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俺が宇宙の戦闘機?  作者: ケモブキ
1 まさか宇宙の救急車?
14/258

別離

「元帥!今からここの縮退炉吹き飛ばしてブラックホール暴走させます!できれば退避お願いします。学者連中は連れて行きますんで悪しからず!」

「え?ちょっと待って?急にどうしたの?」

「彼らは信用に足りません、今の俺の体が弄られてるなら方法はこれだけです!」

「あんたたち作業止めて出てきなさい!」

「今からいいところだったんですよ?」

「変なギミック付けるのにか?それとも俺の意識潰すのにか?」

「え?」

「おのれらは信用できん!勝手に分離させて出ていく!」

「出ていけると思うのかねオゴウくん?」

《縮退炉解放5秒前…》

「一緒に飛ぶかい?博士よぉ?」

「本当に飛ばす気は無いでしょう?」

「見てればいいさ。」

《縮退炉解放4秒前…ブラックホール生成中…》

「両方共落ち着いて!何が有ったのよ?」


「ほう…そんなことを…解りました。コースケベ以下4人は一月間の思考モニター表示!更にJUNとELFに接触禁止!あとオゴウさんからのアンドロイド素体撤去ね。」

「素体撤去は自分でやります。触られたく無いもんで。」

「あら~なら仕方ないわ~。ノリコ!手伝ってあげて。」

「あの~元帥、思考モニター表示はちょっと…」

「あんたたちそれオゴウさんにやったんでしょ?」

「オゴウさんはコンピューターじゃないですかぁ…」

「オゴウさんは勇者よ?あなたも知ってるはずよね?異世界からの来訪者を思考モニターするの?アッシャーちゃんは何て言うかしら?それともあんたたち、思考モニターやめて軍法会議に出ましょうか?勇者を思考モニターにかけるって異世界知識の不法奪取で軽くて極刑、下手すれば一族取り潰しね、あたしも死ぬ用意しておくわ。」

「僕らはちょっとした悪戯心で…」

「解ったわノマドちゃん!あなたは悪戯心で人を傷付けて平気なのね?あなた達が酔い潰れてた時に楽なジャンプ使わずに逃げてくれた恩人を悪戯心で傷付けるのね?」

「元帥、もういいです。下衆の言い訳は聞きたく有りません。どこか行ける場所が有れば教えて下さい、そこに引っ込みます。」

「オゴウさん!あなたはそれでも勇者か?」

「ソアラさん…くたばれバカ娘が!誰の所為で人間不信かわかってないのか?もういいや、元帥、これ作業中の全記録です。クライス家とアッシャーさんに送れば俺が思い上がってるのか彼女らが悪いのかわかります。」

「了解、ここに呼ぶわ。」


「参謀長、ハイアット・クライスです。」

「第15艦隊提督、アッシャー・ホワイト参上しました。」

「異世界転移者の小合克己です。アッシャー提督、先日はありがとうございました。このような姿で申し訳ありません。」

「いえそれはいいんですが…何か有りましたか?」

「うちのバカ共が寄って集って勇者であるオゴウさん怒らせたみたいでね…まぁオゴウさんの功績の1つと怒らせた原因見てもらいましょう。」

映像は原子炉爆発から海賊殲滅まで、それとアンドロイド素体組み込み時の物だった…

「ソアラ!このバカ娘が!お前の正義とは命の恩人をバカにする事か?介錯してやる腹を切れ!」

「アシッド!お前がやりたかったのは動けない相手をバカにして勝ち誇る事か?ケベ!お前が付いてて何をしてんだよ?モニタリングするなら最初に相手に確認するのが普通だろうが!」

あ、そうなのね。

「軍事裁判相応ですね参謀長!」

「提督、私も同感だ。私に娘は居なかった。」

「お待ちください。軍事裁判では極刑になることも有ると聞きます。精神はともかく腕は一流ですから殺してしまうのももったいないとは思いませんか?」

「オゴウさん…慈悲を下さると言うんですか?」

「いえ、俺が来て以降のスパイからこっち全部繋がってる気がするんです。おそらくこちら側の首謀者は捻るとジャーとか言う…」

「ハイネル・トジア上級大将ね?」

「それです!証拠としては押すと餡出る…」

「オスト・アンデルス。」

「がサカマツコロニーでレスキューチェイサーに何かしら工作をしようとしていた点です、なおオストアンデルスはイセ星系出張中だったのが1時間前にワキヤマ星系出張中に怪我ってことになってます。これ関連付けると向こう陣営にも俺と同じような存在が居る可能性が高いです。」

「ああ…やっぱりギャラクシーポリスじゃ止められなかったか…落ち着いたら一部始終報告入れようと思ってたのに…」

{仮報告なら入れといたで?}

「まぁまぁカヅコちゃんやるじゃない!」

「元帥、こちらは?」

「勇者2号のカヅコちゃんよ、本当はアンドロイド素体完成してからお披露目したかったんだけど…」

「すいませんが下衆に弄られたく無いもんで。」

「おいおいケベよぉ…お前金の卵生む鶏捌いちまったみたいだぜ…」

「コケコッコ~!」

{こんなん連れてやってますねん、往生しまっせ。}

「あ…カヅちゃんアレ2つ持ってきて?」

{全く人使い荒いなぁ…将来ろくな人間にならんで…}

動けないんだから仕方ないでしょうが?

{あいこれ!}

「お約束していた護身用ユニットです。時間が無くてAI積んでませんので未完成ですがお納め下さい、そこの4人なら完成させられるでしょう。」

「出て行かれるんですね?」

「頭の中覗くような連中とは居られませんし、怒って縮退炉破裂させようとしたコンピューター飼おうとも思わないでしょうから。」

「この移植のちょっと前の音声がこれよ。」

「元帥…あの3人いいですね…」

「ははは、意見が完全に反転してるな。アシッド!お前の帰る家は無くなったからな。」

「あと俺の記憶スキャンデータもどこかに有ります。探して消去お願いします。」

「オゴウくんちょっと…」

「諦めろケベ、お前この人を完全に怒らせてる。で、あなたはどうしますかオゴウさん?」

「適当な作業ポッドでも買って移植してもらいます。あとはふらふら旅でもしますよ。」

「さて、本当にしたかった話はこれからなんだけど…アッシャーちゃん、戦闘機動できるランチ要らない?中古だけど今なら名パイロット付けるわよ?」

「ありがたいけどそれ今度は15艦隊が狙われたりしませんか?」

「はっはっは、うちは狙われるのに慣れてますよ。元帥、有り難く頂戴します。」

「クライス参謀長もいいわよね?」

「元帥…問題はいつ勇者の存在を発表するかですね…」

「明後日発表するわよ?本当は怪我した人間って発表したかったんだけど…」

「第2開発室なら無理聞いてくれますよ?最悪トランスミッターでラジコンしてもいいんですから。」

という訳でケベ研究所を出ました

{もっとゆっくりしたかったんやけど…ボディーも無いし…}

JUN太で我慢しとけ

{♪雲丹の男だ変態勤務…}

全世界の船乗りに謝れ

{ごめんね渚のシンドバッド!}

それただのサーファー

{♪いんざネイビー…}

ビレッジピープルに走るな

{誰が楽しい本屋やねん!}

あんたとはやっとれんわ!

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