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俺が宇宙の戦闘機?  作者: ケモブキ
自家用宇宙艦
143/258

コスモバイク制作会議

『ふむ……』

「まだ武装も乗員保護も付けて無いからね?納得したら帰って来てよ。」

『コーナリングフォースを無視するとスピンターンも可能か……』

「おいおい……まだ実験機だからね?」

『最悪エンジンをミサイルにして相手にぶつけるのも面白いかも。』

「よしそのアイディアいただき!」

「博士の武器の作り方って変わってるわよねぇ。」

「ボヤやんの作り方も似たようなものでまんねん。」

『んでどうやって帰ろう?』

「2番格納庫にビーコン出すから。」


『フレームがよれる感じは無かったけどあれ一般兵士は乗れないと思う。ほとんどミサイルだぞ?』

「師匠普通に乗って帰ってきたじゃん。」

『あれ高速機動かけたらブラックアウト起こすぞ。』

“ふむ……移動スピードのみ重視の小型艇ねぇ……”

「あれあの出力では量産しませんよ?」

『出力云々ではなく乗員保護も視野に入れて欲しい。今のままじゃソニックブームで地上攻撃したら乗員にもダメージ来るぞ?』

「あの状態で攻撃方法編み出したのかい?」

『編み出したと言うか考え付いただけだけどね。地表近くを超音速で飛べば地表に衝撃波攻撃できるんだ。』

「なるほど……その攻撃方法は思い付かなかったな。」

『ただし乗員保護にできればフルカウルが欲しいな。』

「某サイクロン号みたいなのなら用意できるよ?使用条件が惑星成層圏内になるけど。」


あ……これ何か企んでるな?


『は~かせ?何企んでるの?』

「え?……いや何も?」

『そうですか……帝国冒険者ギルド限定販売の清酒「魔王殺し」というさk……』

「クリムくん達の身体を解析して可変テクタイトを開発したんだけどカツミくんにテストしてもらおうかと考えてます。」

『ありがとうございます。こっそりお楽しみ下さい。』

「汚い……大人は汚い……」

“レオくん、真っ直ぐな大人になってくださいね?”

『レオ、清濁合わせ飲む度量も必要だぞ?』

「デミウルゴス様の方が偉いっぽいんでデミウルゴス様に従います。」

『博士、レオのスペースバイクの出力50%アップで。』

「へい合点承知之助!」

「……それ獣人に操れるの?」

「機械の身体になれば……」

『次は~メーテル~終着駅~メーテル~機械化母星~メーテルで~ございます。』

「人の息子をサイボーグにするな!」

『機械男爵を名乗って人類支配するのに?』

「最後主人公に殺される役じゃないか!」

「ねぇねぇオゴウちゃんも博士も宇宙服(ノーマルスーツ)に強化装置組み込みでいいんじゃない?」

「『それじゃつまんない。』」

「面白い位同じ性格してるな。」

「『いやいやそれほどでも……』」

「褒めて無いわい!」

「と言うかそのスーツはカツミくんの指示で作って在るよ?」

『踝の強化も要るよ。あの加速じゃ痛めるから。』

「んじゃブーツにも細工しよう。レオくんこれ着てみて?」


背中に吠える豹の意匠が付いている見た目革のレーシングスーツだった。


「メットとグローブとブーツを特殊ジッパーで固定すれば宇宙服として使えるよ。」

『ただレオは大気圏突入に耐えられるけどマシンはまだ無理だからな?』

「ウエイブライダー形態への変形機能を急ごうか?」

「あんたらの言い方だとレオのマシン出来てるように聞こえるが?」

『あれ?グラスさんに言って無かったっけ?』

「レオくんの誕生日のお祝いに作れって艦長が鬼の様に催促してたよ。」

『レオ、コスモバイクプロト2だ。形は変わるかも知れないけどな。』


小合のサムライソードを一回り小型にしてカウル部分をフルカウルにしたような……ぶっちゃけGSX250S KATANAのアンダーカウル付きである。


『そこらの宇宙船に通常空間での加速は負けない。ただぶち当てられたらおしまいだ。これはバカにならなきゃ乗れないがバカが乗ると命を落とす。考えて乗るんだぞ。』

「同じ物をスレイ・メルト少佐にも作ってるよ。」

『メルト少佐なら乗りこなせるだろう。ただスーツは作ってやって欲しい。何度も言うけど人間に制御できるパワーじゃ無いんだよな。ロケットエンジンを体力で捩じ伏せると思えばいいかも。』

「聞けば聞くほど真っ当な乗り物じゃ無いな…」

『後緊急時用にリモコン装置も欲しいな。失神したら適当なコンピューターに連れ帰ってもらうとか。』

「それは安全装置として組み込もう。」

『後は……また思い付いたら言うよ。』

「パワードスーツに変形とかは?」

『それより巨大ロボのコックピットに合体する方が……』

「なんか趣味の話してないか?」

「グラス少佐、あれオゴウちゃんと博士の改造計画会議よ?あの二人あの調子で決めて行くのよ。」

「んじゃウエポンラックにミサイルファランクスや荷電粒子砲のコンテナを組み込める様にして……」

『とりあえず兵器としてのコスモバイクはそんな感じでいいんじゃないだろうか?どうせ殴り込み用に使うんだし。』

「極東の魔神が手伝ってくれると捗るなぁ。」

『誰だンなこと言った奴は?』

「アマテラス様だけど?」

『普通に悪口言ってるなぁ……ケーキ減らそう。』

“待て待て待て、何ゆえ妾のケーキが減らされるのじゃ?”

『その無駄にでかい脂肪の塊に手を当てて考えて見なさい。』

“妾に罪無し。”

『ケーキ抜き!』

“だから極東の魔神と言われるのじゃ。”

『やっぱり言うとるやないか!』

“お?言い出しっぺはおでんじゃぞ?”

『絶対神同士でいたいけな2級神を弄るんじゃない。』

“誰が2級神じゃ魔神が。”

『駄女神に言われる筋合いは無いわこのショタコン女神が!』

“誰がショタコンじゃシスコン魔神めが!”

「今、「御姉弟共にとても仲がいいから無いと思うけど喧嘩したらどっちが強いの?」とか言ってみたい。」

「レオくん、火に油を注ぐんじゃ無い!」

“大丈夫だと思うよ?アマちゃん思ったより弟好きでスサノオくんもアマちゃん大好きだから。ほら、神通力で艦に影響出てないだろう?あれあの姉弟のじゃれあいだよ。二人が本気になったらこの艦が危ないよ?”

「普段の師匠からは想像付かないけど?」

“レオくんはスサノオくんがスタンピード抑えた事忘れてない?それだけの力は有るんだよ?”



すいません、30分おくれて遅れてしまいました。

{こいつ寝てました!}

GW働いてた介護ドライバーを弄るな。

{週3本が無理なんでは?}

それは大丈夫だと思うけど……

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