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付与魔法使いは迷宮へ  作者: 灯絵 優
付与魔法使いと暗黒魔法使いは邂逅する
33/154

第七話

 突然のことだった。

 地震と轟音に跳ね起きたミルは窓を見る。茶色い煙が上がり、それは黒く染まったかと思うと赤い光りを混じらせる。爆炎だ。

「事故でしょうか?」

 目を丸くしていると、一つ二つと爆音が響く。

「ミルちゃん――あ、ご、ごめんね! でも緊急事態だから直ぐに着替えて!」

「へあ!? シャリオスさんっ!?」

 寝乱れていたミルは慌ててまくれた裾を抑え髪をなでつけた。その間ずっと後ろを向いて空気のように気配を消していたシャリオスは「いきなり入らなきゃ良かった。でも緊急時だし」と一人言で気をそらし続けていた。

「すみません、着替え終わったので!」

「キュキュ?」

 やっと起きたアルブムを素早く肩に装着したミルは、杖を取り帽子をかぶった。

「じゃあ、行こう!」

「ええと、どこへ!?」

 あれ、とミルを肩に担いだシャリオスは小首をかしげる。

「この領地で冒険者登録をしてる人は、緊急時に災害対策要員になるんだよ?」

「そういえばそうでした! え、今緊急時なんですか!?」

「たぶん襲撃されてる」

 恐ろしいことを言うシャリオスは、外に出ると屋根を伝い、爆心地へと向かった。

 煙が酷く、逃げ惑う人で道はごった返していた。

「あいつだ」

 既に集まった冒険者や兵士が魔法使いの周辺を固めている。その中に見知った姿を見つけ、ミルは声を上げた。

「ストラーナさん! あ、お店がそこだわ」

 煙をあげる店舗。彼女の魔法薬店が襲撃されたようだった。ストラーナはユックを抱き上げながら店の入り口前に立ち、手をかざしている。ぶかぶかなローブが蠢き、足下から木の根がはいでて蠢いている。

「ドルイドの魔法薬店があるって聞いてたけど、あそこだったんだ」

「行きましょう!」

 ドルイドだったんだ、という驚きもあるが、今は救助が先だ。降りた二人は加勢するように冒険者達の後ろに付く。

「大丈夫ですか、ストラーナさん!」

「まぁ! わたくし、もう青ポーションなんて、持っていませんのよ……」

「いや、違います。今は違いますので」

「まぁ、そうなの」

 ずっとそうだったら良いのに、とユックを抱え込んで後ずさっていたストラーナは呟いて悲しそうな表情をする。その腕に抱かれていたユックは半泣きになっていて、歯を食いしばりながら震えていた。

「ミルちゃん、障壁!」

 体に貼り付けていたものをずらし、飛んでくる火魔法を防ぐ。爆発の原因はこれかと思うと同時に、敵の魔法使いは一気に囲い込まれた。兵士達も到着し、瞬く間に拘束される。

 しかし他の場所に上がった煙が、襲撃者が一人では無い事を知らせてきた。

「ミルちゃんは周辺の住民を守ってて! 僕らはあっちの手伝いに行くから」

「わかりました、お気をつけて!」

 のろのろと店の中に戻ろうとしているストラーナを押し込んだシャリオスは、片手をあげ走って行く。

 燃えて酷い有様の周囲。怪我人は兵士に担がれ避難所へ誘導されていく。火を消すのを手伝おうと水差し魔導具(ジャグ)を取り出して注いでいると、直ぐ脇を男性が通り抜ける。

「そちらは危険ですよ!」

 白いゆったりとしたズボンに青の上着を着た青年は、手を引っ張られて驚きながら振り返る。見下ろす瞳は灰色で、長いシャンパンゴールドの髪を一つに結わえていた。見たところ、起き抜けに出てきた街の人間に見えた。目立った装備も無く、冒険者ではないだろう。すらりとした長身だ。

「……え?」

「冒険者の方達が犯人を捕まえに行っています。彼方の避難所へ行ってください」

「いや、俺はその……見えるの?」

「ええと? あの、とにかく火事にもなってますので、ね?」

 強めに引くと、青年は一歩踏み出した。そのまま周囲の警戒をしながら引っ張っていくと、突然立ち止まる。

「お嬢さん、避難所ってあそこだよね? 俺はもう平気だから」

 そのときまた爆炎が上がり飛び上がるように右を見た。青年の背後で大きな煙が上がっている。燃え広がらなければ良いのだが。

「すみません、様子を見に行かないと――きゃあ!」

 踏み出すと同時に手を引かれた。たたらを踏んだミルを更に引き寄せ、背後から抱きつく青年。アルブムが「ギュ!」と威嚇した。しかし青年は鼻先を髪に埋め、スンスンと匂いを嗅いでいる。

「……甘い匂いがする」

「ひいっ!? や、止めてください!」

「ギュア! グルルルルル!!」

「おっと、これは失礼を。動揺してしまって」

 抵抗しても全く抜け出せなかった事に、距離を取る。残念そうに手を彷徨わせた青年は、肩を竦めた。

「邪魔をしてごめん。今日は終わりだから、安心して家に帰って」

 にこりと笑ったと同時に、再び爆発音がした。ひときわ大きな音に顔を覆って目を瞑ると、頬に何か触れた感触。驚いて振り返ると、そこには誰もいなかった。

「避難所へ行ったのでしょうか……」

「キュア?」

 周囲を見ても靴音一つしない。煙のように消えた青年を探すが影も形も無く、ミルはストラーナの店の前まで戻った。

 魔法薬店の中はかき回されたように荒らされ、薬品が根こそぎ奪われたあとだった。「たくさん、作った……のに」と打ちひしがれているストラーナの頭をユックが一生懸命撫でて慰めていた。

「お二人とも、怪我はありませんか!」

「大丈夫、よ。それよりも、貴方の方が、大変だった……みたいね」

「ええ? いえ、そんなには……」

「そお?」

 頬を拭うように拭かれる。しかし当てられたハンカチには何も付いていない。

「変な人に、ついて行っては、いけません、よ? 女の子は、特にね」

「これでも成人してるのですが……」

 謎の言葉に内心首をかしげる。

「それより火を消さないのかよ」

「そうでした!」

 ユックはここは任せろ! と言って胸を張るので水差し魔導具(ジャグ)で周囲の消火活動に当たる。最終的に穴を開けた障壁に水差し魔導具(ジャグ)を入れて消火した方が早いと気づき、二次被害が出る前に火は消し止められた。

 シャリオスと揃って帰ると、煤だらけになった彼は直ぐに体を洗いに行った。ミルは奥から出てきたドーマにジロリと睨まれたかと思うと、頬に塩を塗り込まれて「これをやろう。洗え」と塩壺を渡される。よくわからないが顔が怖かったので、塩を混ぜて体を洗った。やっと朝食だと一階に降りると「髪も洗え」と再び塩壺を渡されてお預けされてしまったが。

 二回ほどやりなおしを食らっている間、ドーマはシャリオスと何か話したようだった。ドーマは腕組みをし、シャリオスは珍しく動転したように声を荒げているのが、遠くで聞こえた。

「今日はパンケーキと魚のサラダなんですね。あ、ソースが美味しい」

「ミルちゃん、美味しく食べてるところアレなんだけど、知らない人についてっちゃ駄目だからね?」

「どうしたんですか、シャリオスさんまで……。なんだか今日は、皆さん様子がおかしいですよ。もしかして事件と何か関係が?」

「いや、うん……ええと。うーん」

「では、ドーマさんとなにか?」

 シャリオスは十七回目のおかわりをした皿を見つめたかと思うと、そっと食器を置いた。これは一大事だと生唾を飲み込むと「これから変質者がでるかもしれない」という危険な発言が。

「今日の襲撃者の中に指名手配犯が紛れてたって情報が入ったんだ。どうも、そいつらの目的が魔法薬店の襲撃だったみたい。そこで新薬の開発をしてたからじゃないかって」

 (マチリ)の件だと直ぐにわかった。領地の外まで情報が回り、最近では専門で売る冒険者が他領からやってきている。密輸を警戒して、検問が厳しくなっているとズリエルが話していた。

「ドーマさんとはその話を?」

「うん……。それも話してたよ」

「他領からの攻撃でしょうか」

「その方がマシだったかもしれない。あいつらは誰の命令でもなく、自分達の利益で動くから。今日取り逃がしたから、また来るよ。今日のは挨拶みたいなものなんだって」

 襲ってきてるのはね、とシャリオスは続けた。

「【遊び頃(タドミー)】っていう犯罪者パーティ。人数は不明だけれど、そう名乗ってる集団だ。酷い話ばかり聞くから、本当に気をつけないと。もしかしたらラーソン邸にいた方が……。いや、誰が領内に手引きしたかわからないし……」

 シャリオスは考え込んでしまった。

 【遊び頃(タドミー)】という犯罪者集団の話は、ミルも聞いたことがある。大規模な山賊を従えていただとか、他国の王宮に襲撃を仕掛けた、毒薬を横流しし死者を操っている、などなど俄に信じがたい話ばかりだ。けれど実在しているようで、指名手配書が掲示されている。

 目を付けられたら並の領主では太刀打ちできないと父親が零していたことを思い出す。どこかの国か組織が背後で支援しているのでは、と囁かれるほどだ。

「ユグド領はどうなってしまうのでしょうか……」

「相手の狙いによると思うな。あからさまに荒らされたのが魔法薬店だったから、魚の件だと思うし」

 利権というのはどこに転がっているかわからないので、王族でも気を遣う。今回死者は出なかったので、警告の意味合いが強い。つけ込む隙を作っている可能性もあるのだが、それはユグドの領主次第だろうとシャリオスは言う。

「外出は一緒にしよう。部屋は一人で大丈夫? 怖いなら添い寝するよ」

「いや、それは大丈夫なので。全然大丈夫なので」

「なら良いんだけれど」

 妹みたいに思ってるなこれ、と思うようなお兄ちゃんぶりに乾いた笑いが出る。添い寝という単語に耳を動かしたのはアルブムで、尻尾を振りながら足に顔を擦り付けていた。一緒に寝て欲しいようなので、今夜はアルブムはお泊まりだ。

「そういえば、【遊び頃(タドミー)】ってどうしてわかったのですか?」

「広間で鬼灯(ホオズキ)の入れ墨をした人を見かけたって。あ、見たのは魔法薬店の店主。【遊び頃(タドミー)】の目撃情報はいくつか上がってるけど、全員鬼灯の入れ墨を体のどこかにしてるって言ってた」

 それを不遜や挑戦と受け取る者は多かった。おおっぴらにわかる特徴を表して、掴まえてみろと挑発しているのだと。

 今回襲撃をした魔法使いは直ぐに死んでしまったという。朝から事件が起こったこともあり、領内は物々しい雰囲気となった。犯人が捕まっていない事もあり、常駐する兵が行き交っていた。



 報告書を読みながら説明を受けていたユグドはこめかみを揉む。

「手口は【遊び頃(タドミー)】で間違いないが人数不明。襲撃が突然止んだのも気になる」

「誰かが妨害に成功したと言う話も聞きませんしね」

 アリーシオがこめかみを揉んでいると、使用人が耳打ちをする。了承を告げると直ぐにズリエルが入室してきた。

「例の件でご報告がありましたが、日を改めた方がよろしいでしょうか」

「いや、構わない」

 書類を差し出したズリエルは四十二階層で出た魔石と、レベルについての説明をする。

「……すまないが、もう少し詳しい話を聞きたい。もしそれが本当なら、我が迷宮は、とても価値ある物になるだろう。楽をしてレベルを上げることができるのだから」

「そう思いまして、お二人には口止めをお願いいたしました。それとこちらを」

 執務室は人払いがされており、魔法で声が漏れないようになっている。その中で報告をしていたズリエルは壁際にいたアリーシオに木箱を渡す。テーブルに置いた彼は、安全を確かめると戻した。

「それはなんだ?」

「四十階層から下の模型です」

「……。そなたが作ったのか?」

「説明に必要だと思いましたので」

 模型を開いて広げていくのを見ていると、話に聞くモンスター達と階層の様子がわかるように、素早く組み立てられていく。円柱状に変わった模型へ、どこからともなく出した指し棒を持ったズリエルが「最初からご説明します」と繰り返した。

 模型を動かしつつ進んでいく説明に、ユグドは唸る。まさかズリエルがこんな才能を持っているとは知らなかった。模型はとてもよくできているので、絵師に色をつけさせて飾ってみようかなどと考えていると、アリーシオがズリエルに見えない位置でジロリと睨む。

「なるほど、話は本当のようだ。ご苦労だった。下がっていい」

「はっ!」

 退出するのを待つと、大きな溜め息をつく。

「叔父上に知られれば五月蠅くなるな」

「これからどうなさいますか。魔石の件もあります」

「予定を変更して、王族の方々に献上したあと話をしてみよう。領内で起こった事を知られるが、それよりも奪われる方が問題だ」

 レベルブーストができれば、ユグドはもちろん国の安全保障にも繋がる。王族の覚えもめでたくなり、領地は安泰。陞爵(しょうしゃく)も夢じゃない。問題は案内人と五月蠅い親族だ。これ幸いとすり寄ってくるのならば頭を撫でてやろう。しかし取って代わりたいと思う輩が出るはずだ。

「お前は【遊び頃(タドミー)】を追ってくれ。謁見の準備はこちらで進める」

「かしこまりました」

 頭の痛い問題が山積みだ。ユグドはお茶を一杯飲むと深く椅子に腰掛けた。



 再び薄暗い部屋の中。使われていない倉庫の中で三人は顔を合わせていた。

「あのさ、オッサンけっこう真面目に襲撃してたんだけど、なんで途中で止めちゃったの? ねー、ススルくーん! 聞いてますかー?」

「……好き、嫌い、好き。……スキ」

「花占い終わりましたー?」

 目元を染め、夢見るような妖しい眼差しで花弁を見つめていたススルは瞬きを二回すると、口を引き結んでこう言った。

「どうしよう、俺……一目惚れしちゃった」

 かも、と小さく付け足された言葉は空気に溶けて消えた。耳をほじっていたオッサンは半目に成りながら小指を吹くと手を振ってしゃがみ込む。悶えるようにきつく目を瞑ったススルが「ふわ、くにゃって感じで、別にやましい気持ちしか無かったけど、どうしよう可愛かったよぉ」と言い終えるまで待った。いい年した男が小娘のように悶えるのは、何度見ても気味が悪い。

「完全にイカレテんな。前からだけどな! ともかく、オッサン次は魔法薬店の店主の息の根止めないとだから、ちゃんと引きつけといてよ!」

「あ、そうだ。そろそろ死んでるかも」

「え、代わりにヤってくれたの!?」

「なんで俺が年増を殺さなきゃなんねぇんだよブチコロスぞ。可愛いおにゃの子に決まってんだろ!?」

「お前そう言う趣味だったよね。オッサンが悪かったよ」

 こじらせた性癖と倫理観崩壊の末、犯罪者になるしかない人格を完成させたススルは、懐から取り出した布を床に置く。すると魔方陣が光り、倉庫一面に広がった。

「あれ? 恋人が来ない。魔法が解除されてるぞ」

 ススルは悲しそうに涙をこぼす。人形のように綺麗な灰色の瞳が潤み、薄い唇がわなないた。

 思い出すのは薄緑色の目に長い金髪の少女。華奢な手でススルの手を取り、安全な場所まで連れて行こうとした、心優しい女の子。真っ白な服を着て、肩に同じ色の使い魔を乗せていた。これもう結婚式だよね。結婚シヨ? と思いながらついて行ってしまった可愛い彼女。

 甘い香り誘われて、くにゃくにゃの体に抱きついて、ついついしつこく匂いを嗅いでしまった。幸せだった。嫌われてないと良いなと思いつつ別れた彼女がやってこない。

 頬に誓いの魔法をつけたのに。

「魔法の手練れだったか! や、そんな日もあるさ!」

「黙れ、彼女が魔法の手練れなら俺がつけ込めるわけないだろう!? 誰かが邪魔して引き裂いたんだ。憎らしい!!」

 下唇を噛み千切り、目を爛々と光らせる。それは文字通り、発光していた。口元を拭ったススルは地団駄を踏むと、狂ったように頭をかきむしる。

「誰だ、誰がやった!!」

「リベンジしなよ。オッサンもう一回行くって言ってたの聞いてた?」

「じゃあ俺も行く! ……プロポーズしたら頷いてくれるかな。どうしよう、ちゃんと花束と指輪を準備しないと。おいオッサン! この格好どう思う? ウケる? 好きって感じになる!? いいや男の意見なんて参考にならないし!」

 言うが否や、埃まみれの倉庫が一変する。手織りの上質な絨毯に、細工師が魂を込めた調度品。壁一面に飾られる美しいケースに入れられた、色とりどりの服を着た人形達。全て眠るように瞼が降り、小さな椅子に座っている。今にも目を覚ましそうな精巧な人形は、全て金の長い髪だった。

「場所がない――はずが無かった!」

 ここにする、とうっとり頬を染めてガラスケースをなぞった。銀色の鳥籠をイメージし、中には椅子とトルソーが置いてある。薄い青色混じりのレースが美しいドレスだった。椅子の上にはガラス細工の美しいブーケ。リボンはススルと同じ髪の色。指輪の入れ物は血のように赤く、中には宝石をあしらった指輪があった。それだけで一財産になる、上質なものだった。

「……丈もサイズもぴったり。運命だ」

「ぼーっとしてないで行こうぜ。そろそろ兵士に見つかるぞー?」

 ブーケを壊さないようにそっと持ち上げたススルは、緊張した様子で服の皺を伸ばす。それから飛び出すオッサンのあとを追って、外へ出た。

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