盛り上がってまいりました
『クリムは言うこと良く聞いてくれるのに……』
{その代わりクリムはわしの言うこと聞かんぞ?}
[まだ実はJUNはゴブリンだと思ってる。]
{オサムの同族かわしは?}
[ゴブリンの方が礼儀正しいよね、ナベさんとかジュンコちゃん見てると。]
{ゴブリンってスライム食うんや無かったか?}
[核噛まれないように気を付けながら腹の中食い荒らしてやると吸血肉食スライムになってた。
あれ食べられるだけだから楽にゴブリンハント出来るんだよね~。野生の王国バンザイ。]
{野生と言うには悍まし過ぎると思わんか?}
[食うか食われるかの最中にそんな悠長な事言ってられない。]
{それもそうか。}
[あと湧き水飲んでもスライムが居ることがあるよ?
1つ2つならそのまま排泄されるけど5匹も居れば人間死ぬからね~?]
呑気に恐ろしい事話してるな。
[山の清水や井戸水なんかだと冷たすぎたりしてスライム死んじゃうんだけど、たまにお腹の中で成長したスライムが宿主気に入ってこっそり使い魔してたりするよ?]
{病原性アメーバかお前は?}
[JUNはペストパンデミッカーだよね?]
{実はネズミとはちょっと違うんや。尻尾が太い。}
[いつも思ってたんだけど何が入ってるのさ?]
{今はコンピューターへのアクセスケーブルと護身用ショックガンだけ、普段はプロトンライフルとか……}
[意外とガチの戦闘メカだったんだね、着ぐるみ着て子供にウケそうな人形さんなのに。]
{クリムELF見た事有る?
戦闘能力あっちの方が高いんやで。}
[中身は誰?]
{ノリコはん。}
[ならJUNの方が危険だね。
JUNは何するかわからない怖さが有るから。]
ノ「さすがプラムボーイ様の使い魔とユニット。」
ヘ「漫才までできるのね……」
ド「フィレ将軍……これ絶対に帝国や共和国に勝てませんよ。
こんなスライムやナビゲーション人形規格外どころじゃありませんや。」
[でもJUNは本当は携帯電話なんだよね。]
{失敬な!バリヤーも張れるわい!}
『いい加減漫才止めんか!コジョさんとテンさん休めないだろうが!お二人はゆっくり食事とってお休みください、部屋はノワールさんに任せていいのかな?』
ノ「プシィが生活班兼任してますが実質砲撃長のアルマに丸投げしてるっぽくて……」
ア「生活班は旧艦隊のアルパ、ギニー、マーモ、フェニー、マエナの5名です。マエナが部屋割りしてますよ。」
マ「あんたたつ取り敢えず飯ば食うべ?部屋はおらが分けちょるけん心配なか。まんず腹いっぱい食うがよかばい。」
……どこか地方惑星のご出身みたいだな……
{洒落た文句に振り返りゃお国訛りのおけさ節。}
『お前も充分大阪弁酷いからな?』
{さよけ。}
『まぁ停船中で良かったよ。飛んでる最中なら誰かに負担かかったかも知れないからな。あとマエナさん、全員の出身地わかるかな?』
マ「そンれはアルパがはぁやっておりまンす。あとおらみたいに地方惑星たらい回しの孤児もはぁ居りますんで……」
フ「宇宙軍戦闘機隊は決死部隊なのです。
親や身内の無い者、没落貴族、重犯罪者……連邦では未来の無い者が死んでいく為の集団、捨てられ部隊なのです。
私たちの実家は謀略で取り潰し、ノワール少佐のノイマン王家はこれも連邦に合わないと離散。
恥ずかしながら我々はプラムボーイ様に縋るしか……」
『あ!ちょうどいいかも知れない。
皆さん、最悪の場合アルトラパン・メイプルリーファーに身を寄せませんか?』
ド「あの……アルトラパンってエルフの王家なんですけど?」
『この艦にディクリウス・アルトラパン・メイプルリーファーが乗ってるし妹のミラリオスは聖女として惑星ミッドフラワー漫遊中だよ?
最悪そこに連邦暫定政府作ろうかと思ってたし。』
{ホンマやで?わしとクリムは一足先に行って見てきてる。
公爵の……水戸はんやったっけ?}
『ミツクニ公爵だ!その人の婚約者のヒロコさんがちょっと呪われてたんで魔力与えて帰ってきたんだ。』
ノ「いつの間に……?」
{先日コスモバイク乗ってふらっと出て行った時、公式にはアマテラス探しに行った時やね。}
ノ「ああ輸送コンテナにキスカ付けた時の……」
『うん、その時。
一応俺帝国の外交官特権持ってるらしいんでね。
地上と宇宙ステーションの両方に住んでくれる人探さないといけないんだけど……アレ?』
ノ「アルパ!そちらの区分けも頼めるか?」
アル「当然だよぉ!まさかプラムボーイ様がそこまで考えてくれてたとは思わなかったよぉ。」
『ただしこの計画はみんなで生きて帰らなきゃ意味が無い。
みんな、死なない様にね?』
オー!プラムボーイ!プラムボーイ!プラムボーイ!
{みんな!あかんで!あんまりおっさん称えると恥ずかしがって出て来んから!}
『恥ずかしがってるんじゃなくて今は作戦行動中なの!
もうすぐ皆さんの前に醜い機械の体曝しますけど見捨てないでね?』
{でもおっさん他の宗教神みたいに信者を守る力は無いよな?}
『その代わり仲間を守る力は無限だ。
だから絶対絶命のピンチでも諦めるな!落ち込むな!くよくよするな!必ず助ける、助けて見せる。
それがスサノオの神としての矜持だ!』
{んで今作ってるアニメは恐怖物か?}
ノ「何ですかそれは?」
『共和国で子供が喜んでる番組をちょっと大人向けに作ってるんだよ。
あと知恵と勇気で特殊陸戦部隊を探せってのも明日からやろうと思う。
これは遊びだから相手傷付けたりセンサー使ったりしちゃダメだよ?
ポスターは明日食堂に貼ってもらうからよく読んでね。』
ノ「こんな航海初めてですよ……』
『たまには変わってていいんじゃない?どうせなら楽しく行かなきゃね。』
ド「兄さん……これは……」
フ「連邦宇宙軍が変わるのだ。
私はこんな組織にこそ命を捧げたいと思う。」
『だから捧げるな~!
全員生きて楽しんでこその勝利なんだからね?』
{間に合いやがったか……}
なんで残念そうなんじゃ?
{そろそろ遅れるかなと……}
勝手に予想すんな!
{でもいつ頭動かん様になるか……}
そこまで年寄りちゃうわ!




