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俺が宇宙の戦闘機?  作者: ケモブキ
自家用宇宙艦
183/258

早々に秘密兵器投入

 マ「JUNちゃんが普通に仕事してるのが違和感有るねェ。」

{わしとてふざける時は弁えとる。今がそうじゃ。}

『今ふざけたら宇宙空間に放り出すぞ。』

{とクソ親父がご機嫌ナナメなので遊べんのじゃ。}

ヒ「ああ、俗に言うメスガキって奴か。」

ゴ「兄さん何それ?」

ヒ「生意気な小っこい女の子って意味だ。」

オ「ゴンザ、ドラッチは間違ってるから外で使うなよそんな言葉。」

{で、わしはメスガキなのですか?}

オ「君も気に入って使うんじゃないよ?」

『心配すんな、お前は性的に見えないからな。』

オ「0号さんはまともに理解してるようだ。」

<え?僕その言葉知らないんだけど?>

『そりゃ帝国の俗語(スラング)だからなぁ。って言うかJUN、お前ブリッジからチャットするな。』

{これ通信代タダやろ?}

『仕事の最中にチャットするなと言っとる。』

{カウントダウンのお知らせ。あと3600秒。}

『1時間と言え。』

{連邦宇宙軍の皆さんが着艦しまっせ?}

『ビーコン射出、トラクタービーム解放。やっぱりミリタリークレスタ間に合わなかったのね。』

{ノワールはんとカッツはんの(ホースフライ)着艦するで。あ!博士から伝言、みんな気を付けて行っておいで。以上。今おっさんの影武者が喋っとる。}

『そろそろノワール機とカッツ機発進だな……』

{ノワール機、カッツ機発進。ブリッジに吸着、アヴェンジャー緊急発進!}

『アヴェンジャー緊急発進。アイハブコントロール!』


ブリッジに(ホースフライ)が取り付きアヴェンジャーのコントロールを奪った様に見せる。


{通常速域全速前進。エルロントリム右!}


高速流星(ハイウェイコメット)からの砲撃!ただし擦るだけで当たりはしない。その部分の装甲は未交換のハニカム・チタン合金でありコズモセラミックと特殊樹脂による最新のプラスチック装甲板ではなかった。


プ「ラッタが凄い機動したにゃ。」

ラ「いや、あれは……」


ラッタのコンソールに字が浮かび上がる。


『力が入って振りすぎたとでも言ってください。』

ラ「すいません、力入ってトリム振りすぎました。」

{航行コンピューターがポンコツやさかい仕方おまへん。アポロが月に行ったときにもう存在しとったから。}

プ「JUNちゃん、アポロとか月って何ですかにゃ?」

{プラム親父の記憶の中にあった使い捨て宇宙船と天体の名前ですな。だいたい50年位前を想像して欲しいです。}

フ「そう言えばこのアヴェンジャーは48年前のでしたか。」

ヘ「あら?思ったより古いのね。」

プ「人の脳みそ喰いながら5年で死ぬクソ虫とは違うにゃ。」

ド「まったくだ。UFOは操縦性快適性機動性安全性全てクソ虫と比べ物にならない。」

ヘ「あらドギーお帰りなさい、少佐と中尉連れて来た?」

ノ「ん~、でも戦闘機隊リーダー(あんた達)はUFOやクレスタ(旧型機)じゃなくてケベ博士が新しいの作ってくれるらしいわよ?」

エ「残念、UFO操縦しやすいのに。」

ラ「もっと扱いやすくなってたりしてな。」

カ「そう言えば知らないUFOが停まってたけど?」

ド「カリオン、あれプラムボーイ様の愛機だよ。」

{今はわしが預かっとります。中に小型機入れとるんで。}

ク「中は違うのですか?」

{あれ元々博士の自家用なんで冷蔵庫が設置されてます。中身は酒抜いてジュースだけやけど。}

ゲ「ジュース?」

{ミヤビはんらも乗るさかい仕方ない。}

デ「なんか凄い事になってますね。」

{皇帝一家はアンドロメダマと同型のインペリアルガルーダ有るんやけどなんかあまり乗らんのよ……っと、そろそろ補給基地に着くで?}

フ「悠然と入ろう。操縦に慣れて無いと言えば大丈夫だ」

{通信OK!フィレはんお願いします。}

フ「こちらフィレ・カッツ。残っている将兵は居ないか?助けに来たぞ!」

“フィレ大将閣下ですか?小官は基地守衛隊のオスト大尉であります。”

フ「おお!オスト大尉、良く生き延びて居てくれた!他に残存兵は居ないか?」

オ“当基地の残存兵は整備兵15、守衛隊6、以上!”

フ「そうか……では只今より当基地を放棄する!オスト大尉、残存兵を集めドックに集合せよ、ジャンクは居ないか?」

オ“失礼しました!ジャンク7体がおります。”

フ「ジャンクも連れて来てくれ。特効薬が見付かったのだ。なお当艦は帝国より接収した特殊空母である。迎えにドギーとエレフとクロコが接収した円盤型戦闘機で迎えに行く。」

オ“了解!通信終わります。”

フ「さてJUNちゃん……」

{ジャンクって何?}

ノ「虫の餌用人間よ……腐ってるわよね。」

{ノワールはんの魔法にかかっとるんやで?あとエリクサー取りにいくん付いてきて?カッツはんも。}


ぞろぞろとJUNを肩に乗せたノワールの後に全員付いてきている。格納庫に入って……ドギー、エレフ、クロコはそのまま友軍救助に向かう。


{開けゴマ!}


小合のUFOが口を開ける。


{クリム居る~?}

[居ない。]

{大変や!高速流星まで取りに行かんと!}

[で、何?]


操縦席からシルバーのスライムが顔(?)を出す。


{エリクサー7本ちょうだい?}

[怪我人ならぼくも手伝おうか?]

ノ「虫の餌にされかけてたのが7人居るんです。」

[コップ7つ出しといて?食堂に有るから。ノワールさん、先にハイヒール忘れないでね?ぼくも行くから。]

カ「ああ、何でプラムボーイ様のUFOが有るのかと思ったらクリム様が来てくれてたのか。」

[ドンさん、様要らないよ。ぼくごすじんの使い魔でしかないから。]

フ「皆!こちらがプラムボーイ様の使い魔、神のスライム、クリム様である!」

[だからフィレさん、様要らないって。]

{クリム、お前が担ぎ上げられてる方が作戦やりやすそうやぞ?}

[本当に悪いネズミだよねJUNは……]

{キツネじゃ!}

[ってかぼく出てきて良かったの?秘密兵器らしいんだけど。]

{まぁその辺はおっさんが考えよるやろ、人命最優先じゃ。}

[JUN本当にいい加減だよね……]

1時間前に上がりました。

{いや見なおさんと、先週戦闘機隊にエレフ入れるん忘れてたやろ。}

余ったアルマ何処に入れよう?

{知るか!}

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