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俺が宇宙の戦闘機?  作者: ケモブキ
自家用宇宙艦
203/258

危ない物が有るようで

 {ただの水なんで気にするな。}

『イメージでヨダレとして出されたら汚いわい!

ただの水でも股間から出されたら嫌だろうが!』

{チグリースはレオの注文でサバイバル用水分は股間から出るようになってるぞ。}

『そんなカスタム請け負ったの誰じゃい?』

{博士が嬉々としてやってたが?}

『あいつから精密ドライバーを取り上げろ!』

フ「……プラムボーイ様見ててたまに思うんですが……」

チ「共和国の悪魔とか帝国の悪辣皇帝とか全部大嘘で実はユートピアが広がってるとか……」

[チック君変わったねぇ。

前なら帝国や共和国の人間の言葉なんか信じられない!

とか言いそうだったのに。]

プ「言ってました。

特にお姉ちゃんが軍に連れて行かれた後とか。」

チ「だって……連邦は今まで腹いっぱい食わせてくれなかったから……」

{チックチック、もうちょっとしたらおっさんが面白いおやつ作ってくれるからな。}

チ「JUN先生、マジで?」

{テンタクルズ小麦粉と焼いてボールにした物とか興味あるか?テンタクルズが嫌いなら同じ製法の小っこいケーキなんかも……}

チ「キヌス兄さん、テンタクルズって食えるの?」

キ「うちの親父とか酒のあてにしてたよ。」

チ「いやおれ酒はちょっと……」

ヒ「そうそう、酒は大人になって舐める位でいいんだ。」

{ヒュードは酒好きじゃ無いからな。}

ヒ「酒好きなダンジョンエクスプローラーはなかなか帰って来ないからな。

結構判断間違えてダンジョンに喰われちまう……」

『あ!キトンちゃんそれ触らないで!ビリビリ来るぞ。』

ボ「オゴウちゃん、こっち改造終わったわよ。

は~いみんな~、こっちで飴ちゃん配るわよ~!」

フ「しかしプラムボーイ様、この作業子供達に見せる意味は有ったのですか?」

『今までの宇宙艇は虫だったでしょ?今度からは機械に変わる所を見て欲しかったんですよ。

虫の悍ましさは知ってるでしょうしね。』

フ「それを伝える為の蛇螺さんでしたか。」

『人間を喰う兵器など許してはいけないんですよ。

この世界にはまだ有りませんが断末魔砲って惑星破壊兵器が有りましてね。

生贄砲とも言いますが生物が生きようとする力をねじ曲げて絶望に至るエネルギーを撃ち出します。

これを使うと霊的に宇宙が死にます。』

フ「そんな物が有るんですか……」

『害虫10匹で人間3人は殺せます。

命が平等ってのはこの事ですね……もっとも宇宙艇の虫も台所のゴキブリも命の大きさは一緒なので小虫や小動物を使った方が効率が良いみたいですが。』

フ「その情報を教えるって……もしや?」

『はい、連邦政府はその製造に着手しています。

H3L型集団農場(コルホーズ)はその雛形です。

そして発射管制は連邦政府唯一のコンピューターネットワークに接続されている可能性が極めて高い。』

フ「では一刻も早くネットワークに侵入を……」

『JUNはそれで連れて来たんですよ。

あいつには最終停止コマンド Cogito ergo sumを持たせて有ります。

俺が貴方達の敵かも知れないって言ったのはそう言う事です。

貴方達の最終兵器を破壊しに来たんですから。』

フ「プラムボーイ様……いやオゴウ准将。

もしH3Lコルホーズの内部資料並びに全部の位置が判れば中の人間は守れますか?」

『催眠状態に無い限りは。

その為に俺は来ましたので。』

フ「ではブリッジにおいでください。

H3Lコルホーズの全資料をお渡し致します。」



{明日の農業を担うとはなかなかええスローガンやな。}

『使い古されて腐っとるがな。』

フ「これが全天候型H3Lコルホーズです。」

{なんで屋根あるのん?

畑に屋根要らんやろうに。}

『急な嵐にも安心とか書いてるが……この屋根の下が呪力チャンバーとして稼働するっぽいな。1本飛び出してる煙突が呪力波砲口になるんだろう。』

{屋根の下がチャンバーになる理由は?}

『パルスレーザーが下向いて付いとる。

ありゃカラス撃つんじゃ無くて人間撃つんだろう。』

フ「そこは重度犯罪者用施設です。

まともな政治家家族が入れられたりしてます。

そこの政治家マトン・ラムは必ず我々の助けになりましょう。」

『救出パイロットはノワールさんとドンさんどっちが適任ですか?』

フ「は?」

『政治犯マトン・ラムの追加裁判が行われるので護送に来たで脱走できるでしょう。

ついでにJUNを連れて行ってコンピューター狂わせて来るといいかも。』

フ「なるほど、では2名共に行ってもらいましょう。

奥さんと子供が一人居ますので。」

『よくお二人のメカ虫副座だったことだな……』

フ「この計画で行くと次の恒星系になります。見た

目だけでも甲虫型母艦を……」

『ドロンボーに緊急依頼、甲虫型母艦の外装をアンドロメダマ号へ。』

ボ「あの~僕ちゃん達カブト虫嫌いなんですけど?」

『そこを何とか!』

ア「いいねェ、ボヤ!ニセメカブトンだよゥ!」

ド「そう考えると気分もいいでまんねん!」

『ご家族救出はドギー達に任せてこっちは政治犯脱走計画だよ!

張り切って行こう!』

「「「「アラホラサッサー!」」」」

『まー、カオーくんもすっかり染まって……』

{わしもなんかするんか?}

『コンピューター狂わせて来てくれ、記憶装置潰していいから。』


かくしてコルホーズ破壊作戦は始まったのだった。

作中の断末魔砲また生贄砲は椎名高志氏のGS美神極楽大作戦また長谷川裕一氏のマップスを参考にさせていただきました。

{アイディア枯れたか。}

枯らそうとすんな!

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