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俺が宇宙の戦闘機?  作者: ケモブキ
自家用宇宙艦
177/258

小合の帰還

 佳{何で逃げようとした?}

『何で捕まえた?』

J{婿の尻を追いかけようとする嫁の(さが)か?}

佳{あんたは黙ってぃ!どうせなら何でみんな連れて行かん?}

J{可愛いエルフ幼女と殴り合う為じゃ。ほれ?}


“『『アチョオオオオォォ!』』


増山の蹴りを小合の脛が、小合の突きを増山の肘がそれぞれガードしている。それはすぐに抱擁に変わり……”


録画を見た佳寿子が小合を殴っていた。


『こらJUN太!絶妙な編集するな!佳寿も良く見ろ、これ増さんだ!』

佳{え?……何でメイド服着てるん?}

『そこまで知るか!』

J{めくるめく元男同士の愛情に目覚めたんやないか?}

『お前も要らん事言って掻き回すな!あ、デクさんこの子あんたの妹さん。』

デ「ミラリオス!知らない間に大きくなって……」

ノ「この子は?」

『中身は俺の友人なんだが外っ側はこの爺さんがどこかで拾った死体だとか言ってたな。』

佳「死体って……」

『あ!このパン持ってきた姐ちゃんリッチだそうだ。んでこのチビちゃんニーズヘッグ。』

城<から~んころ~んからんからんころん♪>

『うん俺もそう思った。こっちのおっさん中身リッチのホムンクルスだしな。』

佳{胸の大きい姐ちゃんが居るな。}

『おおオークの子らしいぞ。』

佳{ほんで根本的な疑問なんやけど、アマテラスはんホンマに神力尽きてたん?}

『それについては言い訳だろうな。言うほど神力は減ってなかった。ただ着いた時は敵に二正面作戦取られてたが……普通に隔離結界張ってたからなぁ……』

佳{本人に聞いたらは?}

『意固地になって言わないと思う。何か見せたい物が有って呼んだっぽいんだよな。』

ヒ「聖女パーティーってどうなんだ?」

『まずドラゴンスレイヤーが3人、メスオーク、射手、魔術師、忍者、聖騎士、あとは聖女とエインヘリヤル、リッチとゴーストっぽいのも居たな。』

ゴ「なかなかの布陣ですね……」

オ「ゴンザ、心配すんな、そこと喧嘩する訳じゃねーよ。寧ろ仲間だろ。」

『向こうが魔族平定してる間に連邦平定してくれってさ。』

ケ「双方結構な無茶振りだねぇ。」

ノ「先輩、アマテラス様とフレイヤ様の力量の違いでは?」

『いや、神に力量の違いが有ったとしてもやるのは飽くまで人……つまりあいつらは勝手な事を言ってるだけ……』

“誰が勝手じゃ!”

『あんた。それはともかくオサムが強いって?』

“おう、先代の神殺しの魔物じゃからのう。”

『普通にクリムに出来そうだが?』

“あやつ普通に神の領域に入っとるわ!お主に判りやすく言えばウボ=サスラに近いわ。別種産んだんじゃからのう。”

『オリハルコンスライムがヒヒイロカネスライム産んだのが?』

“そりゃお主が手伝ったからじゃろ?メタルスライムからは通常のスライムしか生まれん。オリハルコンスライムがオリハルコンスライム産むとか奇跡じゃ。”

『そうなんだ……』

“お主判っとらんじゃろ?”

『ほとんど。』

“待っとれ!レオ呼んでくる。”


レ「師匠、呼んだ?」

『ああレオ、教えて欲しいんだがメタルスライムからメタルスライム生まれるよな?』

レ「え?生まれないよ?飼育実験でメタルスライム育てても生まれたのは青いベビースライムだったって聞いたけど?ねぇシェーナさん。」

『何でシェーナさん一緒に居るんだ?』

シ「ライカちゃんにご挨拶してました。ついでにスライムの飼い方について色々と。」

『はぁなるほど、で、メタルスライムからメタルスライム生まれないってのは?』

シ「事実です。だいたい進化系スライムが産むのは進化前のスライムです。ブラッドスライムにしても通常のブルースライムしか生まれません。メタルスライムにしても同じです。だからクリムちゃんの子供要るかってオゴウさんがオリハルコンベビースライム渡して来た時あたしもギルマスもびっくりしましたよ。てっきりブルースライムかマッドスライムだと思ってましたから。」

『マッドスライム?』

シ「泥沼や泥濘地に生息するスライムで蛭なんかを食料としています。あまり大きくならない種類で進化したのではなく固有種と思われます。オリハルコンスライムもあと2世代オリハルコンスライムが生まれれば固有種登録されますよ。」

『え?クリム元々ブラッドスライムだったのに?』

佳{克っちゃん、地球の薔薇と同じやわ。}

J{佳寿子、婿はんをバカ扱いはどうかと思うで?}

佳{バカはあんたじゃ!美しい花には刺が有るの薔薇や!}

J{こっちの世界に来てから特に綺麗でもなく胸も小さいのに刺の有る個体の存在を確認したぞ?}

佳{あ……言いたいこと言うて逃げよった……}

『いやあほと遊んどらんと……薔薇?』

佳{例えば黒い薔薇咲かせて同じ花が確か3世代咲いたら新種として登録されるんや。}

シ「正にそれです。今回は第1世代がクリムちゃん。第2世代が私達が預かったクリムちゃんの子供たちですから普通に繁殖できれば……」

『んじゃヒヒイロカネスライムのマインは?』

シ「マインちゃんが第1世代ですね。大きくならない種類だと思いますのでオリハルコンスライムより早いかも。」

セ「あんたが何か真面目にやってると思ったらこれか……」

J{セシリア……シェーナはスライムと結婚した女だ。}

シ「望むところです!」

J{望むんかい?……あ!}

佳{お帰りJUN。}

J{おとーたまHelp me。}

『知るかアホタレ。』

佳{電磁ネットで簀巻きにしてアシッドちゃんとこ行こうか?}

J{誰か助けて~!}


『さて、ステーションはどうなってますか?』

ケ「コアと花弁部分が到着、現在工事中。」

『連邦宇宙軍はどうかな?』

フ「いつでも行けます!」

『あ、増山の所に行く途中でゴキブリ見付けたから卵鞘にキスカ手榴弾3日にセットしてくっ付けて来たよ。』

フ「なかなか絶妙な設定です。2日ならまだ着かない可能性が高く4日なら卵鞘を廃棄してる可能性が有りますので……どちらに向かってましたか?」


今年も俺が宇宙の戦闘機?宜しくお願い致します

{遅れんかったか……}

正月から遅れるか!

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