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俺が宇宙の戦闘機?  作者: ケモブキ
自家用宇宙艦
168/258

計画少変更

 『これからだよこのアヴェンジャーは。』

「一時期は帝国最速の高速空母だった上に竜骨(メインフレーム)はしっかりしてて歪みもない、エンジンはS20でちょっと神経質(ピーキー)だね……L30にでも換える?」

「博士、VH45DEは無理かしら?」

「サイズ的には行けるけどあれ帝国の最新鋭エンジンでしょ?技師が付いて行けないと思うよ?」

「VG30DETはどうかしら?」

「先代高速戦艦用か……VG30DEで充分だと思うけどね。というかLからVGって形式が全く違うから……このS20はVG寄りだけどね。」

『博士がL改造したら?』

「帝国が改造したTC24-B1Zってのが有ったはずなんだけど……」

「あれはほとんど個人ラボ製みたいな物よ?」

「あ、そうなの?興味有ったんだけど帝国で見かけなかったからね。」

「エンジニアの会話は意味不明でまんねん。」

『ドワルスキーさん、あの二人は頭にマッドが付いてるから余計にね。』

「共和国のなら4M型相当か……あの時期のエンジンもう全て廃盤だなぁ……」

「え?戦闘機(ファイター)800のエンジンはまだ空母のエアコンのコンプレッサーとして使ってるんじゃないの?」

「2Uなら未だに作業ポッドに使ったりしてるよ?いいよね問題が出尽くしたエンジン……」

『これだから技術者は……』

「旦那も技術者なんですけどね?」

『いいえ俺は運転手(パイロット)に過ぎません。あの様なエンジン語りは分を越えます。』

「まぁエンジン換装(スワッピング)するのは連邦に渡す時でいいよ。それまでカツミくんに頑張ってもらおう。」

『頑張るのはいいが佳寿子は貸さんぞ?』

「何を言っとるのか?」

『嫁さんが他人とイチャつく特殊性癖?』

<あのな?佳寿子ちゃんあの身体だから特殊性癖レベル上がってるからな?>

『貧乳はロリコン含んでかなり多く……』

<そうでなくて!あんたの奥さんC3POみたいなモノだからな?>

『おお!そっちか。でもメカフェチはこっちの世界でも確認してるぞ。』

<ええから作戦説明せんかい。>

「普通に漫才師として潜入したらどうでまんねん?」

『脱出が運任せになるからなぁ……とりあえずアンドロメダマの侵入は夜の側からステルス張って……』



『と言う感じ。質問は?』

「この艦を先に奪われた形にするのは何故でしゅか~?」

「スカぁ!噂の首都星防御システム無力化の為だよゥ!」

『もしかしたら無いかも知れないけど有った場合怪我する恐れが有るからね。あと連邦パイロット達にこの艦動かせるかどうかも問題だよね……いっそ普通に攻め込むかな?』

<それこそ帝国兵が操縦したらどうでまんねん?>

『いや本当に操縦自体は俺がやるけどさ……明らかに連邦人材少なすぎだろ……本当なら数人廃人になってんだぞ?』

「虫がやってるように見せるのはどうですかな?」

『フィレ司令官!あの虫はそんなこともできるんですか?』

「はい、ちょうど機械虫のモデルの“(ホースフライ)”にはコンピュータを狂わせて操縦する機能が有ります。」

『ありがとう、これで作戦は成功に近付きました。後は……』



「あの旦那悪巧みは天才的だねぇ……」

「本人嫌そうでしゅけどね。」

「それだけネクラコンピュータとかを危険視してるでまんねん。」

「でも旦那の作戦はあれで結構細かいですよ?破綻したら力押しで何とかしたりしますが。」

「何とか力になりたいねェ……さぁ、アンドロメダマ最終整備だよゥ!」


「カツミくん、お疲れ様。」

『きっちり形になればいいんですけどねぇ。どうも人の命コマにして行動するのは不得意です。』

「でもあの作戦は叔母さん褒めてたよ?まぁ良くこんな作戦考え付く物だってさ。」

『そりゃ自分の命だけコマにして遊んでるのは結構面白いんですけどねぇ……他人や友達の命預かるのは難しい物です。』

「ところでアッシャーから連絡(メッセージ)有るよ?メモリー置いとくからね?」

『提督から?』

「そろそろ悩む頃だから渡してくれってさ。お前も手伝いに来いと言っといた。」

『ムチャ言うなぁこの科学者は……』

「んじゃエンジン交換打診してくるよ。」

『博士 連絡艇(ランチ)操縦できるの?』

「戦場ならともかく今は自動操縦で充分だよ。んじゃノリコとイチャついてくる。」

『佳寿子のツノ切りもよろしく~。』

「いや……それは自分でした方がいいんじゃないかな~と思いますよ私は。」

『どうしたのさ博士?急に変わって……副旗艦にようこそ最愛の我が妻よ!』

{軽空母引取に何時間かかっとるんやな?}

『いや~博士が夫婦交換(スワッピング)とか言い出したんで……』

《詳しく話していただけますか?》

「エンジン交換!希少なS20より扱い易くて頑丈なL30にした方がいいんじゃないかと……」

「あ!博士、アンドロメダマ整備中に思い出したんだけどL30より少し小さいL20ならそろそろ廃盤よ。あれに廃熱デバイス(アフターバーナー)ちゅけたら使えるんじゃ無いかしら?」

「おおっ!それはいいかもしれない!天才だねボヤッキーさん!」

『ああいう応酬を生暖かい目で見てました。』

{お疲れさんでございました。}

『で、どうせならアンドロイドご婦人会にはサポートお願いしようかな……』

《あ……あたし頭痛が……》

{ウチ生理痛が……}

「ほほう……それは興味深い……」

『今日はアンドロイドの痛みに詳しいケベ博士に来ていただいております。』

{《治りました!》}

「あんたたち何やってんだい?」

「まぁまぁ元帥、彼らはきっと考えが有って……」

「皇帝陛下!確かL20エンジン廃盤だったわよね?」

「え……ああ!共和国とも和解できたし要らないかな~と……」

「ボヤッキーさん!スワッピング行けますね!」

「行けますわねケベはかしぇ~!」

「え?なんかエッチな話してた?」

『いやこの艦のエンジンは希少だしピーキーなんで替えて渡した方がいいんじゃないかから話が盛り上がって……』

「なんだいなぁんだい 天丼ネタじゃ無かったのかいィ。」

「ワイはカツ丼の方がいいでまんねん。」

かくしてうやむやのうちに作戦と改造計画が決まったので有った……


誠に申し訳ありませんでした。

12時間遅れでお届けさせていただきます。

{結局何の下痢やってん?}

お食事の時に読まれてる方が居られるかも知れんのにこのお化けは……

{で?原因は?}

捨てるのもったいないからって食ったカビ生えたみかんっぽい……

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