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俺が宇宙の戦闘機?  作者: ケモブキ
0 目覚めれば宇宙空間
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なんで宇宙に来たのやら?

初めまして

初投降になります

どうかよろしくお願いいたします

信じられないと思うが今起こった事を言うぞ?

夜中にバイクで高速を走ってたんだ…

そしたら前走ってる車がこっちにミサイル撃って来てな…


「っぶねーな馬鹿野郎!…あれ?こっち狙って撃って来てる?」

{思いっきり狙って来てますがな、それよりご主人器用に避けまんなぁ。}

「これでもジムカーナで入賞したことがあって…誰だ?」

{航法サポートAIですわ、ナビとでも呼んでおくんなはれ。}

誰の趣味だか知らないが鈴を転がすような声優の福井裕佳梨さんっぽい声である…大阪弁ではあるが…

{あ!パルスレーザー来る!斜め前。}

「ジャックナイフからアクセルターンに繋いで180度ターン。」

{ほなそのままジャンプしよか?}

「ポップアップトリックくらいしかできんよ?」

{全開でフル加速!時間の壁をジャンプするんや。}

「ああワープか?ほい全か…おうわぁぁ!」

次の瞬間、星空が棒になって流れて行った。


{撒けたらアジト行こか。燃料要るやろご主人?}

「そのご主人っての何とかならない?」

{おっさん。}

まぁ何でもいいけど…ところで何でインターフェース二輪車なんだこれ?

{おっさんが使いやすい様に自分で作ってるっぽいな。}

「パイロットの自由って凄い技術だな。」

{え?おっさんパイロットやのうて航行コンピューターやろ?}

「誰がコンピューターやねん!あんたとはやっとれんわ。」

{はぁ~さいなら~。}

「でなくて!俺コンピューターになってんの?」

{呼吸してへんやろ?}

本当だよ!今まで気付かなかったよ!

「ところでこれ宇宙戦闘機なんだよな?」

{性能的にはそう言うてもええんちゃう?}

「違うのか…」

{そろそろジャンプアウトするからびっくりすんな~。}

次の瞬間、俺達は縦に転がった。


{ジャンプアウト成功、軍も来とらんな。}

「ちょっと待て!撃って来たの軍かよ?」

{うちらのお父ちゃんちょっとマッド入っとってな、作業ポッドに戦闘機のエンジンとジャンプ機関載せて更に航続距離めちゃ伸ばしよってん}

ほうほう

{ただ航行コンピューターがまともに動かんよって駐機場の隅に置かれとったら見付かったスパイが乗って逃げよってな…今コックピットにおるんや。}

うん、普通に大事件だった。

「んで?今何処に向かってんの?」

{刑務所~!}

そーかそーか。

[接近中のポッド、船名と接近理由を告げよ。]

「ハロー、アイムバイ○ァム。」

{アホ~!訂正、こちら試作ポッド9961未登録、帝国側スパイと思しき人物に盗難中、犯人失神により連行。解錠求む。}

[了解、3番スペースに侵入許可。係員待機中。]


「あ~あ~小便漏らして伸びてやがるぜこいつ…」

「あれ?こいつ有名なスパイじゃね?ボンドとかグルーとか言う。」

「確かに身柄は預かった。感謝する。」

「ギャラはスイス銀行の口座に振り込んでおいてくれ。」

{あんたは黙ってぇ!えとこれが航行レコーダーのコピーです。}

「ああすまない…君達はコースケベ博士の?」

{はいプロフェッサーコースケベの製造AI並びにコンピューターです。}

「俺は小合克己って異世界人ですが?」

{こんなん連れてやってまんねや。}

「…噂通り凄い技術だな…」

「ところで俺どんな形してんの?」

{ハイハイ帰ったら鏡見せたるよってな。}

「…AIとコンピューターが漫才してる…」


「ところでアジトつってたけど?」

{あぁスパイがナビゲーションに打ち込んどったから早よ行かんと逃げよるでな。}

軍隊付いて来てるんですが…

{当初はうちらだけで電撃作戦かまそうかと思てたんやけど…}

「あのまま行けば良かったのか?」

{まさかミリタリーチェイサーチギるとは思わんかったし。}

そう言えば彼我の出力ってどうなってんだ?

{ノーマルチェイサーが1万、ミリタリーチェイサーが50%増の15000って公称やね。んでおっさんが9000。}

「え?戦闘機のエンジンだよな?」

{80年前の名機やで?いまだに軽宇宙艇では現役やし。}

俺は自分がスバル360に思えてきた…

{そんなにかわいいかな?}

「え?スバル360知ってるのか?」

{思い浮かべたちっこい地上専用機やろ?}

「貴様エスパーか?」

{♪光より 速いのさ 輝く強化服カッコいいぞ?}

こいつは…

「それはそれとしてまだかよ?」

{前方をご覧下さいませ、それが奴らのアジトでございます。}

80メートル程のタイヤとフロントフォーク外したカワサキ500SSが浮かんでた…

「マッハⅢじゃないか!」

{知るかハゲ。}

こんなに口悪かったのかこいつ…

{ミリタリーチェイサーより入電、案内ありがとう、あとは任せてくれ。以上}

「馬鹿めと返信してやれ。」

{了解、ミリタリーチェイサーに返信、馬鹿m…}

「本当に打とうとすんなアホ!無事の帰還を祈るで行こう。」

{返信、無事の帰還を祈るで行こ…}

「何で要らん所まで打つん?」

{おっさんからかうのに。}

爆発したろうか…


戦闘はなかなか面白かった。

80メートル級の500SSH1に群がる5メートル級の空飛ぶ円盤…

おっ?サイドカバー裏から侵入に成功したみたいだな

「ポップコーンとコーラが欲しいな。」

{敵母艦エネルギー急速圧縮中!}

「何かヘッドライトチカチカしてるな。」

{敵タキオン砲発射シーケンスに移行、おっさん止めて?}

タキオン砲って…波動砲じゃないか!

「止め方言え!」

{砲口と本体繋いでるワイヤー切って!武装無いけど。}

「無いんかよ!体当たりか?」

{マジックハンド起動、トーチカッター点火。これで。}

バイクで言うトップブリッジ下に潜り込んでワイヤーハーネスを切る。

「これ全部切っていいのか?」

{ええんちゃう?爆発するけど。}

早よ言え暢気にこのバカタレ。

「ポッドよりミリタリーチェイサー!タキオン砲発射阻止の為現在ワイヤーハーネス切断中!残り3本!切っていい?」

周りから切るなバカの入電の嵐が来た…


航空母艦仔猫男(キティ・ガイ)内部

「そろそろ投降してくれませんかね?」

「それは出来ない相談だ…あと我が主砲は首都星をレンジに収めて居る。全員で突入したツケは高くついたようだな」

この時運命は転がった…

全艦内に強制放送がかかったのである

《ポッドよりミリタリーチェイサー!タキオン砲発射阻止の為現在ワイヤーハーネス切断中!残り3本!切っていい?》

敵味方関係なく目が点になった。

航空母艦仔猫男はカワサキ500SSの異名(基地外マッハ)から取っています

主人公には今のところ肉体は無いのでそっち系統に走る事はありません

{恩人の名前使ってそりゃできんやろ}

出て来るな

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― 新着の感想 ―
[一言] 軽快なやり取りが読んでいて楽しいお話でした。漫才形式で進む小説のはあまりないのでちょっと驚きましたが、続きも楽しみにしていますね。
[良い点] 面白そうなSFの匂いがする。 更新楽しみにしております。
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