にんぎょう
できなきゃ、意味がない。
役立たずは、いらない。
そんな言葉が頭によぎって、離れない。
役に立ちたいのに、立てない。
もどかしさと同時に、不安とイライラが支配して、怖くなる。
嫌われるんじゃないか、
捨てられるんじゃないか…って。
嫌だ。
捨てられたくない。
怖い。
嫌われたくない。
自分でもわからない感情が迫って、押しつぶされそうになる。
何がいけなくて、なにがいいのかも、わからない。
あああああ、と叫びながら物を怖して、自分を壊してしまいたい衝動に駆られて。
ぞわそわ迫りくる何かに怯えながら、今日も役に立たない人形は箱の中へと押し込まれる。
もう、こわれてしまえばいいのに…と願いながら。




