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俺が宇宙の戦闘機?  作者: ケモブキ
問題親父たちの帰還
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どこの女房も怖いもの

『カボーンさん!やっぱりブリキのボディーは難が有った!』

「いやこれ…武器庫で転んだんですか?」

『女房が面白がって刺しやがったんで…あ、このナイフ帝国宇宙軍正式装備品なんで良ろしければ一本どうぞ。』

「ベフノのゴブリンってワタナベさんの所だったんですね…」

『おや?ナベちゃんの知り合いでしたか?彼は見た目に反してかわいいのが好きでねぇ…』

「タイガもそうですよ?なんかベフノの代官やってるとか。」

『ああレオの兄貴の…彼はミヤビ様が説得してくれました。』

「私ならチビりそうですが…今日は外装だけ合金に変更しときますね?」

『ナベちゃんとプロレスできる位に?』

「いや…あの人暴れオーク投げたりするんで…」

「師匠!今度はどんな…あれ?」

「やぁ!昨日は悪かったね。」

『レオ、きちんと挨拶したか?』

「あ…レオパード・リッドです!」

「改めて、カボーン・リッドと言います。」

『タイガさんのお友達だそうだ。』

「カボーン…リッド…?…親父さんはメタル・リッドって名前じゃ?」

「そうだよ?良く知ってるね。」

「メタル叔父さんだ!うちのアホ親父と喧嘩して居なくなった…カボーン叔父さん、これ…」

『レオの大切にしてるパチンコがどうした?』

「メタル叔父さんが作ってくれたんだ。これなら鳥も捕れるからって。」

『小型拳銃並の威力有るからな…カボーンさん、お父さんは壮健で?』

「片足無くして寝たきりです。」

『外装交換終わったら治しに行こう!レオ!グラスさんとラインさん呼んできて?』

「治しに…ですか?」

『帰国前に帝国でエリクサーが発売されましてね、ここに一本有るんですよ。』

「ならグラス叔父貴の腕を…」

『今のグラスさんの腕はサイボーグ義手では有りませんよ?』

「おじさま!レオちゃんの親戚の方が居られたとか?」

『きゃぁエッチ。』

{棒読みで何言うとるんや?}

『おのれがナイフ刺すからだろうが!』

{機能部品は外しとろうがね?}

「あの…カヅコさん…いくら機能部品外しても異物が刺さってる以上不都合が出る可能性高いんですよ?実際今エネルギーリークしてますし…」

{克っちゃ~ん!誰にやられたぁ~?}

『おのれじゃ。』

「新しいボディーは現在博士達が製造中ですのでもう少しお待ち下さいね?」

「師匠、親父と子爵様呼んできた。」

『グラスさん、こちらの方に見覚えは?』

「技師さん、俺あんたに似た人1人知ってるぜ?」

「本人だ叔父貴!腕が治ったって聞いたけど…」

「ああこの腕の所為でイライラしてお前の親父と喧嘩してな…」

「親父亡命中に片足無くしたよ…」

「マジか?オゴウさん例の薬は…」

『在るからちょっと外装換えるまで待って?佳寿子に殺られて…』

{愛情表現や!}

「やっぱり女性怖いじゃないかグラス!」

「兄貴、それはオゴウさんの奥方が怖いだけですぜ?恐らくうちの旦那はこれくらいじゃ死なないって自信と自慢と甘えがない交ぜになってんですよ。マヌルも寝てると首狙って来ますぜ?」

「知り合いの奥方達が怖すぎる件について…」

(子供産んだらそりゃ変わるわよ、一番がダンナから子供に変わるんだから。)

『と、独身者の竜が言ってますが?』

「リョクちゃん人間だったらプロポーズするんだけどな…」

『頑なにパンツ穿きませんがよろしいですか?』

「むしろ好都合でs…」

{奥さん聞かれました?あの方お若いのに変態ですって。}

(まぁ!それは変態ですね!…誰が変態じゃ?)

「リョク姉ちゃん、それは自爆だと思う。」

(レオくん今度スカイダイビングしようか…パラシュート無しで、いえすっぽんぽんで!)

{変態止まれ!}

「この明るさが共和国の秘密だな?」

『帝国軍も負けて無いけどな?って言うか話してる面子は帝国出身者ばかりだし。』

「終わりましたよ?親父は今軍病院に入ってます。」

『じゃあ元帥に頼むかな?』

「カツミくん!ついでにエリクサーの実用性見せよう。」

『うわ博士?いつの間に…』

「2時間後にここの会議室で飲んでもらおう、名目は試作回復薬効能実験。あとここの宿舎に入ってもらうよ?副作用抑制の名目で。」

『その辺任せます。悪い様にはしないんでしょ?』

「もちろん!住居費も無料だよ!」

「ケベ博士…よろしくお願いいたします。」

『はっはっは、これはカツミくんが言ってくれてね…カボーン技師に良くしてもらってるから良いようにしてやってくれって、で、調べるとお父さんが大変だったんでこうしたんだ。帝国じゃ3人の治験してるから薬は安全だろうし。』

「安全はあたしが証人です!」

『エマールさん?』

「あたしは呪詛によって顔と両足、右腕が腐ってました。こんなに綺麗に治ったんですよ。」

「確かに最初見たときはいっそ楽にしてあげた方が良いかと思える状態でしたね…」

「なんで大船に乗ったつもりでおじさまに任せてれば大丈夫です。」

「年頃の女性のおじさま呼びっていいなぁ…」

『気を付けよう 博士の後ろに 謎の影。』

《コースちゃぁん?》

「おお最愛のノリコ…ご機嫌斜めですね?」

《あたしが呼んであげるわよおじさま!メタルさんの移送準備完了しましたおじさま!ママ達の了解並びに見学も取り付けてますおじさま!》

「やっぱり怖いじゃないか!」

『ノマドさんとメイリアさん見せようか?』

{ラインはん砂糖吐いても知らんで?}

『あっちはあのままか…』

「オゴウさん!またなんかしでかしたって?」

『元帥…俺は問題児じゃ有りませんよ?』

{問題児はみんなああ言うんやなぁ…}

(その言葉は大抵一番の問題児が言うけどね?)

{なるほど、先輩ですね?}

(ええ、小合先輩よ…)

こいつらはどうあっても人を問題児にしたいらしい…

「帝国で侯爵相当って聞いたけど?」

『それだったかぁ~!ありゃ迷宮に挑むレースでトップ取ったからですよ。』

SSS(ゴッドイーター)級冒険者ってそんなに簡単なのかい?」

『あと皇帝含む50人の蘇生位ですが?』

「それと元帥閣下、そのレースで10年間誰も倒せなかったミノタウロスを倒したんですよ。」

「更にモンスタースタンピードの単騎解決やエリクサーの発見等帝国としては返せない程の恩を受けてせめてもの恩返しです。」

{そんなに怖いかな?}

まぁ独身者であれば怖く感じるだろうな。

{あんたは?}

好きが怖いを上回ってたな。そのまま居なくなったけど。

{JUN太の出番が減ってるような…}

本人居るのにコメディリリーフ投入する意味は?

{んじゃ大人しくしとんのか?}

「JUNた~ん!スライムの飼い方教えて~?」

{追い掛けてくんなぁぁ!}

{…元気そうやね…}

うん…

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