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俺が宇宙の戦闘機?  作者: ケモブキ
自家用宇宙艦
137/258

これが俺達の高速流星

『ぶっちゃけ皆さんには共和国に来ていただきます。』

「0号……無駄だ、誰も聞いてねぇ。」

ほひゅうは(というか)ひょふひほひひ(食事時に)はいひはほほほ(大事なことを)ひふへはいは(言うでないわ)。」


パン!張り扇炸裂!


「お(ひい)様!口に物を入れて喋ってはいけません!」

「いや……メイドさんのしばき板の方ににびっくりしたけど……」

『ヒュード、この人現皇帝の娘さんだよ。キサラ様ことキキョウさんだ。』

「こちらは張り扇と申しまして主にミヤビ様をしつける物にございます。元々はオゴウ様が夫婦漫才の折りに……」

『いや張り扇の説明はいいから。』

「師匠、アマテラスの海老の方が美味かった。」

「全部食って何言ってんだ愚息(レオ)。」

「あっ……あの……オゴウ様?私達が来た理由は?」

『シェーナさんから聞いて……無いのね?』

「共和国に行ける蜘蛛系テイマー募集としか……」

『共和国のダンジョンで蜘蛛養殖してシルク作って欲しいんだよ。これはアマテラスの首長からの依頼です。』

「俺もか?」

『んな訳有るか!ヒュードとオーロッカスさんは新しくできたダンジョン2箇所を調べて欲しい、俺とキキョウさんも手伝うから。』

「キキョウ……まさかその人迷宮の殲滅姫(デストロイプリンセス)キキョウか?」

「知っているのかワイリー?」

「なんで兄貴は知らねぇんだよ?3年ほど前に女性ソロでS級になった娘が居ただろ?っていうかワイリーって呼ぶなドラッチ!」

「キキョウ姉様もやんちゃだったんじゃのう。」

『オーロッカスさん、S級って名簿か何かに載るの?』

「S級以上なら本部の名簿に載りますよ?0号さんも載ってるはずです、写真入りで。」

『げ!悪さできん!』

「なんかやる気だったのか?」

『その辺儀礼艦で説明するよ。とりあえず食事はもういいかな?』

“デザートを所望する。”

『肥れ!』


何故か全女性軍から睨まれました。


「女神様に無茶苦茶言うんだな……」

『その代わりに使いっ走りしてるんで。』

「それよりなんで准将閣下が冒険者してるんです?」

『いや~こっちに用事で来てたらドボコン出ないかと言われて。みんな乗った?そんじゃ行くよ~!』


ランチはみんなを乗せて仔猫男(キティガイ)のシート部分に入って行く。


「なぁ0号、なんでぬいぐるみが載ってんだ?」

『あれブラックホール破壊砲だが?』

「恐ろしい戦艦だなおい……」

『グラトニースライムも居るよ?さて皆さんは明日の夕方までキャビンからあまり出歩かないでいただきたい。なんか革命が起きるんだそうだ。と言っても民間人に怪我人が出ない様にしては有るんで安心してください。』

「私達は人質ですか?」

「おおオゴウさんお帰り~。」

「ここ……皇帝陛下?」

「ああ皆さん楽にしてくだされ。この貴族優先の社会を民衆中心に変える革命じゃよ。貴族(バカ)ども次第な所は有るが民衆の血は流させないとこのマツシトが約束しましょうぞ。」

「皆さん安心してください、今回は共和国にお手伝いを頼んでいます。父や叔父の立案した作戦ではございません。また皆さんをお連れしたのは明日以降だと交通に支障が出る恐れが無いとは言えないからです。」

「帝都が消えるんですか?」

「消えません。」

「でもグラトニースライムが……」

『クリムおいで!』

[は~い!]

『キングスライム!』

[むっ!]


ぽよんと大きくなるクリム。ギルド組は絶句している……シェーナ以外。


「クリムちゃん、ツヤが良くなってるわね。」

[お姉ちゃんお久しぶり~。あ、ぼくのこども!]

[まま~こんにちは~。]

「0号、まさかこれを投入するのか?」

『しないよ?クリムは愛玩用だから。ってキャビン行こう。』

「ではどうやって?」

『セシリアさん、悪いけど話せないんだ。明日のテレビで見て欲しい。』

「テレビ有るんっすか?」

『マーカス君でしたっけ?船室と待合室に有りますよ。』

「0号、摂食ユニット付いたらまた奢ってくれ。」

『ああ、オーロッカスさんも一緒に行こう。』

「本当に建物潰れる恐れは無いみたいね?」

『詳しくは言えないけど潰れないよ?』

「ところでいつ連邦へ?」

『もう少し待って下さい。もし亡くなってても責任を持って甦らせます。』

「何かすごい事言ってますが?」

「エルフの兄さん、0号は一気に48人の集団蘇生(メガリザレクション)やったんだぜ?それにそれを指示した女神様も居られる。大船に乗ったつもりで任せなよ。」

「え?やっぱりドボコン1位の0号選手なんですか?」

『2位のヒュードロボも居ますよ?ベルモントさん……で良かったですか?』

「はい、ヒュードロボさんは気難しいと雑誌に出ていたので……その……」

「あっはっは、大丈夫だよ。こいつマスコミが嫌いなだけだから。なぁ兄貴?」

「お前を噛みたいぞオーロッカス。」

「んじゃ歯はアイアンクラッシャーにしようか?」

『博士も乗るな!それはそれとしてヒュード子供好きだろう?何か有ってもミヤビ様やレオ守れる位置を取ってたし。』

「わはははは、0号さんに見透かされてやんの。」

「てめ……」

『はいはいストップ、ヒュードの力じゃオーロッカスさん怪我する恐れが有るぞ?これ使ってくれ。』

「ありがたい、皇女様と同じしばき板だな?」

『張り扇と呼んでクダサイ。あんたのは特別製で逆力装置付けといたからな?』


パン!


「痛った……くねえ?これ痛くねぇぞ兄貴!」

「ありがたく使わせてもらうぜ0号。」

『ああ、悪役(ヒール)演じるのも大変だろう?』

「そこまで見抜いてたか……」

「んじゃ張り扇のホルダーも付けて……ブラスターとか要らない?カツミくんには付けてるよ?」

「あ……できれば0号のゴースト退治の光線付けて欲しいです。」

「ああアストラルクラッシャーね。了解。あれ役に立った?」

「ええ、0号がグレーターリッチに照射して分解させてましたからね。あいつ結構強いんですよ。」

「あれが武器として有効とは思わなかったよ。最悪懐中電灯にでもと思ってたんだけどね。」

「待て兄貴!グレーターリッチ分解させた?」

「ああ、聖域(サンクチュアリ)不死の軍(アンデッドアーミー)ごと擂り潰そうとしたらグレーターリッチが逃走しようとしてたんでうるせえって眉間抜いたらそのまま分解された……って懐中電灯言い出したのはコース博士ですか?」

『俺の産みの親面白いだろ?』



{帝都星でやること終わったな?}

あとは外伝に合わせてニーズヘッグ退治だ。

{甦る竜相手に何をするんや?}

何のためにアストラルクラッシャーヒュードロボに増設したか。

{ああ、そういう事か。}

まぁ先に会おうが後で駆けつけようがどうにでもなるって言えばなるんだが……

{ぶっちゃけんな!}

リンジーと増山どうしようかと。

{ああ……なるほど。}

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