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龍の灯火  作者: 森 翼
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日常2

体育祭に向けて、今日から練習が始まった。リレーの選手は練習が楽なので、ハスナは、リレーの選手になれてうれしいだとか言っていた。昨日までとは明らかに態度が違うのは、クラスのほぼ全員、本人以外は当たり前のように気付いていた。

まぁ、それはいいとしてだが、この学校はやたらと練習がつらい。仮病で休んでいるライズが羨ましい限りだ。

シャウトもだが、きっとみんなそう思ってるに違いないだろう。



体育祭は、各学年4クラスあるのでそれを縦割にして、

紅団、蒼団、翠団、黒団、の4つの団にわかれる事になっている。

龍神御一行が所属している、1年1組は、紅団である。

なので、紅いはちまきをつけている。




それにしても、まだ5月なのに、暑い。まぁ、それは、みんながみんな頑張っている証拠だということにしといて。

シャウトは考える。

だが、一人卑怯なやつがいる。ライズだ。体育祭前日からは登校しますだとさ。なんてこった。皇子の権限で役割交換したいが、それは止めておこう。なんせ、紅蓮の剛翼の狙いは俺だから。




くだらない考えを巡らしているうちに、今日の練習は終わっていた。




「有、今日の練習つらかったな。」

いきなり話し掛けて来たこいつは、井場だ。

「そうだね。まったくもって同感だよ。」

「でも、リレーは、まだ楽な方じゃん。」

咲が反論する。

「そうかな?」

首を傾げる井場。

「二人三脚はつらそうだったね。」

ハスナが珍しく、優しい口調だ。

「やっぱり叶はわかってくれたよ。」

女達は互いの友情を確かめ合っていた。のか?



部活を終えて、家に帰ると、ライズと紅蓮の剛翼が、待っていた。

「ご苦労様でした。」

なんて言って、迎えてくれる。

ハスナが珍しく愚痴をこぼす。

シャウトがいつもより早く寝る。…撤回、咲からのメールによって、起こされて、結局はいつもと同じ時間。



平和な日々がこれからも続くといい。

シャウトは真剣にそう思っていた。

今回は井場悠斗君が自己紹介したいらしいので、させてあげましょう。 俺は井場悠斗。中一のバスケ部だ。黒髪に軽いパーマがかかったような髪型をしている。自慢じゃないけど、女子からカッコイイ、って言われた事もあるぞ。有や守野程じゃないけど。身長は162で、一年にしては、高い方じゃないかな。バスケ部ではレギュラーをとるぜ。(目標)。性格は明るく元気なお調子者、って言われたな。まっ、こんなもんでしょ。

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