どっこい生きてる基地の中
[ごすじん、ごすじん!]
『おおクリム、怪我してないか?』
{みんな~!あるじが起きた!}
『ハッハッハ、俺は眠らないぞJUN。』
{克っちゃん…}
『おお佳寿ちゃん…いつ帝国に来たんだ?』
{いやここナミハヤ基地なんやけど…}
『………!タケシト親王陛下は無事か?キキョウさんやミヤビ様、フコ様にエマールさん、ドロンボーのみんなにレオとナベちゃん達は…』
「全員怪我もしてませんぞ。さすがSSS級じゃのう。」
[とーたん!]
「とーたん!アニャキかちこい!しゅごい!」
おお幸治、オサムも元気そうで良かった…
「気がついた様だね。これで安心して飲める!」
『ああ博士、例のお土産は後程ノマドさんと一緒に…』
「うん、それとあのスライムくん凄いね。君の部品を全て回収してた。」
『クリムは単独でスタンピード潰せる逸材です。あとそのクリムの子供達が8匹居るんですよ…第5実験室の皆さんにも1つずつ…』
「餌はどうなのかな?」
『残飯か野菜屑でいいらしいですよ?最悪水だけでも数ヶ月生きるそうで…』
「ところでオリハルコンスライムって聞いたんだけど…」
『オリハルコンの原石とヒヒイロカネのチェストプレートはリョクが持ってます。たぶん佳寿子の先輩だと言ってると思いますが。スライム達はクリムが抱えてますよ。例のモノと一緒に』
「ああそうだ!君達に食事機能を付けるってソアラくんとアシッドくんが五月蝿くて放っといたら図面まで引いてたから諦めてくれたまえ。」
『え?何で?』
「本物のたこ焼きの味を再現してもらうとか言ってたな…ところでサルガッソー越えて帰って来たんだって?」
『ええ、帝国駆逐艦が1台中で潰れてますよ。サイズ的にはインペリアルガルーダが抜けれる最大でしょうね。ところで慣性力キャンセラーなんですが…』
「外して見てるけどだいぶん酷いみたいだね。配線をヒューズでやってんのかって技師がぼやいてた。」
「参ったのじゃ…」
『ミヤビ様…どうされました?』
「叔父上がオゴー様が破壊されたとの報告を聞いてのう…」
『ああ…ちょっと連絡しますね。JUN!来てくれ。』
{これからおっさんの遺言の上映会を…}
『すんなンなもん。ガメラに繋いでくれ。』
{…無理、話し中。}
『それじゃ忍者に。』
{………繋がったよ。}
『もしもしミコ様?小合です。』
「まぁまぁオゴウさんお元気ですか?」
『ちょっと下半身無くなりましたが…』
「あらあら…あなた!オゴウさんから連絡ですよ?」
「キサラがオゴウさん木っ端微塵だと…何!」
『陛下の真似してあの世から帰って参りました。』
「おお…オゴウさん…もう少しでわしのスライムちゃんにカツミと名付ける所でしたぞ!キサラ!オゴウさん蘇った!」
「あのね父上…いくら大魔術師でも賢者でも自分を蘇生させるのは不可能なのよ…」
「キサラちゃん…病室の方が騒がしいんだけど…おじさまの気配も有るのよ…」
『アマテラス様がやってくれましたよキキョウさん。』
「あんな美人とどこ行ってたんですか?」
『爆発の衝撃で地球…もと居た世界の死ぬ直前に戻されて、身体中痛いわ感覚無いわでこの世界の記憶は走馬灯だと思った時、アマテラス様が笑いながら降臨して動き辛いなら俺のバイクに乗って行けって言ってくれたんですよ。』
「おじさま、アマテラス様とはどなたですか?」
『強くてかわいいうちの姉ちゃん。異界の主宰神で今はオーディン様やデミウルゴス様とこの世界を守ってるよ。』
「エマール殿疑われるかも知れんが事実じゃ、そしてこのオゴー様はアマテラス様の弟神、スサノオ様の分け身なのじゃ。」
「何か話が凄く大きくて…でも50人蘇らせたとかスタンピード潰したとか聞くと確かに…」
『神とはいっても下っ端ですよ?おまけに分け身だし。』
「鬼神のごとき働きじゃったがのう…」
『あれ1級神なら片手で終わるんですよ。更にお馴染みの三柱だと宇宙創世なんかも片手間ですよ。』
“んな訳あるか!だいたいおぬしも1級神じゃろうが?”
『俺は友人限定なんですが…』
“力上げるのに田力男と融合した阿呆は誰じゃ?”
「アマテラス様!そこの所詳しく!」
“ん?キサラもそういう話が好きかえ?佳寿子が漫画にしとるぞ。ちょっと事実とは違うが持ってるはずじゃぞえ。”
「カヅコ様~漫画見せて~!」
『…皇室の女性は腐女子ばっかりか!』
“ミヤビだけでも真っ直ぐ育ってくれたらいいのう…”
『こらこら他を見捨てるな。』
“気に入った種族の為なら星の1つや2つ…”
『そこまで大事にせんでええねん。』
“神の依怙贔屓なんぞそんなもんじゃぞ?何で根暗な絵描きが世界大戦起こせたと思っとる?”
『小合は激怒した。必ず、かの邪智暴虐の女神を除かなければならぬと決意した。』
“するな!妾と違うわ!”
『あの片キンキリスト教に傾倒してたんだっけ?』
“それで30過ぎてもニートしてた大工の倅が気に入ってのう…ちょっと運向けたら自滅しおった、おかげであのロン毛は慈悲を垂れ流すの止める位落ち込んどったぞ。”
『そんなことが…』
“最大のキリスト教国家がイスラム教に攻撃された事が有ったじゃろ?”
『アラーとキリスト教の父って同一神じゃ無かったか?』
“じゃからアラーの姿で立川のロン毛殴りに行ったのじゃ。あやつは父に依怙贔屓されて神にまでなった者じゃからのう。”
『何で中途半端にボカしてるんだ?』
“メジャーな神の名前を出すと世界神名著作権協会から請求来るからの?”
『何その団体?』
“God's Society for Rights of Authors, Composers and Publishers of universe、通称ゴスラックと言ってのう…”
『ううっ…名前だけでも面倒臭そうな匂いがしてる…』
“モサドとかCIAとかISISとか下部組織も充実しとるぞ?最近ムジャヒディンとタリバンが除名されたとか聞いたのう…”
『うんいろいろ怖いんで黙れ。』
“ヴィレッジピープルも下部組織じゃったがのう。”
『どこの村人よ?』
“いやYMCAとかIn The NAVYとか…”
『ゲイの歌手かよ!』
“いや長年ゲイじゃと思われてたレイ・シンプソンはきっちり女性と結婚して娘も居るぞよ。”
『キリスト教…男色禁じてた癖に…』
“ありゃ牧師らが勝手にしただけで同性愛禁じとる宗教は元々無いぞよ?”
『それだけ同性愛に詳しいのが帝国皇室に流れたんじゃないk…』
“妾は存ぜぬ!”
『アマテラス容疑者!返事が早すぎるのも自白とみなされるんだが?』
「絶対神相手に掛け合い漫才しててどこが下っ端じゃな…」
{生存確定か…}
残念そうにこの野郎。
{いつもの…元々の感じに戻ったな。}
まぁあれでも皇帝に遠慮したりさせてたつもりだから…
{ほんで下半身無いんか?}
腰の油圧式ショックアブソーバーが逝かれてスペア無いんでな。まぁスライムやクリム使って博士がなんか考えるだろう。
{作者が登場人物に丸投げって……}
しかし前回のはptが一気に6増えたから定期的に克己壊すかな…
『この外道にエキノコックスワームを…』




