変形
「母は妹を産んですぐに……妹はその後のスタンピードで村ごと……」
『だから生きてるんだって!最悪は邪神教の女司祭かも知れないけど。』
「ミラリオスが邪神教の司祭に?ならそこに乗り込んで……」
『デクさん落ち着け。』
“いや……スサノオ君の言い方が悪いと思うな。”
“こやつにデリカシー求めても無駄じゃぞ?”
“落ち着けディクリウス。スサノオ殿は最悪と言ったぞ?それに邪神教なぞ無いであろうが。”
{スケベ博士はネジ回しの神信じとるがな?}
『JUN!ややこしいところで口挟むんじゃない!』
“天目一箇神かや?”
「どなたですかそれは?」
“あなたたち何してるの?”
“おお!フレイヤ。このディクリウスの生き別れの妹が司祭らしくてな……”
『その人だぁ~!』
“え?何が?”
『今文字化けが消えた!フレイヤ神の加護1/4だ!』
“あら?本当に私の加護持ってるわね?”
『それでその人の妹探してます。お心当たりが有れば教えて戴きたい。』
“ふ~ん……?あ!あなたもしかしてリンジーのお兄さん?”
「いえ妹の名前はミラリオスと……」
{名字は?}
「アルトラパン、ミラリオス・アルトラパンです。」
『デクさんの妹さんは軽4輪か?』
「軽4輪とは何じゃ?」
“それはともかくじゃあ違うわね。髪と目の色がおなじなのに不思議ね。”
“フレイ……おぬしの妹はアホかの?”
『姉ちゃん……デクさんも結構アホだぞ……』
“え~い!フレイヤよ、その者の居場所を言うのじゃ。”
“はいオーディーン様……惑星国家群連合ガイアボール星系国ミッドフラワーのエルブヘイムで私の巫女をしております。聖女にございます。”
<うわ……連合か……国交無いぞ。>
『いやデクさん来てるし。』
「帝国経由で行けますぞ?」
{タケシャン偉い!さすが元皇帝!}
“““““んブタもおだてりゃ木に昇る……ブヒー!”””””
{ドロンボー達のユニットが反応しましたな。}
『それやりたくておだてたんかい!ってアシッドちゃんと舞月は?』
{縛って廊下に転がして有ります。}
『本当にお前はアシモフサーキット無視するなぁ。』
{兵器ですので。}
『ある程度本能的に他を傷付けたりするのを忌避するはずだが?』
「それオゴウくんもだよね?」
『そんなものに負けないと思う力が俺を強くする。』
{キカイダーかあんたは!}
『電磁エンドは付けて無いぞ?』
<小合さんブラスター内蔵してなかったっけ?>
「今回もガトリングブラスターとライトセイバーは内蔵して有るよ。」
『博士……』
「あとロケットパンチの威力切り替えは頭の中で考えるだけになりました。」
『微妙にマイナーチェンジされてる……』
「更にバルキリーを見本にして戦闘機モードに変形できるようにしてみた。」
『すんな!』
「レスキューチェイサーのコックピットが連動してカタパルトになるぞ!」
『博士……遊んで無い?』
「滅相もない。」
{SOS!SOS!}
カシン!カシン!カシン!
『なんか変形したけどどんな形になってんの俺?』
<ゴールドのロッキードSR-71だね。>
『それは偵察機で戦闘機じゃ無いぞ!』
(トランスフォーマーのジェットファイヤーね。)
『嫌いではないが……』
{人間諦めが肝心やぞ?}
『ユニットが語るな!』
<垂直尾翼にスカンクワークスのロゴ入れよう。>
『城野さん……後で覚えてろ……』
<僕はゲパルト対空戦車で。>
『待て!高機動戦闘ロボが何で戦車に?』
<羽根出して飛べるようにしてくれるって。>
「あの……あなた方何考えてます?」
「ディクリウス殿、どうかされましたかの?」
「いやこれ……軍事機密でしょう?」
「はっはっは、こんなの見てもああオゴウちゃんだからねとしか思わないわよ。コース博士の技術力は帝国をぶっちぎって独走してるのよ。あんなのあたしたちでも無理よ。」
「あ!それで思い出した!モグランナーの変形機構ですが……」
技術者達が自分等の世界に行ってしまった。
翌朝、イセ神宮巡りである。
「オゴー様、嘘でも詣でと言って欲しいのじゃが。」
“久し振りの我が家じゃのう。”
『姉ちゃん……一足先に帰ってても良かったのに。あとデクさん確かメイプルリーファーって名字じゃなかったっけ?』
「いえ、メイプルリーファーは世界樹に住まう(森エルフ族)って意味で正しくはディクリウス・アルトラパン・メイプルリーファーです。」
{指摘受けて今考えたな?}
“おお!あそこにサクヤが居るぞえ。”
……首長が「歓迎!宇宙軍御一行様とか書いた幟持ってる……
<恥ずかしいから無視する?>
『そうもいかんでしょ……サクヤ女史~!』
「オゴウ准将、本日は宜しくお願い致します……あの……こちらもしかして……」
『ああ前の帝国皇帝マツシト閣下ことミヤビ殿下のお父上です。』
「失礼致しました。共和国イセ地方を担当しておりますサクヤ・コノハナと申します。禰宜達に話は通しております。さぁ此方へ……」
とかなんとかでミヤビ様が神力測定で神獣鏡ぶっ壊したりしつつ計測は終わった。アマテラスは自由行動(勝手な徘徊)に怒ったオホゲツヒメとウケモチの神に拉致されていった……
「こういう神社が帝国にも欲しいでまんねん。」
「支所とかちゅくれないかしらねぇ。」
『適当な公園作って祠建てて分祠すればできますよ。ダンジョンってそうなってませんか?』
“大きなダンジョンの入口には僕やおでんの神殿の小さいのが付いてるよ。アマちゃんのは今回が初めてだね。”
「私の故郷じゃフレイ様の神殿が付いてましたね。」
“蛭子兄上にやってもらうかの。”
『オホゲツとウケモチまいて来たな。』
“JUNのやり方真似たのじゃ。”
{おっさん、ヒルコってスービエなんか?}
『えべっさんと言え。スービエだと海の王の娘に欲情するタコじゃ。』
“海産物じゃと佳寿子に任せるかのう。”
{イヤどす。}
“アマちゃん……諦めたら?”
“暗い場所は好かん。”
岩戸に引きこもったくせに……自分が管理するって誰が言ったのか。
“虫が涌くとはおもわんかったんじゃあ~!しかも20センチクラスの御器噛り(G)とか無理じゃぁ~!”
わかったから泣くな。
{やっとタイトル回収か!}
まだ完全回収では無いがな。ただ不思議な事が……
{どうせろくでもない事やろ?}
おいらが聖女書き出してから執筆ペースが落ちた気がする。
{普通に考えて当たり前やけどな。}
FUNA先生凄いんだな……
{劣等生が天才リスペクトすんな!}
それはそれとして
今年も俺が宇宙の戦闘機?お読み下さりありがとうございました。
{皆様、良いお年をお迎え下さいませ。}




