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俺が宇宙の戦闘機?  作者: ケモブキ
自家用宇宙艦
182/258

遠足前夜

 『難しい事じゃないんですよ。例えば連邦じゃ竜騎兵って居ますよね?それがUFOに乗ってると思えばいいんです。人を襲わない機械の竜にね。』

デ「その辺が連邦人には難しいかと。」

『厳密には違いますが機械は草食だと考えてもらえればわかりやすいと思われます。自分の意思で人を食うことはあり得ません。もっとも機械自体勝手に動く事は無いのでイメージ的には自身の移動能力や運搬能力を向上させる魔道具と思った方が良いかも知れません。』

デ「その考え方のほうがわかりやすいですね。どうしてもゴーレム使ったりしてますので。」

『あと……みんなどこに隠れとくの?それとアンドロメダマ号は……』

ボ「エレベーターで待機中よ、エネルギーも満タンよ。僕ちゃん達はエレベーター横の乗組員待機場所占領しておくわ。」

『やっぱり帝国の艦はドロンボーの皆さんが詳しいね。』

マ「実は艦内カメラも無いんだよゥ。作戦に使えそうだから報告上げなかったけど改善必須だねェ。」

ヒ「あとオレっちのゴーストバギーもアンドロメダマに積んでもらってるぜ。さすがにシャレコウベバギーほどパワーねぇけどな。博士が用意してくれたんだ。」

『昔乗ってた奴かい?』

ゴ「いやヒュードロクーペじゃなくて多人数乗れるバギー作ってくれたんですよ。そのままドボコンに出られそうなのを。」

『ゴンザレスくん、それ壊していいからね。』

オ「どうしたんです0号さん?」

『あのおっさんドボコン出る気だ……多人数って事は下手したらノマドさん達巻き込む気かも知れない。』

ヒ「まぁそう決まった訳じゃなし、単に連邦の酒が欲しかっただけかもよ。」

フ「JUNちゃん居ますか?」

{1個で良ければ。}

フ「そろそろ航宙図のチェックお願いしたいんですが……」

{了解。ブリッジに帰ります。}

ボ「頑張ってね!」

『笑って帰りましょう。では。』



{ただいま~!}

フ「館長席の横に特別ナビゲーションシートが

作って有りますよ。」

{ダンボール箱なのはともかくなんでエサくれって書いてあるんだろう?}

ラ「あ、それアシッド技官長が嬉々として書いてましたよ?」

{ラビィさんありがとう。あいつ今度泣かす!具体的にはコケコッコーと……}

プ「それはヘン少尉だにゃ。」

{あれ?最初のレスキューチェイサー隊みんなここに居るの?}

ラ「ドギーとエレフは戦闘機の方が良いとチェイサー隊に残りました。あの時コ・パイのヘンとディアーがブリッジに来ましてチェイサー隊はドギー・カリオン・クロコ・エレフ・ゲックの5名です。あとこの前の30名は見習いでチェイサー隊に6名ずつ乗っております。」

{ごめんねミリタリークレスタ遅れてて。何なら艦の方に乗ってくれててもいいからね?}

へ「あの……JUN様、1つよろしいでしょうか?」

{ヘン少尉、わしの事はJUNちゃんと呼んでください、わしは単なるペットロボに過ぎません。あと作戦前に全員集まれますか?うちのおっさんがどうしても言っておきたい事があるらしくて。}

フ「総員ブリッジに集合せよ!」


2分後……


{んじゃいきまっせ~!VTR回転!}


③……②……①……


『小合克己です、大っぴらに言えない事なんですが無理はしないでください。正直に言って連邦人民よりあなた方の方が大切なのです。とはいえ皆さんは連邦を背負って立つ兵士、連邦の為に命を投げ出すのを厭わない勇者ばかりであると思います。

だからこそ余計に無理はしないでください。1つ2つ作戦が失敗しても皆さんが無事ならまた作戦を立てられます。いいですね?自分の身を守ってください。失敗したらまた作戦立てればいいだけですからね。あなた方の無事のついでに作戦成功を祈ります。』

フ「なんて人だ……作戦の失敗は自滅の可能性もあると言うのに……」

{ヒレカツはん、自滅の1回や2回であのおっさん潰れると思います?あのおっさんが1番堪えるのは知り合いが死んだ時ですわ。今のビデオも正直におっさんは人民よりあんた方が大事と言った、これは共和国や帝国の人民でも同じです。あれは知り合いを、仲間を守る事しか考えてませんよって。}

フ「フィレ・カッツです。それで兵士達の家族も連れて来いと仰ってたのですか。」

{まずは残存虫部隊の蹂躙、これは手の空いた時でええんや。首都星の味方政治家の救出と兵士家族の救出が1番で考えとくんなはれ。だんだん辺境に向かって救出作戦を決行していく事になりますがこれは連邦政府の手の者に身柄拘束されやすい順番ですわ。ほんじゃアヴェンジャーに接続開始(コネクト・オン)!}


JUNからアヴェンジャーの中枢コンピューターに入り込みシステムチェック、ドロンボーとワーナーブラザースは上手く隠れている。ん?ドロンボー技師として同行させても良かったか?等と多少の反省をしつつも決行の時は近付いて来る。後12時間もすればこのアヴェンジャーは帝国艦で初めて連邦に入る艦になる。


『ヒュード?こちら胡散臭いロボット、応答求む。』

ヒ「こちら貧乏臭いロボット、どうした0号?」

『今艦に取り憑いた。以降その辺のコンソールから通じるぞ。』

ヒ「本当にお化けかお前は?」

『はっはっは、我はプアリッチなり』

ゴ「貧乏なお金持ち?」

『いや貧弱な悪霊の方でお願いします。』

オ「いやいや0号さん……あんただけは貧弱名乗っちゃいけねぇですよ?」

マ「そうだよゥ。あんたが貧弱だったらボヤなんてどうなっちまうのさァ。」

『いやそうでなくて……首都星で暴れる時の匿名にしようかと。』

<マントとバトンと骸骨マスク付けたら呼んであげる。>

『あ!やっぱり城野さん判ったか。』

<貧弱の部分が引っ掛かったけどやっぱりそうか!>

『彼に比べりゃ貧弱だろう?』

<普通はヒーローと貧弱比べしないよ?>

『フハハハハハ!』

<笑いたいだけだろう?>

『笑ってもいいじゃん、城野さんもロケットパンチ撃ち放題だよ?』

<ククク……小合屋、お主もなかなかワルよのう……>

マ「サイボーグ2人が遠い世界に行っちまったよゥ……」

{ホンマにギリギリにしか上げんなぁ!}

あと10分か……だんだん頭が回らん様になってるな…

{寝過ぎか?}

何でやねん!

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