ぜ、ぜぜぜ全力で書く小説!! ……だよ
血の音が鳴った。私はそう確信して腕を見ると、鋭い矢が突き刺さり、わずかに血が流れていた……。私は刺さった矢を投げ捨てると、傷口をくわえて血を舐め、唾を吐き捨てた。
「お前ら……なんのつもりだ……」
私は睨みつける。周りには大勢の武装した男たち、十人、いや数十人、いや……数百、数千、数万人。少し多いな……私一人で勝てるかどうか……。
「とぼけても無駄だぜ、ほんとはもうわかってんだろ?、てめえが狙われる理由を……」
風が吹き荒れる。黒色の髪が少し揺れ、太陽に照らされた赤い瞳が光る、うつろな目を周りに向けると、私はこう答えた……。
「私が……最強の魔術師だからか?……」
空が灰色に曇り、稲妻が落ちる。
「俺は……てめえに挑みに来た……」
「私に……?」
冷たい風が吹き、草木が揺れる。森がざわめき、カラスが鳴く。
「ふふ、ふふふ、うぅはははははは、ふははははははははは!!、あーはっはっはっはっは!!。私に挑む?、ああ、やってみろよ、私に勝てるならなあ!!」
私は侮辱するような高笑いをする。その声は彼らの耳に響き渡り、怒りが人知れず動きだす……。
「兄貴、いきますかい……?」
「ああ、そうだな……」
男たちはそれぞれの武器を構える。
「俺の名は カマセ いぬお!!、この場をもって、宣戦布告する!!、俺たちはてめえを打ち倒し、名誉ある勝利を遂げる!!。俺の兄弟たちよ、武器を持て、己を信じよ、目の前の恐怖にひれ伏すな!!。力を信じ抜く限り俺たちに敗北はない!!、いくぞおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
男たちは一斉に走りだし、広大な草原を駆け巡る。大地は足音に揺れ、威勢は天にも轟き、戦いが幕を開ける。
「いいだろう、まとめて相手にしてやる」
私は拳を握りしめ、素手で構える。
「くらええ!!、俺の必殺技、スーパー強いぜハンマー!!」
「だったら私は、スーパー強いぜハンマー食らわないぜパンチだあああ!!」
「ぶほぉ!?」
ハンマーの男を殴り飛ばし、血の雨が降る。
「だったらおれっちの必殺技、すごいヤバい攻撃!!」
「ふふふ、ならば私はすごいヤバい攻撃食らわないぜキックだあああ!!」
「ぎひゃああああ!!」
すごいヤバい男を蹴り飛ばし、肉の欠片が飛び散る。
「ふふふ、ならばオラの必殺技はどうだ!!、ドカドカ バタバタ バシバシ アターック!!、」
「それがどうした?、それなら私はドカドカ バタバタ バシバシ アターック 食らわないぜヘッドバットだあああ!!」
「おふーん!!」
ドカドカバタバタな男に頭突きを当て、頭蓋骨が砕け散る。
「それがどうした?、それなら 拙者はゴキブリにビビったときに跳び跳ねた時くらいの瞬発力を活かした超スピードで空間を切断するほどの威力を持つ刀で十字型に切り裂きその過程で同時に世界中のみそしるからエネルギーを吸収した秘薬を飲んで覚醒した肉体で再び刀を降り、その速度は光速をも超える伝説級のウルトラソード!!」
「ほんなら私はゴキブリにビビったときに跳び跳ねた時くらいの瞬発力を活かした超スピードで空間を切断するほどの威力を持つ刀で十字型に切り裂きその過程で同時に世界中のみそしるからエネルギーを吸収した秘薬を飲んで覚醒した肉体で再び刀を降り、その速度は光速をも超える伝説級のウルトラソード 食らわないぜタックルだあああ!!」
「アウチ!!」
伝説級の男に体当たりし、空へ舞ってはじけとんだ。
「ほんならおいどんは 全知全能の神の力が宿る世界樹の木の枝を禁断の錬金術をマスターした鍛冶屋が手を加え作り上げた最強のつるぎに世界を混沌に落とし入れるほどのパワーを持つ邪神と死の全てを操り人々を地獄へいざなう死神と宇宙を破滅させるレベルの破壊力をその身に秘める破壊神が宿ったことにより生まれた邪悪なる死と破壊の魔剣に伝説の勇者の魂が封印されたものを大賢者が更なる壮大な力をほどこしたカオスソードに異界からやって来た更なる力 科学 を加えて更に 宇宙人のテレパシーエネルギー を加えて更に 未来人の 時空をも操るタイムマシンの技術 を加えることにより完成した 全知全能の神と錬金術と邪悪なる死と破壊と勇者と大賢者と科学とテレパシーと時空の秘められた 最強チートソード!!」
「しからば私は全知全能の神の力が宿る世界樹の木の枝を禁断の錬金術をマスターした鍛冶屋が手を加え作り上げた最強のつるぎに世界を混沌に落とし入れるほどのパワーを持つ邪神と死の全てを操り人々を地獄へいざなう死神と宇宙を破滅させるレベルの破壊力をその身に秘める破壊神が宿ったことにより生まれた邪悪なる死と破壊の魔剣に伝説の勇者の魂が封印されたものを大賢者が更なる壮大な力をほどこしたカオスソードに異界からやって来た更なる力 科学 を加えて更に 宇宙人のテレパシーエネルギー を加えて更に 未来人の時空をも操るタイムマシンの技術 を加えることにより完成した全知全能の神と錬金術と邪悪なる死と破壊と勇者と大賢者と科学とテレパシーと時空の秘められた 最強チートソード 食らわないぜ エルボーバット!!」
「グキゴキバキボキ!!」
チートな男に肘うちを食らわせたが、チートソードで防がれ、私の骨が砕け散った。
「ぐはぁ……!!、なん……だ……と……、私が……この私が負けるはずなど在りはしない……。」
「ガーハッハッハ!!、おいどんのチートソード勝てるとでも?」
「ぶほぉ!!」
私は薄汚れた血を吐き出し、憎悪に満ちた目を向ける。絶望が響く、運命があざ笑う、世界が私をコケにし、宇宙が私をバカにする。暗く曇った天気の中、空が唐突に泣き出した……。ああなんだよ、どうしろというんだよ……どうやって戦えばいいんだよ!!…………ふざけるな……ふざけるなよ……ふざけるなよ!!、私にいったいなにができる?、なにができるというんだ!!。力もない、力もない、力もないし、力もない、だけど毎日修行してここまで強くなったんだ……なのに……どうして……。私は赤子のようにひきつった泣き顔をして、涙を必死にこらえていた……。
〈ワタシ……ワタシ……、聞こえますか?〉
〈あなたは……?!〉
〈呼んだだけ……〉
「……」
神のお告げはそれだけだった。しかし、それでも私は勇気が湧いてきた、勝てる気がしてきた、なにかできる気がしてきたんだ!!。絶望の雨は止み、光輝く太陽が大地を照らす、空には虹がかかり、草木は花を咲かせる。私は勇気を振り絞り、立ち上がった。
「私はもう、諦めない!!、お前を倒して私が最強となる!!」
「ああ、いいだろう、そこまで言うのならおいどんも本気で戦おう」
「ふふふ、後悔してからじゃ遅いぞ?」
私はにやりと笑いバナナの皮を手に持つ。
「おいどんの全知全能の神が以下略最強チートソード!!」
「私のバナナの皮スライディングだあああ!!」
それは目で追える速さではなかった、チートソードですらかなわないほどの速さ、光速を超えていることはもちろん、神が移動する際の速度さえ超えている限界突破したスピード。このスピードはバナナの皮でしか叩き出せないもので、それはバナナの皮が最強の武器であることを意味する……。
「ぐへ……」
スライディングを食らわせたことにより、チートな男は足の血管、筋肉、骨がすべて破裂し、見るも無残な姿と化していた……。
「これが……勢いで書いた小説か……」
私はそう言い残しこの場を去るのだった……。
ちょっと自分でも意味わからなすぎて疲れた。