ここが宇宙の研究所?
早速のご感想ありがとうございます
作者大変感激しております
ちなみに作者ちょっと入院しています
機械の入院ってこうかなと…
人殺しとか私には子供が居るとか血も涙もないのかとかボロクソに言って来やがった…笑顔でワイヤー切る所だったぜ…
{そこで切れないから二流のソルジャーなんやおっさんは。}
「誰がソルジャーだ誰が!大体人殺しって軍人がいたいけなコンピューターに吐く言葉か!」
{旧型やと思われたんちゃう?}
んで牽引艦待ってるんだが…自航しろよと。
{あ?ムリ。おっさんが切ったワイヤーの所為でイグニション感知したらボカンの確率85%。}
母艦がボカン…
{アホな事言うとらんで帰ろうで?}
飽きたなこいつ。
{いや、ウチはAIなんで飽きたりせえへんけど?20分もじーっとしとるん嫌になっただけ。}
「それを飽きたと言うんだ。」
{飽きたと言えばきりたんぽにハタハタになまはげに…}
「なんでお前は日本の秋田名物知っとるか?」
{あ…ちょっと言いにくいんやけど…}
「どうしたよ?」
{そこ居ると牽引艦に潰されるで?}
「早よ言えバカタレ!」
とりあえずフルダッシュした。
{引き渡しも終わったし帰るで。}
「どこに?」
{ハイハイナビしたるよってあんじょう飛びや?}
「真っ直ぐでいいのか?」
{んでそこの小惑星右に。}
そろそろ何かやるぞ…さっきのアステロイド左とか…
{5分前に通りすぎた恒星系左に。}
「想定外の事やりやがった?」
ナビ…恐ろしい子…
「んでどこに向かってるんだ?」
{ケベ万能工学研究所。}
名前だけで逃げたくなるなぁ…あ、コース・ケベ博士なのか…
「どんな博士なんだ?」
{悪い人やないんやけど…メカフェチで幽霊好きな50代?}
普通に変人じゃないか。
{機械バラす時に「組まれたままの姿を見せてごらん」とか言いよるし。}
「あ、それ俺も言うわ。」
{案外おっさんとお父ちゃん気ィ合うんちゃう?}
何故だろう?合ったら終わりのような気がするんだよ…
「ときに研究所って、俺大気圏に降りれるの?」
{君の機体に大気圏を突破する力は無い…残念だが…}
「乗らないからな?」
{いけず~。そこのステーションがそうやで。}
母艦よりちょっと小さい位の宇宙船だった。
{研究所よ!私は帰ってきた!}
何でテンション高いの?
《貧しさに負けた?》
{いいえ世間に負けた。}
「この街も追われた、いっそこのまま死のうか。」
《意味不明なワードが入りました。パスワードを変更します。》
{おっさん~!}
「ごめん、つい…」
《京橋はエエとこだっせ?》
{グランシ○トーがおまっせ。}
ここ未来の大阪じゃないのか?
《声紋並びにパスワード確認。おかえりおちびちゃん。》
{ただいまマザー!航行コンピューター起きてくれたよ!}
《ああさっきの声が!私はマザーアーム制御コンピューター。
この研究所を取り仕切って居ます。》
「ポッドの航行コンピューターの小合克己です。」
《歓迎しますオゴウカツミさん。》
「ちょっと待ったぁ~!」
白髪で下駄履きの小太り眼鏡が走って来た。
「オゴウカツミくん…君なんでパスワードの全文知ってるの?
完璧に言ってたよね?」
「ああ俺一応転移者か転生者か言う異世界人ですから。」
「え…と…?」
{お父ちゃん事実やで!おっさんのメモリーに入ってる知識が凄いねん!あとむこうじゃお父ちゃんと同年代…}
「いやいやメット脱いでないからわからないだろう?」
{なんでウチがご主人からおっさんに呼び方変えたと思とる?おばちゃんの方がええんかな?}
「いやそっちの趣味はない!」
「オゴウカツミくん…1度調べさせてもらえないだろうか?」
「い…痛くしない?」
「すぐによくなる!」
{この二人は…}
機体から外されました…毛虫みたいなポッドだったのね…装甲無いし…
{一応360度全球体方向に移動できるようにノズルの林になってるさかいな。}
あれ?ナビ付いてきた?
{ウチおっさんと物理的に切り離されへんで?ウチの領域おっさんのメインCPUの中に有るから。}
「トイレ行く時も一緒か…」
{ほほうトイレ行くとは器用なコンピューターやな。}
行かなくていいらしい。
{あと廃材置き場の物勝手に使って何か作ってもええからね?マザーに接続されたら研究所の機能使えるからいろいろ作れるで。}
んじゃナビの外部偵察ユニットでも作るか…
《さぁオゴウカツミさん、お母さんと一緒になりましょう?》
「博士~!このマザーのセリフ狙っただろ!」
「独りでコンピューターに向かってると、こういうことをしたくなる。これはおふざけではない!男のメルヘンなんだ!」
「まぁわからんでもないけど…」
{おっさん変態~!}
《あらあら変態なのね?》
「納得いかん!俺より博士だろ?」
{プロフェッサー、コー、スケベやで?}
「コース、ケベじゃないのかよ?」
「それはただの本名、コー、スケベは魂の名前だ!」
《ご立派です》
ぎんがをどこまでとんでいったらこいつらからにげられるだろう…
{マザーとお父ちゃんの所為でおっさん壊れかけとる!}
《では接続開始します!》
最初は白い空間だった。
まず「俺」が確認できた。
そして周りが色を帯びて行く…
1970年代の民家に…
{か~っちゃん遊ぼ!}
幼なじみの池田佳寿子だ…30になる前に地震で死んだ…
そう言えばナビみたいな性格してたな…
80年代に移り90年代…佳寿子はノストラダムスの大予言を信じてたフシが有ったな…
そして俺は独りになり2008年純子を預かる。2010年20年…
純子は両親が迎えに来て実家に帰ったな。
嫁姑戦争はいいが娘に被害出すなよ渡辺…
2001年にパンナム生き残ってたら宇宙の旅は実現してたのかな?
アトムとかエヴァンゲリオンとか実現しなかったなぁ…
1980年。すでに人類は地球防衛組織SHADOを結成していなかったし…
「なかなか壮絶な人生送ってるな…」
《大半フィクションだと思われます。巨大ロボットのデザインがガラッと変わりますから。》
「一応この記憶全コピーで、いろいろ興味深い物があったし。」
《巨大ロボットですか?》
「惜しい、乗り物変形ロボットの方。」
《どうするんですあんなの?》
「敵の目の前で変形したらビックリするぞ?」
《イロモノ兵器を作ろうとしないで下さい。》
「最悪オゴウくんを組み込もう。」
《やめてあげてください。》
「アンダーソンくん、おはよう。」
「博士何故オールバックにサングラス?」
《あなたの記憶の中の映画が気に入ったみたい。》
「あとは君の機体を何にするかだが…ああ自動拳銃は除外してくれ。あんな小さい中に組み込めない。」
どんなもん観てたか想像できるな~。
「スタースク○ームかバル○リーか選びたまえ。」
「変形ロボ一択か!オー○スとかガン○ッドはいかんのか?」
「地上移動体の意味がね…フレ○ダータンクならわかるんだが。」
《{ええ加減にせぇ!}》
あ…ナビとマザーに突っ込まれた…
「航法サポートAI通称ナビの名称変更。KATUMI AND DEEP UNKNOWN CAPTURE ORGANS、カツミと深層の不明物を採集する臓器、略してKADUCO…カヅコと呼称」
あんな性格してたなぁ…海行くのに山見えたからなんでって聞いたらインター降りてすぐの道曲がり間違えてたり…
いや佳寿子の話はいいか。
カヅコの外部ボディー作らねば…
よく考えてみたら病院ではなく実家でした
主人公マスオさん化の危機…は無いですね
スペースサ○エさんやる脳味噌は持ち合わせてないので
次はカヅコの外部探査ユニット制作の話になるかと…
{普通にボディーくれ!}
それ本気で悩むから止めれ…つーか出てくんな
あと本日もう一編投稿させていただきます
どうかお楽しみに