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序章

以前連載していた封印戦記をこちらに移動しました!

ブックマークを付けていた方は申し訳ありません。

随時更新していきますのでよろしくお願いします。

 夜の闇が静かに広がる。

 遠くで雷鳴が轟き、大陸全土を覆う大気がざわめいていた。


 —オルデナ遺跡—

 そこはかつて、六種族が結束し、魔王を封じた聖地である。長きにわたり封印は維持され、世界の均衡は保たれていた。


 だが今、その均衡が揺らぎつつあった。


 遺跡の最奥、魔法陣の中央に刻まれた封印紋章が不気味に歪み、淡い紫の瘴気が大地を這うように広がっていく。


 パリ……パリ……


 まるで硝子がひび割れるような音が響く。

 封印の表面に走る細かな亀裂が、ゆっくりとだが確実に広がっていた。


 遺跡の奥深くから、低く、不気味な囁き声が響く。


 「……時は近い……」


 その声が、遺跡全体に広がった瞬間


 バキィンッ!!


 封印の一部が崩壊し、暗黒の瘴気が天へと昇る。


 大陸の終焉を告げる、最初の兆しだった。

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