表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺が宇宙の戦闘機?  作者: ケモブキ
問題親父たちの帰還
110/258

合流寸前

「じゃあ本当に身体がバラバラになってたんですね…」

『うん…甦れたのはアマテラス様とクリムのおかげなんだよ。』

「クリムさん?」

“ライカ!危険なのじゃ!正体不明の巨大液状生物が居るのじゃ!”

{テン、それがクリムやで?}

[は~い!暴食聖金属粘体生物(グラトニーオリハルコンスライム)のクリムで~す!よろしくね?]

「わぁ!綺麗な子!」

「この宇宙で21しか存在しないスライムなのじゃ。」

「ミヤビさん詳しいんですね!」

「妾もこのレオもオゴー様からこのクリムの子をいただいたのじゃ。ライカ殿の子もオゴー様は残しておるぞよ。」

「ミヤビ様…デミウルゴス様が1匹持ってるから20だよ?算数頑張れ?」

すぱこ~ん!

「雉も哭かずば撃たれまいに…」

すぱこ~ん!

「お(ひい)様!レオがバカになったらどうするんですか?」

『あんたらは張り扇使わんと会話できんのか?』

「えと…飼い方は?」

「基本的に家で放し飼いにしてると害虫やらネズミやら取るぞよ?綺麗な水だけ与えてやればいいのじゃ。たまに野菜屑や残飯やればいいぞよ。」

『リョクに預けてるから後であげるね。』

「あの…レオさんがピクピクしてるんですが…」

「面白い博士がスタン張り扇作ってくれたのじゃ。」

『ンなもん友達に使うなよ…』

「ワックスボンバーと言うのもございます。」

『何作ってんだあの人も…』

「ワタナベさんのアイディアなのじゃ。」

『余計に元ネタがアックスなのかエックスなのか判らなくなったな。』

{訳わからんことで悩むんやない!早うレオくん乗せて出発せんかい!}

『身長1メートルのロボットに無茶言うな!』

{体型はボスボロットやけどな?}

『さてここに取りい出しましたるは博士謹製分子列崩壊張り扇…』

{克っちゃん、レオくんどこに置く?}

[かーたんにげた…]

『シートに縛り付けといて?それじゃまずは俺達の家、ナミハヤ兵器工廠に向かうよ?』

「お水有りますか?レオさん目を醒まさなくて…」

「大丈夫じゃライカ殿。レオ~パトロールチェイサーが飛んどるぞ~?」

「え?どこどこ?」

「こういうヤツなのじゃ。」

『んじゃ飛ぶよ~!』

レスキューチェイサーはマータの地から飛び上がった。

{アテンションプリーズ、ナミハヤまでの3時間ごゆっくりお楽しみ下さいませ。おっさんはサボるな?}

『ジャンプ航路に乗ったら暇なのよ…コックピット見学でもする?』

{ジャンプしてからにせぇ!}

『セガタヤジャンクションに接近、5…4…3…2…1、ジャンプ!』

「見学に来ました~。」

「師匠がマニュアルで動かしてるんじゃないのか…」

『手足届かんわ!おっさんの体内の航行コンピューターに接続してるから普通に動いてるでしょ?』

「それでどんな姿でも平気だったんじゃのう。」

『1人ずつ操縦席に座りなよ。操縦悍やスロットルは切れてるから弄っても大丈夫だよ。』

{ロボット操縦士子供に運転させる。モラルハザードの危険性。}

『日本の新聞かよ?』

ピーピーピー!この先事故渋滞中!

『ガッテンバーバイパスか…いつもだなあそこ…』

「太陽風に煽られてトラック横転…」

『宇宙船が横転って…』

「あ!レスキュー出るみたい。作業艦がスクランブルしたって。」

「師匠!見に行こう!」

『付いたら終ってると思うが?作業艦ならうちの最新鋭艦見なかったのか?帝国のテクノロジーと城野さんの頭脳を博士が纏めた逸品だぞ。』

{んでJUN弍式は?}

『まだ作っとらんわい!つーかどっちが言ったんだ今の?』

{まさか愛する妻の声が判らんとは…}

{まさか愛する相棒の声が判らんとは…}

『2人してからかってやがるな?』

{あ…うちのと同じ形のが飛んでる…}

『本当に救急車だったのかこれ…』

{ECTO-1と名付けて幽霊退治を…}

「迷宮で普通にやってたと思うけど?」

『ああ博士の懐中電灯で爆散してたな。』

{結構好き勝手やって来たんやなぁ…}

『捕まえて来て欲しかったと…』

{止めてぇや?お化けとか同居できんわ。}

「カヅコ様はお化けではなかったかのう?」

『それ以前にうちの家族みんなお化けなんだけどな…』

「え?師匠ゴーストに惚れたのか?」

『ンな訳あるかい!ゴーストになる前はかわいかったんだぞ?今は面影無いけど。』

「カヅコ様の土産を求めて帰らずの迷宮に潜ったのにのう。」

『そりゃ女房の為だからね。親父って女房子供の為なら何でも出来るんだよ。』

「カヅコ様の突っ込みが入らんのう?」

「かーたんとまってゆ。」

『突っ込み入れようか照れようか悩んでると見た。』

「たまに恋する中学生になるのう…」

『さぁみんなキャビンに戻ってくれ。』

「師匠今のうちにエッチな事する気だな?」

「レオさん…サイボーグがどうやって?」

「普段大きな師匠が小さくなってる…ここから考えられる事は…」

「オネショタと言うヤツかえ?」

『どこで聞いて来るんだそんな言葉…』

「リョク様と母上が話してたのじゃ。」

あの竜は…

「共和国にもこの文化だけは伝えないととか言ってたのじゃ。」

「お(ひい)様、既にカヅコ様が描いておられます。」

『キキョウさん…薄い本を持ち歩かないように。』

“まぁ良いではないかスサノオよ。”

『もうこの女神はチョロチョロと…』

“ついでにアマテラスまで乗せて行ってたもれ。”

『女神がヒッチハイクすんな…って何時から乗ってたのよ?』

“汝が死にかけた時じゃが?さすがに葦原中国(ちきゅう)まで行ったら疲れたわえ。”

「オゴー様は気付いて無かったのかえ?」

“ミヤビが一番神の気配には敏感じゃからな。”

「ミヤビさんすごいんだ…」

“そう言うライカも宇迦之御魂大神(ウカノミタマノオオカミ)の分け身じゃの。神大市比売(カムオオイチヒメ)とスサノオの間に生まれた説と妾の姉妹説が有る。

稲荷の親方じゃでユニットも稲荷型にしとるのかのう?”

『はっはっは、偶然です。いくつか作ったのをこの娘の父親に見せた所レンゲルを選びました。』

“おお!てーとくは見る目が有るのう。さすがに父様の分け身じゃのう。”

『え?アッシャー提督ってイザナギ?んじゃエリナ艦長がイザナミ?』

“母の分け身はげんすいじゃのう。”

『…待て、あんた母親の分け身の体調崩して誘導したのか?』

“母である以前に黄泉津大神よもつおおかみでも有るからのう…”

{有名所の分け身がいっぱい出てきとるな。}

スタートレック(たぶんミスター・スポックを探せ)でドクターマッコイがヤハウェの子とか言ってたんでキリスト教圏では普通じゃないか?

ギリシャとか神の一族名乗ろうとした結果ゼウスが色情狂になってるし。

{で、それについてのエピソードは?}

思い付いたら書く…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ