宇宙ではあなたの叫び声は誰にも聞こえない

ってのが有ってな。}

『そりゃ諺じゃなくて映画(エイリアン)のキャッチコピーじゃバカタレ!」

{今日もギリギリか……}

やまブクダイアリーと2日連続なんでそれまでに書いた分に左右されてるのがな……

{んで慢性的脱水症状やって?}

まだ呼ぶなよ?

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