舐めた戦闘の後に
ヒ「すまねぇ、よく解らねぇんだが……」
{銀河系破壊爆弾みたいな邪神のトップを2柱城野さんの結界内に寝かしてあります。
これで彼は神にも悪魔にもなれる。}
<なりたく無いわい!>
{マジンガーのユニットに入ってながら?}
<無敵のスーパーロボットを操縦したいんであって兜甲児の気分を体験したいんじゃないから。>
{お許しくださいドクターヘル。}
<JUNと忍者組み合わせてあしゅら男爵をですね……>
『有るよ?』
<{え?}>
『右半身と左半身で出力が違うがな。
だいたい右1対左1.25位かな?』
<なんでそんなややこしい仕様に?>
『こいつ大人しくさせるのにその程度の出力差は必要だから。
なお現在それで0.8相当、一歩間違うと頭痛の種がパワーアップするけど?』
ヒ「なんで要らん方面に全力尽くすんだ?」
『仕事も遊びと同じ位一生懸命やれと死んだ爺ちゃんが……』
ヒ「なら仕方ねぇ。」
<なんで?>
ヒ「先祖の言い付けをしっかり聞いてる孝行者じゃねーか。」
{ヒュードロボ……スサノオの祖父って言及あれへんで?}
『いや小合の方の爺ちゃんだ。
死ぬ間際のボケまくってた所為で遊びと仕事の順番が正しいのか逆なのかわからんが。』
{なんじゃ治平衛はんの方か。}
『だから知らないはずの知識俺の中から引っ張って来るんじゃない!』
<そういえば僕この子がどういう物か説明されてないんだけど?>
ヒ「0号の後付け破壊防止回路だろう?」
<そうでなくて!この人形の出典がね。>
『大波デジタルエンターテイメントのバトルゴッデスってフィギュアシリーズの忍者型フブキだよ。
リリースが2008年12月26日だから阪神震災組は知らないと思うけど。』
{しかもわしは人気投票で発売された珍しい可動フィギュアだったのじゃ。}
『おかげで発売時から旧型扱いだったがな。』
{人気投票参加ありがとうの赤いマフラー持ってた癖に何抜かす。}
『オリジナルはおしとやかな言動してたのに…何でこうなった?』
{親父の教育が悪い。}
『うん、それは俺も解ってるんだよな。』
{と言いつつ張り扇を用意するな!}
ゴ「漫才用に作ったんですか?」
{外部探査ユニットです。
城野さんのマジンガーと同じです。}
<うちのマジンガーは大人しいけどな……>
{で、邪神預けたの解決した?}
『何で落ち着いてから蒸し返す?』
{新しいバトル展開になるかなと。}
<まぁ暴れ出したら小合さん放り込めばいいかな。>
{がんばえ~!}
『おのれも行くんじゃ!』
“むいー!むいー!むいー!
虫型戦闘機急速接近中!
各自ブリッジに集合してください!”
{来ました!}
フ「どうも向こうも試作戦闘機出してきたみたいでしてな……」
『玉虫……いやゴミ虫かな?』
ヘ「機影は8、無人機だと思われます。」
『戦闘機隊発進!
交戦は俺が行くまで待機!
アンドロメダマ火ィ入れといて!小合出ます!』
ド「何なんですかねアレ?」
『強行偵察機の可能性が有るのよ。
みんな油断無く行こう!パルスレーザー発射準備!』
{キスカは?}
『成分研究されると利かなくなる可能性が有るから今回はパルスレーザー主体で、UFO部隊GO!』
だがパルスレーザーは金属光沢を持つ外装に弾かれる。
『ミサイルファランクス装着済みは何機居ますか?』
ド「ミサイルは全機未装備です!」
{アニメ作っとらんとミサイル付けりゃ良かったな。}
『ミサイルファランクス。
ホーミングペンシル16基装填……Fire!』
{ペンシルではまだ動いてる!}
『UFO部隊!
ペンシルミサイル着弾痕にパルスレーザー照射!
できますか?』
ド「任せてください!
ほら野郎共行くぜ!」
{わしも行く!スカイ1発進!}
『バンカーバスターペンシル使えよ?
UFO部隊!アホが玩具で行ったんでできるだけ撃ち落とさないでください。』
{イヤッホ~!}
ド「指令、ありゃ落とせません。
レーダーで確認するのがやっとです。
肉眼では捉えきれません。」
『邪魔にならないなら放置してください。』
{おっさんおっさん!
バンカーバスターペンシルお薦め!
着弾痕外れても爆発する!2匹始末した。}
『よし一遍帰ってこい。
あの博士の作品だから不備は無いと思うが。』
{了解、ダイバー1、ビーコンを出してくれ。}
『ハイハイ……意外と使えるのかあのスカイ1。
UFO部隊。バカ帰投。思い切りやってくれ!』
{あ~楽しかった。}
『そうかそうか、ファルコンミサイル装填……Fire!
みんな~、ごめんね~。
帰艦したら順次装備武装刷新するから許してね。』
とか言ってる間に残ったゴミ虫を掃討していたUFO部隊であった。
{対地攻撃用はどうすんの?}
『マーヴェリックとコパーヘッド6ずつとホーミングペンシル、バンカーバスターペンシル各1コンテナ、ファルコン12でいいかな?』
カ「あの……光学兵器の方も……」
ボ「大丈夫よカリオンちゃん、荷電粒子砲が撃てる様にするわよ。
普段はパルスレーザーで操縦桿のスイッチ一つで切り替わるわよ。」
ヒ「そう言えばボヤさん科学者だったな」
ア「ボヤ~、コックピットメカ付けるんじゃ無いよゥ?」
ボ「何を言う?おれはやる時にはやる男だぜ?」
{おだてブタ~!}
ア「JUNちゃんが追っかけてるの何だいィ?
このスカポンタン!」
『みんな~、もし攻撃の途中で囃し立てるメカが出て来ても無害なんで放置して下さいね~。
厳密に言うとJUNが捕まえてる様な……ボヤッキーさんオロカブが走ってる!』
ゲ「隊長……帝国の方々って凄い環境で戦闘してるんですね……」
『これドロンボーだけなんだけどな……』
ボ「気は紛れるわよ?」
ヒ「いや紛らわしてどうすんだよ戦闘中に……」
ヒュードのぼやきが一番もっともであった。
今回の敗因(負けてませんが)は敵の虫を舐めきってパルスレーザーだけの機体で迎え撃とうとした事です。
と言うか味方メカの改造回忘れておりました……




