イセの名物数あれど
明日から心臓病再入院でございます…
「叔父さん!」
「ようレオ…お前がスサノオ様に頼んでくれたんだってな…ありがとうな。」
「いや…スサノオ様へそ曲がりなとこ有るから悪魔だとか言わなかったかな?あとこれ…」
「おうおう…しっかり改造を施して有るな。こりゃ立派になっとる。弓に近い威力が有るだろうこれ…」
「樵のメタさんか?この前居なかったからどうしたのかと思いやしたぜ?」
「ワタナベさん!まぁお元気そうで…」
「今ベフノは人間とゴブリンの共生実験区域に指定されてやす。ミヤビ様や小合先輩のおかげでやすよ。」
「あの辺でゴブリンと言うとワタナベさんの所だけでやすね。」
『ナベちゃんの部下だったら下手な人間より信頼できるからね。』
「こちらの看護サイボーグさんは?」
「帝国SSS級冒険者オゴーカツミ様じゃ!」
「ミヤビ様…オサム君とケーキ食ってたんでは?」
「こりゃ失礼をいたしました。」
『いえいえ名乗らなかったのはこちらですのでお気になさらず…』
「しかしその身体では冒険者と思えませんが…」
『ああこれ共和国内の反乱で帝国の皆さんに危険が迫ったんで壊れて間に合わせです。』
「素手でブラックドラゴン殴ったりしてたんだよ。」
「親父!もう立って良いのか?」
「ようカボーン、迷惑かけたなぁ…もう大丈夫だ。」
『いえ本当は明日までは寝ていて欲しいのですが…』
「ほら!オゴウさんがそう仰るんだから寝てろ!」
「いや本当に子供作れる位元気なんだって…」
「オゴウさん!生殖器斬って貰うわけには行きませんか?」
『いやいや…今メタルさんの体内では生命力が暴走してる状態ですので今切っても再生しますよ?下手に切ると2本になります!』
(なんと奇遇な!)
パン!
『リョク!しばくぞアホ。』
(しばいてる!既にしばいてる…って先輩意味知らんでしょ?)
『王様と私ってBL漫画のネタだろ?陰茎重複症の王様の…』
(あ…本当に知ってるんだ…)
『あの症状は両方から定期的に出さないと炎症起こるんだぞ?更に内臓への負担が重複異状でえらいことになり大抵新生児で死ぬんだ…』
(待って先輩あれ本当に有る話なの?)
『1609年スイスで発見されてこっち100例程報告されてる。今アメリカに居るのは上下じゃなく左右の人だがな。』
(え?今居るの?)
『有る意味奇形だけど本人はツイッターで楽しくやってるぞ?俺も詳しくは知らんけど。それよりイセ行きの準備だ!』
「オゴー様…イセと言うと惑星アマテラス…」
『そうですよ。あの姉ちゃんの神社が有ります。それといろいろ城野さんが地球と同じように作ってるんでお楽しみに…ああレオ、神社内は狩猟禁止だからな?』
「いくらオイラでもそんな罰当たりな事しねぇよ!」
『と言うかインペリアルガルーダ見てもらわないと…』
「終わってるよ?よくあんなピーキーなエンジンで慣性力キャンセラー不調な宇宙艇飛ばして来たね…」
『主に出力の増減でハンドリングしてましたので。』
「そうか…たまに信じられない挙動してると思ったらスロットルで挙動変化させてたのか…」
「そうだったんですかオゴウ准将!」
『うわ!びっくりした…あ!スレイ・メルト少佐!』
「私も新造特務艦に志願したのですが…」
『いえスレイ少佐は元帥の懐刀として第1艦隊を守っていただかないと…そうだ、レオ!おいで。』
「この子は…?」
『帝国での少佐のファンです。少佐の名前は帝国まで響き渡ってましたよ。』
「は…はじめまして!レ…レオパード・リットと言います!少佐のチェイサー木の葉返しのファンです!」
「あれは行きたい方向と逆にバーニアを軽く吹かすのがコツなんだ。オゴウさんならきちんと教えてくれると思うよ。」
「いやいや…ガーっと行ってバッとエンジン吹かしてギュンと回るとか言いますんで…」
「有る意味凄く的確なんだけどね…」
『少佐、すいませんが後でサインしてやってもらえませんか?』
「いいのかな?オイラ帝国民なんだけど…」
『友好使節団の一員が何を言ってるのか?』
「そう言えばそうだった!」
「たぶん物見遊山だとか思ってたのじゃ。」
「…それお姫様もですよね?」
「妾には惑星アマテラスの視察と言う使命が有るのじゃ!」
「ではヒスパニックパークにはお姫様抜きで行きましょう。」
「待て!なんじゃそれは?」
「20年程前にできた遊園地です。なんでも地球の物を元にジョウノ様の描いてた図面を再現したとか…でしたよね?アシッド様。」
「ええ、ジェットコースターのピレニーズとかグランドモンスター、鉄牛等が人気ですぅ。」
「ううっ…」
「ミヤビ様!お土産は任せてくれ!」
『良かったですねミヤビ様、お土産はレオが買ってくれるそうですのでおっさん達はアロンソ・キハーノアドベンチャーでも見に行きましょう。ガレオン船が空を飛ぶらしいですよ?』
あ…目が輝きを取り戻した。
『ミヤビ様ファンクラブ集合!』
「1番、コース・ケベ!」
「2番、城野博之!」
「3番、渡辺辰雄!」
『諸君の任務はミヤビ様を楽しませる事に有る!各員の努力を期待する!』
「カツミくんは?」
『ライカちゃんの接待を…』
「「「却下ぁ!」」」
《うちのおっさん共って本当に仲いいわね…》
「メイリアさん…イセ行きだそうです。」
「ノマド博士…守って下さいね…」
「カツミくん、こいつら放って行く?」
『そうは行かんでしょ…しかし何で博士は帝国で悪魔の天才科学者とか言われてるんだろ…』
{ソアラはんもそんなこと言うとったな。}
「共和国から帝国行った人が面白半分で言ってたの帝国の人がまともに受け取ったんでは?」
『たぶんそうだろうねぇ…』
「私が聞いた話ですと博士が人殺してコンピューターに詰め込んでるとか…なんで最初こちらに配属された時怖かったですね。博士の人となり知ればどこのバカがそんな噂流してたのかと…」
『だいたい犯人が判った。おそらくジム・グルーだ。』
「理由は?」
『コンピューターに死人が入る、これはネクロコンピューターだ、そしてネクロコンピューターの製造者を知るのはジム・グルーしか居ない。』
{アロンソ・キハーノって誰やな?}
ラ・マンチャのある村の郷士、別名がドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ。
{ドン・キホーテかい!素直に書けや!}
パ●ケ・エス●ーニャとかドン・キホーテとか素直に書いて近鉄グループから訴えられたらどうする?
{いや…近鉄の人見てないやろ…って言うか伊勢の宣伝止める気は無いのか?}
伊勢神宮が他所に引っ越したら考える。
一応アマテラス様主要登場人物だから。
{サブタイトルは今は無き伊勢国際秘宝館の秘宝館小唄っぽいが?}




