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俺が宇宙の戦闘機?  作者: ケモブキ
2 やっと宇宙の艦隊勤務
19/258

ブラックホールで光速突破

博士解放したら一緒に遊びに来ると約束してオカヤンコロニーを離れました。

「次は第15艦隊に合流してください。」

「了解しました提督!」

{第15艦隊は現在エイティ星系惑星ナギャ軌道上で待機中。}

はいはい近所までジャンプしますよ…っと!


{5…4…3…2…1ジャンプアウト!}

ジャンプアウト!えっと世界樹(リンデンバウム)はどこに?

《戦闘機隊発進!急速接近中!》

「あああれが宇宙戦闘機クラッシャーか…格好いいなぁ…」

《戦闘機隊より入電!貴艇の所属を述べよ》

「カヅコさん、返信、己が力で示してみよ!」

あ…自分の戦闘機隊に喧嘩売ったこの人…

《戦闘機隊兵器装填!》

「提督、こっちもパルスレーザー使っていいですか?」

「うん、ミサイルファランクス以外ならいいよ。あいつらの天狗の鼻折ってやって!」

教科書通りの威嚇射撃、当てるつもりはないので悠然と進む。

次は誘導射撃、連行したい方に誘導するのだが…ちょっと甘い!ロールして射線を外す。そろそろ本気で来るかな?あ…ミサイルが来た。パルスレーザーガトリングで撃墜、一番前を飛んでるクラッシャーの腹の下に逆さまになって貼り付く。

「提督どうします?世界樹(リンデンバウム)前まで飛んでから正体明かしますか?」

「それいいねぇ!お願いできますか?」

「はい喜んで!」

《超高速機動モードに変更!慣性力キャンセラーフルパワー!》

わざとクラッシャーの間をジグザグに飛ぶ、何か撃とう物なら外すと味方に当たるのだが…ミサイル撃ってきたよ…避けたら味方に当たるのに…パルスレーザーで撃墜、螺旋を描いて戦闘機隊を抜く!

世界樹(リンデンバウム)兵器起動しません!》

「そう言えばこの前ケベや元帥がこれに乗ってたの覚えてるのも居るか…」

「でも提督、面白かったですね~!」

「オゴウさん、またやりましょうね!」

《{あんたらだけでやれ!}》

女性陣には不評でした…

「カヅコさん、打電、出迎えご苦労、アッシャーホワイト。」

{入電、提督!あんた何考えてんだ!タイレルメイスン。}

「打電、新しい仲間の実力を知って欲しかった、怒らないで。」

{入電、いいから早く帰ってこい!その艇は4番格納庫へ。この前元帥が乗ってた艇ですか?}

「打電、そうあのときの機体、クルーは後で紹介する。」


…4番格納庫って艦橋の裏じゃないか…俺とカヅコは白衣を着せられて提督と一緒に歩く、ノリコはELFに入って俺の胸ポケットに入っている…何か場違い感が凄い。

「やぁみんな、ただいま~!」

凄く軽いノリで挨拶する提督…

「報告します、先ほど正体不明機(ボギー)が戦闘機隊と交戦、超高機動で味方戦闘機隊を突破するも味方機の放ったミサイルを避けた後に撃墜、交戦の意思無しと見なして旗艦への接近を許可。以上です。」

あああれやっぱり落として良かったのか。

「全艦隊に映像通信!ただいまみんな、新しい仲間のオゴウカツミさんとイケダカヅコさん、助手ユニットのELFことマザーだ。彼らは客員技師として来てくれたが、操縦の方もさっきの戦闘機隊とのいきさつを見てくれたら一目瞭然だと思う。不幸な事故でサイボーグになってしまっているが仲良くして欲しい。」

「オゴウカツミです、上司のコース・ケベが行方不明のため第15艦隊のお力にすがる事になりました、どうかよろしくお願いいたします!」

{イケダカヅコです、ややこしい立場の上ウチは記憶喪失らしく隣のロボットも誰か判らん状態ですがよろしゅうお頼み申し上げます。}

《助手ユニットのマザーアームです。主にオゴウとイケダの漫才を止める仕事をしております。この身体はオゴウが改造した人形ですが、力仕事以外はひけをとらないと自負しております。》

「ロボット言うな!」

{屑鉄?}

《変態止まれ!》

「こういう楽しい人達なんでよろしく頼む。映像通信終わり。」

で、次は元帥からの指令か…

ピピピピピ!

「クヮルス元帥から入電!スクリーンに出します!」

「アッシャーちゃん!すぐにイセ星系フミタ星ワイト大陸まであの二人連れて来て欲しいの!」

「打電、アッシャー了解しました。フミタまでの航路確認」

「移動性ブラックホールがヨッカイチックコロニー付近に発生、世界樹(リンデンバウム)で避ければ2日かかります!」

「艦隊はヨッカイチックコロニーに急行!市民を守れ!オゴウさん、レスキューチェイサー発進!」

「了解!」

《第4格納庫隔壁オープン》

「レスキューチェイサー微速上昇!」

{はい地図。}

「ありがと!ヨッカイチック至近までジャンプ!」


「しかし凄いタイミングで元帥の通信来たなぁ…」

「あ、あれノリコさんの仕込みです。」

{ウチらの自己紹介をノリちゃんが軍事電波で元帥のガブリンに流してたんやわ。}

「このユニットそんなこともできるのか…」

{近いチャンネルやと混線の恐れが有るんが難点やね。}

「今更ながら君たちが勇者だと思い知ったよ…」

{まだ完全や無いけどな。}

「いいAIが欲しいよな…」

《ジャンプアウト5…4…3…2…1ジャンプアウト!》

「ジャンプアウト!ってなんだこりゃ?」

機体が横に落下する感覚…

《移動性ブラックホールの重力圏に接触。引き込まれるとアウトです。》

「重力面垂直方向にジャンプ!」

《ジャンプ成功。重力圏を抜けました。》

「ジャンプ中の進路変更は可能?」

《不可能です。》

「重力カタパルトで抜けられるかな?」

「オゴウさん…言葉から嫌な予感がするんですが…」

「要するに重力圏の引力を利用して加速し離脱するんです。メインコンピューター演算開始!」

《演算完了。10メートルずれると離脱不可能もしくはコロニーに衝突です。》

「ブラックホール位置を世界樹(リンデンバウム)に報告!完了次第重力カタパルトに移行!」

《報告完了、レスキューチェイサー規定速度に加速。》

「慣性力キャンセラーフルパワー、試算コース進入、3…2…1…ジャンプ!」

ん~?通常より揺れは大きいかな?

《レスキューチェイサー光速突破!現在フルブレーキング中。》

{現在フミタ星に高速接近中。どないかせぇ!}

「フミタの重力と大気を捉えてブレーキにする。演算開始!」

《演算終了。3度フミタ方向に移動を要す。》

「うおおおぉぉ!コズミック慣性ドリフトオオォ!」

頭の中で鳴り響くDEJA VUを裂いて呆れた声がかけられる。

{普通にそうなる様に噴射したらええんちゃうの?}

あ…そう言えばそうだ…

{今UFOどうなって飛んでるん?}

アポロチョコで説明すると黒い部分を前にしてる

普通ジャンプはピンクの部分が前方向くんでジャンプアウトの減速姿勢で超光速移動中

{ジャンプは光速移動やろ?}

うん、ギリギリ物理法則が適用される

{この前気分次第とか言うて無かったか?}

現在は俗に言うワープ状態だから物理法則は二日酔いでダウンしてる

{よく判らん!}

奇遇だな、俺も判らん

{UFOが光速突破したんは?}

引力に引っ張られながらジャンプしようとしてたのが引力無くなったから急加速しただけ

{ここは設定説明コーナーか?}

男50代喋り場コーナーだが?

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