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幕間:アリシア・ヨシノ博士による講義「魔術について」

このお話は本編ではありません。

本作品の設定解説を行うオマケです。

読まなくても本編の内容は理解できます。

設定を読み漁るのが好きな方、ヨシノ博士の出番が見たい人はこのまま読み進めてください。

「やぁ、私の名前はアリシア・ヨシノ。エーテル研究、マギア研究開発の第一人者だ」


「ヨシノ博士の助手を務めています、人工知能搭載型エーテル体“ルイス”と申します」


「今回から不定期に講義を行なっていくよ」


「今回のお題は「魔術について」ですね」



「その魔術とは何か」


「なんなんですか?」


「簡単に言えばエーテルを介してイメージを具現化する技術だね」


「ほほう」


「エーテルとは何か、についてはまた後ほど」


「今回はあくまで魔術の仕組みだけですか」



「魔術は大昔の世界に概念として存在していた魔法というものを、技術によって再現した物だ」


「魔法?」


「神話や御伽噺に出てくる不思議パワーや儀式だね、それと区別するために魔術と呼ばれているよ」


「別物なんですね」


「魔術は技術の産物だけど、かなり色々なことができる」


「炎を生み出したり、水を生成したりですね」


「おおよそ人間が鮮明にイメージできることは実現できる。エーテルがあれば、だけどね」


「逆に言えばエーテルが無ければ魔術は使えないと」



「そうだね、魔術はエーテルありきであり、エーテルはマナを持つ人類のみが扱える。どういう意味かといえば、例えば旧人類がもし今ヴァルハラに居たとしよう、けれどその旧人類にはマナがないから、魔術を使うことはできない」


「エーテルとマナが両方揃ってこそ、ということですか」


「マナがあっても先天的に使えなかったりもするが、それはそれ」



「魔術に関しては使える人ならどんな魔術も使える。原理的にはね」


「つまりシグルドくんがセレン隊長の技を使うことも?」


「理論上は可能だよ、シグルドくんが技を明確にイメージできるならね」


「というと?」


「人には生まれつき得意とする魔術が違うんだ、感覚で使える魔術があるといえば良いかな」


「感覚で」


「例えばシルラくんは生まれつき手のひらから水を生み出せる。感覚的に扱えるんだ。けれどその水をお酒にするって言う魔術は、水をアルコールに変換するイメージや、辛味や甘味などの味をイメージする必要がある」


「あれ、その例えだとシルラさんはお酒を……?」


「お父様がしっかりしていたみたいで飲んだことはないそうだ、だからアルコールやお酒の匂いだけで再現しているなんちゃってお酒しか作れないらしいよ」


「未成年の飲酒はダメですよ」


「ボクはとうの昔に成人しているから呑めるけどね」



「さて、第一回はここまでにしよう」


「魔術について、その1でした」


「薄々勘づいているだろうが、語ってないことは沢山ある」


「エーテルとマナについて、ですね」


「然るべき時が来たらその時にまた講義を開こう」


「それでは皆さま、お疲れ様でした」


「ご苦労様」

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