俺は身体を手に入れた
またレスキューチェイサーに積まれて第2開発室に来ました。
妨害が無いと早いね。
「このアンドロイドにトランスミッター付けるんですね?」
「あと男性素体も欲しいんだよ、テロリストに潜入された設定で訓練したいんだ。」
「了解です提督、50分下さい。」
「ありがとう、頼みます。」
「あの子達は2時間とか言ってたのにねぇ…」
「もっと細かく調整するつもりだったのか、あるいは…」
「もっと頭を覗くつもりだったか?」
「お…オゴウさんの声…ユニットJUNには合わないですね…」
「それは俺も思います…男の人形素体買おうかな…」
あ!あの4人は参謀室管理になりました…どうも最近の行動が怪し過ぎるんで、ハイネル陣営との繋がりがないか洗われてる訳です。
「提督、男性素体完成です。」
では失礼して…おお動く動く
{ラジオ体操第1、よぉ~い…}
「ここではしないぞ?」
「カスタム女性素体も完成しました。」
JUNが手のひらに乗って来て脱力し、女性素体が動き出す。
{うわ…凄い動ける!}
「♪たんたかたったんすっちゃんちゃん
たんたかたったんすっちゃんちゃん ぷゎ~…」
{ちょっとだけよ?}
「ノると思った…」
「元帥!これは何なんでしょう?」
「彼らの世界の習慣じゃないかしら?」
「後の調整はそちらでお願いします。」
「解りました、ありがとう、お世話になりました。」
「にしても素晴らしい操縦士達ですね…普通歩くまで1日は訓練が必要なのに…」
「第15艦隊自慢の操縦士ですから!」
しかしアンドロイド素体って言っても面白み無いのね。
せめて意味のわからないアナログメーター付いてたら…
{リューズみたいにかな?}
「どちらかと言えばガラスのクレアがいいけどな。」
{クレアはメーター無かったやん。ヒト型にはあまり無いんとちゃうやろか?}
「コミカライズの光速エスパーには靴の裏に付いてたな。」
{なんであさのりじ先生が?}
「いや松本零士版が月2回発行の頃の少年ジャンプでやってたのよ。ところで元帥、どこに向かいますか?」
「提督府に行きましょう。あそこなら宿舎も有るし。」
「アッシャー提督もそちらで宜しいですか?」
「ええ、小官も呼ばれてますので。」
「ではレスキューチェイサー発進します!」
「本当に誰か呼んでたんじゃないかって位何も起こらないな…」
{コーヒー如何でっしゃろか?}
「もうそんなに繊細な動きを?」
ちなみに俺はマニュアルで飛ばしてるんじゃなく航行コンピューターでの自動運転である。
まだアンドロイド素体に航行コンピューターは入ってないからね。
基本的に戦闘機動でもしないときはこれで充分なのだ。
「第15艦隊所属レスキューチェイサー入場します。」
(ようこそレスキューチェイサー、乗員は4名で間違い有りませんか?)
「はい、ナイトヮ・クヮルス元帥、アッシャー・ホワイト提督他2名です。」
(ナイトヮ元帥一行、歓迎致します)
さて、着床…サブコンピューター起動…エンジン停止…ハッチ解放っと…後はマザーお願い。
{あ!入れたんやね。}
「バスガイドさん下で忙しそうだったからね。」
{そんなん気にしやんと、何でも独りでしようとせんのんで?}
この言い方…やっぱり佳寿子だ…
{どしたん?降りといでや?}
ああ…少し懐かしい言い方聞いたから嬉しくてね…
{ユニットの改造具合はどうなん?}
「バリヤー発生装置、外部端子接続ハンガー、機体強化は終わったけどAIがなぁ…」
{玩具のAI移植とかは?もう身体有んねんし。}
「なるほどなぁ…一度玩具屋覗いてみよう!」
{今回のユニットJUN太より小っさいねんな…}
「新型がパワーダウンしてるとかアシッドちゃん言ってたのこれだろうな。」
一度見せておくかな…
「で、こちらが移動中に改造を重ねた護身用ユニットです。」
提督達の前に並ぶ3体の人形…意外とシュールだった。
「性能は全て同じでバリヤーは速射ブラスターまでは設計上無効化します。いいAIが有れば完成なのですが、当面玩具用AIを移植して代用を考えてます。」
「あらあらかわいいわねぇ…」
元帥が選んだのは仔犬型ガブリン、色黒な幼女タイプである。
「娘にはこっちがいいかな?」
と稲荷型レンゲル、こちらはガブリンと対比されるような色白幼女タイプで目の下に赤い隈取りが有る。
{ほんなら提督はこれやね?}
山猫型アーティフル、少女タイプだが限定品らしくピンクの髪と黒い水着型のボディペイントをしている。
「肘から先が出ていればバリヤー発生に差し支えは有りませんので人形用の服等を適宜着せてやって下さい。」
{おっさん!バリヤー出ません!}
JUNにそんな機能あるかい。
「お前は首だけでも行動できるんで諦めなさい。」
{動けません!}
「気軽に外すんじゃない!」
「アシッドのバカがユニットJUN欲しがったの解りますね…」
「中身はカヅコちゃんだからねぇ…」
すいませんがカヅちゃんだけはあげませんよ!記憶戻ってたら抱き締めて小一時間じっと…カヅが暴れるな確実に…
「さて、宿舎に行きましょう!オゴウさん、オートスナックが待ってるわよ?」
「オートスナック?大抵戦艦には有りますよ?もちろん世界樹にも設置してあります。」
「ありがとうこの世界!我が世界の文化がここに息づいている…」
{すんまへん、病気なんですわ。}
「オゴウさんすごくオートスナック好きなのよ。」
「それとオゴウさん戦闘機の訓練に参加したがってましたが…いいんですか?」
「爆発の衝撃波からジャンプ使わずに敵戦闘艇盾にして逃げられるパイロットならいい勝負すると思うわ。」
「それエースパイロットですよね?」
「あたし達乗せたままやりきったわよ?」
{変態ですんません。}
「今カヅちゃん以外誉めてなかったか?」
{気の所為や!}
「そーか気の所為か…誉められてたら気分いいから服でも作ってやろうかと思ってたけど…」
{うぐぐ…気の所為や!}
「カヅコちゃんの意地が勝ったわね。」
「つくづくケベたちはどうやって怒らせたんでしょうね?例えば精神モニターしてても正直に言えば許されたでしょうに。」
「オゴウさん甘いから、コンピューターだと思って舐めてたんでしょうね、普通のコンピューターなら電気逆流させて自爆コード打ち込むなんて芸当できないと思うわ。」
「逆に言えばその時は全員を敵認定してたって事ですか…」
「そりゃ一生懸命守った連中が自分が動けなくなった途端に舐めてかかってきたんですもの、敵以外には見えないわよ。最後にクライスの娘が本当に爆発させる気はないだろうとか言ってたし。」
「元帥…第5兵器研究室はアホしか居ないんですか…?」
おや?アッシャー提督が脱力してる?
しれっと第2章突入です
{研究室の連中とケンカさせたのって…}
あのままだと外に行きそうに無いから
ケベは出不精っぽいし
{デブ症って糖尿とか?}
で、本来ここでアッシャー初登場の予定だったのね、ケベ謹製ボディ使うはずが普通のアンドロイドボディになってしまった…どう改造しよう?
{考えなしかい!}
まぁ護身用ユニットは運転中に改造したんですが…
{ながら運転すんな!}
自動操縦だから暇なのよ
{あれも武装神姫よね?}
うんガブリーヌと蓮華とアーティルフルバレル
{コナミに叱られろアホ!}
で、ゼブ○ゾー○とオー○ーサイ○と…
{リアル神姫仲間に迷惑かけるんじゃない!}
あと主人公の入るユニットはガ○ラとニンジャスレ○ヤーとどっちがいいかな?
{勝手に作って唐突に出すつもりやろ?}
う…




