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俺が宇宙の戦闘機?  作者: ケモブキ
自家用宇宙艦
160/258

キスカボール作戦発案

 『で、作戦名はキスカボール!』

「撤退戦なのかい?」

『いや、殺虫剤でキスカってのが有ったのよ。』

<たぶんサンダーボール作戦から取ってるな。>

{ウチは金粉塗られて殺される役か?}

「敵はスペクターでやすか?」

『何で核弾頭を巡る諜報戦になっとんじゃ?』

「ほら、やっぱり濃霧に乗じて仲間逃すんだよ。」

『それも違います。敵艦隊の終結に合わせて殺虫ミサイルを撃ち込みパニクった虫を各個撃破って作戦です。今回UFO部隊にはビームファランクスを装備してもらいます。ほぼ一網打尽となるでしょう。UFO並びに当方メカ虫戦闘機は当艦からの砲撃戦になった場合射線からの撤退を重視し上下左右どちらでもいいから避ける事、本当は艦の後ろに入るのがベストだけどね。』

「逃げろって命令初めて聞きました……」

『バニィさんか……あのね?メカは直るし最悪乗り換えてもいい。補充は利くんだ。しかしあなた方パイロットはそうは行かない。自分を大切にして下さい。昔俺の故郷で一発逆転を狙った特攻隊ってのが有ったんだけどパイロットが居なくなって戦線維持不可能になったんだ。だから自機をぶつけるとか考えないこと!判った?スレイ少佐?』

「今の場合連邦軍のバニィ少尉に言ったのではなかったのですか?」

『あなたは技術も指揮能力も高く亡くなったら共和国に大ダメージですから釘刺しとかんと。バニィさんとスレイさんだけじゃ無いですよ?俺みたいな醜い体になりたくないならまずは生き残って下さい。

腕が無くなった。脚が吹っ飛んだ位なら治せますからね?』

「も~!旦那は極端なんだからァ。」

『あれ?ドロンボーの皆さんも……なんで?』

「殺虫玉の設置手伝おうと思ったでまんねん。」

「ついでにネオニコチノイドミサイルも10機作っといたわよ?アンドロメダマ号は今はミサイルキャリーよ。」

『本当に有能な……あなた方が味方で良かった!って何時の間にアンドロメダマ号持ってきたんですか?』

「オゴウちゃんがライカちゃん送って行ってる時に持ってきたのよ。そしたら博士がね……」

「スピードとペイロード上げないかと言って改造してくれたんだよゥ。」

「出力4倍でスピード2倍になったでまんねん。」

『パワーマニアに捕まったのか……』

「ってな訳で次の戦闘はあたし達にも出番もらうよゥ。」

衝角障壁(ラムバリア)も装備したからぶつかり合いでも負けないわよ?」

『そりゃありがたい!キスカ撃ったらパイロット救助に回ってもらえないかな?』

「言い方が違うでまんねんオゴウ艦長。」

「行ってこいでいいんだよゥ。」

『友達にそんな言い方したくないんだけどね……』

{それではわしが……}

『おのれはおだてブタと遊んどれ!』

「そう言えばおだてブタ1~5号も可愛くなってたでまんねん。」

{ああ、それはソアラ技官が頑張りましたので。特におだてブタ(アン)とおだてブタ(サンク)はオーナーが女性であるのを考えてそういう味付けにしたとか。}

『やっぱりお前俺にだけいい加減な態度じゃのう?』

{嫌でもおっさんとはこの先つき合わにゃならんので。}

『吹雪型っておとなしくてお淑やかなイメージ有ったんだがな……』

{それはお前の顔のおもろい嫁はんに言え。}

『佳寿子が居ないとムチャクチャ言うなぁ。』

「ボヤやんあのAIどうやって複製したでまんねん?」

「あのAIは再生不可能だったわよ……辺境伯も解ってくれたわよ。」

『あ、ペットロボ本当に作ってるんだ。』

高速流星(この艦)の模型もね。仔猫男(キティガイ)部分がプラモデルでシーサーちゃん縫いぐるみにするらしいわよ?で、シーサーちゃんの代わりにJUNちゃんも乗れるようにするとか……」

『だいたい思った通りになってきたなぁ。』

「あとルービックキューブ(ケベ博士の挑戦状)もなかなかの売れ行きらしいわよ?当然6面完成への回し方(勇者オゴウの戦闘教本)付きが7割らしいけどね。」

『あれもう製品化されてんの?っていうかボヤッキーさんの情報凄いな。』

「カラミトーイの端末もらってるからね。一応AI開発社員だから。」

『そう言えばそうだった。辺境伯の玩具屋は結構凄いんだな……』

「あそこ業界トップよ?模型専門のタニヤや色々手を広げてるバンザイをダブルスコアで従えてるわ。今度レーザー使ったオゴウのゴーストシューティングゲーム作るとか……」

『んじゃちょっと旧いCPU乗せたコンピューター作ってお遊びターミナルとか作ったらどうだろう?マシン語のデータ公開して他のメーカーにもゲーム作ってもらってさ。』

「なるほど、オゴウちゃんからの意見として書いておくわね。」

『これ前の世界に有ったシステムなんだけどね……と言うか今回みたいに虫が攻めて来るゲームも面白いんじゃないか?実際地球(向こう)に有ったんだけどね。』

「なんか辺境伯がオゴウさん勧誘してたの本気だったんだって今解ったでまんねん。」

『向こうの知識小出しにしてるだけなんだけどね……それよりキスカボール発射するアンドロメダマ号が一番危険になるんだけど判ってる?最悪孤立無援で敵の真ん中に取り残される可能性も有るんだよ?』

「今更よオゴウちゃん。」

「わいら宇宙軍のアウトローを友人とまで言ってくれた共和国准将に従うでまんねん。」

「それくらいの事はさせておくれよゥ。あたし達もこの艦のクルーなんだしさァ。」

『怖いのはキスカボール発射した後虫達がパニック起こした時、その次からはキスカボール持っているアンドロメダマ号を真っ先に潰そうと襲って来る場合だよ。だから絶対無理はしないで欲しい。何度も言うけどあなた方はかけがえのない友人なんだからね?またドボコン会場で騒ぎたいから。』

「一番心に沁みる言葉を聞かせてくれるねェ。」

『あとまたアマテラスに行って楽しまないとな、いい温泉も有るんだよあそこ、更にマリンスポーツ専用の施設も有るんだ。次の休暇はまたアマテラスに行こう。今度はこの艦で行けばいいからね。』

「また赤福(レッドハッピー)食べたいでまんねん。」

「ドワは食い気が一番に来るんだねェ……」

『さぁ、さっさと終わらせてまた行こうぜ!』




後30分でした……

{何でギリギリに……}

なんか腹が痛くてな……

{胃ガンか?}

違うわアホ!

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