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魔法少女物語―A

これは実在するVtuber「土田 のこ」さんをテーマにお送りいたしている作品です。

魔法少女物語ーA作:月


「土田の生態。

もぉおお!  おおお!!  うはぁ!   かわいい。

ゼロキルです。

ぁあ!!ーーーーーー!!!!



はいはいはい。はい、なんか起きてる。なんか起きてるあーー

うちもね、毎日かつかつでやってんのよ。そんなイチゴとかぶどうとかやってられるわけないでしょ~。そうよね。「ハイ!ソウデス!イチゴトカブドウトカチョット」、うおおおおお!!      は、


名前、土田のこ。ツチノコの生まれ変わり。

誕生日、3月22日。

年齢、秘密。ツチノコ年齢は2000才。

こいつはのこ太。誕生日は知りません。なんかついてきました。


好きなこと、食べること、何も考えずにゲームすること。

苦手なこと、ビックリすること、漢字。

やりたいこと、ゲーム、えー、えASMR歌!

ゲームはニンテンドーさんのゲームとPCのホラゲからバカゲー幅広くやりたいです。

配信日時、基本的にゲリラ配信です。

時間帯はだいたい19時から23時くらいにやってます。

ぜひチャンネル登録して配信にあそびに来てください。


じゃね!」


「はい。できるだけ引っ張ってー」

うっ、、声が出ない、、、あ、、もうげん、かい、、

紐を離した。

「はい。えーっと11トンですね。では次は上から降ってくる車を受け止めてください。」

、、、、、、え?

バン!

つぶしゃれた。


魔法少女になってからもう1年くらいになる。今日は身体能力テストだった。静止した物体を持ち上げるので11トンということらしい。現場では車を持ち上げたりしないといけないからもっと筋トレをしなきゃな。

私の名前はツチノコ。魔法はその名の通りツチノコで口から火が出せる、、のと不死身らしい。どうやら動物シリーズというものの一部で、私の魔法少女はできているらしかった。他にはタイガーとかラビットとかタカとかがいるらしいけど、そういう先輩たちの例にそって私はツチノコらしかった。この世に存在していない生物を魔法少女にするのはどうかと最初は思ったけど、今では慣れた。魔法の国で働きつつ、Vtuberとして配信をしている。魔法少女にはランクと階級がある。ランクとは最初から決められている魔法の強さみたいなもので最高がSランク、最低がFランクの7段階に決まっていて、私はCランクだった。そして階級とはどの程度優秀な魔法少女かを示す指標で0級から9級までの10段間で私は7級だった。一応言っておくと初心者は9級だからね?まぁ、これは魔法の国に従えてなければそもそも階級なんてもらえないんだけど、私は魔法の国の任務にあたりたいから従っている。7級はまだ初心者みたいなもので与えられる仕事もそう難しくない。でもお金を頂いている以上頑張らないといけない。弟のためにも。


懐かしいなー。私が本当に魔法少女になりたての頃、こんなことがあった。

私はまだ9級だった。仕事は戦場で傷を負った人を魔法の治療室まで運んでくること。治療室とは言っても戦場に急遽作られたテントみたいなもので、そこに怪我人を運ぶ。それを繰り返すだけだった。魔法少女にとって普通の銃弾は対した脅威ではないと教わったけれど、怖いものは怖い。あたったら流石に痛いし。でも死ぬというところまでは全然いかない。それが魔法少女の強さだった。だから私のような初心者にも務まる仕事というわけ。人間の重さも変身していれば軽く感じた。一度に3人が限界だったけど、重いと思ったことはない。魔法少女にとっての脅威は魔法であると教わった。たとえば魔法の弾丸がある。これは普通の人にとっての弾丸のように、魔法少女の体も貫通する、その、とってもすごい弾丸がある。だから普通の銃は怖くないけど、魔法の銃は怖い、と教わった。いや、普通の銃も普通に怖いですけど。説明によれば頭に普通の弾丸をくらっても気を失う程度で済むから安心しろと言われた。うん、どこに安心要素があるのだろう。そんなことを考えていると怪我人の移動はだいたい終わっていた。ふー、疲れた。魔法少女と言ってもまだ素人。普通に疲れる。それに銃弾も3発くらってる。痛い。うん。普通に痛い。後で治してもらおう。ここは魔法の治療室なのだから魔法少女の体も癒せる、、はずだよな?聞いてみようかな。

「あの、すみません。この傷って治りますか?」

「うん?、ああ、銃弾か。治るが、怪我人を治すのが先だから相当先になるぞ。」

「、、、そう、ですか、、」

「あ?おまえそういえば不死身なんだってな?」

「え?あ、はい。そうですけど。」

「だったら!」

パン!!

撃たれた。頭を、撃たれた。魔法の銃で。魔法の弾丸で。


ー1時間後ー


「うん。死んでるな、これ。うん。死んでる死んでる。」

と自分に言い聞かせていた。いや、まぁ冗談だけど。生きている。というか、さっきまであった撃たれた箇所、頭も同じく傷が治っている。

「おお、起きたか。不死身ってのは本当だったんだな。」

ん?そうだ、この人私を撃っておきながら平然と、!

「あ!、、あの、なんで私の事撃ったんですか?」

「そりゃ不死身だからだよ。不死身の者は死んで初めて回復能力が目覚めるんだ。だから傷を治したきゃ死んだ方が早いんだよ。でも、一時間もかかってちゃだめだよ。プロは1分ですませるぜ。」

「あー、、でも、私、死んだの初めてで。」

「おう!そうだったのか!じゃあ初めて頂きました。」

なんか拝まれた。

「でも、また不死身属性が出てくるなんてな。ああ、昔にはフェニックスというものすごく強い魔法少女がいたんだよ。あとはスライムさんとかが不死身にあたるのかな?うん?スライムさんは、、まぁいっかこんな話。」

と、いうわけで私の不死身というのはこんな感じという話でした。ー完ー


じゃあ不死身の話が済んだところでもう一つの魔法、口から火が出せる、だけど、これはあんまり使える感じではなかった。なんというか、おまけみたいなものだった。いや、ちゃんと火は出せる。けど、炎さんとかに比べるとおこちゃまというか、可愛いものだった。使う場面がないな。


私には弟がいる。のこ太だ。え?ちゃんとした人間だよ?

私には、、私たちに両親はいない。だから弟を食べさせるために色々やってきた。本当に、色々。そこで魔法少女になったのは本当に救いだった。仕事ができたのだ。立派な仕事が。これで弟に安心してもらえる。

のこ太はいわゆる不登校児だった。不良ではない。むしろいい子だ。でも、小学校高学年から学校に行かなくなり、中学生の今でもほとんど家にいた。理由は、なんとなく聞かなかった。いや、聞けなかった。なんだか、関係が崩れる気がして。

問題はお金だった。魔法の国でもらえるのは魔法である。うん?なんだかややこしいな。説明すると、魔法の国では魔法がお金の代わりなのである。そして自分の魔法に使うこともできる。だから、つまり、仕事はもらえるけど、そのお金は円でも$でもないのだった。もちろん両替をすればいいけど、それだと賄えなくなるかもしれない状況にあった。だからVtuberも始めた。始められた。魔法少女になったおかけでお給金が良くなり、あとちょっと稼ぎたいと思ったところで始めたのが配信活動だった。魔法少女が配信するというだけあって登録者は2300万人もいる。ありがたいことに。魔法少女は世界中で人気なのだった。それに魔法少女には言語変換機能がついているから。つまり言語の壁がないのだ。これは直接話したり聞いたりするのがはっきり自然と理解できるというもので、もともと言語の壁によって救えない命が有ってはいけないということで魔法少女に備わった基本機能だ。これを使って配信では視聴者と会話をすることをメインとしている。言語変換機能は聞いたり話したりする事でしか発動しない。つまり、コメントの理解は得意ではないのだ。もちろん翻訳機を使って音声化することによって内容を理解することはできるけど、コメントを返すのが苦手なのだ。なぜなら、直接話をしないと相手は言葉を理解できないからである。つまり、配信に乗る声はただの日本語。こちらが相手のコメントを翻訳機で理解してもそれをきちんと返せる手段がない。そこで視聴者との電話になるのだ。電話なら直接話して聞こえる。そこに言語の壁はない。だから私の配信は電話がメインなのだった。魔法少女でこのように配信をする人はいる。私のように電話をメインにする人もいれば魔法少女を紹介するという動画をとっている人もいる。とまぁ、こんな感じで魔法少女としても活動していて、配信者としても活動しているのが現状だった。ありがたいことにお金には困っていない。むしろお金はあるほうだった。なんかいやらしいかもしれないけど、ないよりはマシなのだ。お金は大切である。

のこ太には私が魔法少女であることを伝えた。それも魔法少女になってから2か月という短い期間で出した結論だった。それもそのはず、簡単に言えばお金の調達を何処からやっているのかを聞かれた時に困るのだ。それでのこ太を逆に心配させていたら本末転倒。だから魔法少女であることを明かした。もちろん、魔法の国にも許可はもらっている。そして一緒に魔法の国に引っ越しをした。今は日本にも、アメリカにも、どこにも家は持っていない。のこ太の生活はあまり変わらずだけど、なんとなく魔法の国で暮らし始めてから表情が変わった気がする。それが良い方向であればいいのだけど。日本にいたころよりもずっといい生活ができている。私は魔法の国に呼び出されては仕事をする日々だけど、お金の心配がないだけでこんなに楽になるのかと、おもった。本当についていた。開いている時間で配信もする。魔法少女の姿をそのまま映すけど、扱いとしてはVtuberになっていた。容姿が整い過ぎているからだろう。今やっている仕事は悪魔祓いである。うん、わかってる。急に悪魔なんて単語が出てきたらビックリするよね。私はビックリすることが苦手だからちゃんと説明するね。簡単に言うと、こんな関係図になっている。


人間→悪魔 or 天使

魔法少女→魔族 ↔ 天族


まずは簡単なところから行こう。人間がいる。変身すると魔法少女になる。変身を解除すると人間にもどれる。私はもう8カ月も変身を解除していないけど。そして魔法の国には魔王がいる。物語でよく出てくるあの魔王である。そして魔法少女が魔王側につくと魔族に、人間が魔王側につくと悪魔になる。そして魔王の対義語になっている正義さんがいる。魔法少女が正義さん側につくと天族に、人間が正義さん側につくと天使になる。人間は悪魔か天使になり、魔法少女は魔族か天族になる。矢印をよくみるとわかるけど、悪魔は天使になったり人間に戻ることはできない。天使も同様に悪魔になったり人間に戻ることはできない。魔法少女も同じで、魔族が魔法少女に戻ることはなく、天族が魔法少女に戻ることもない。けど、ここが難しくて、魔族と天族はお互いに入れ替わることができる。魔法少女には戻れないけど、お互いになり替わることはできる。と、ざっとこんな感じである。今の私の仕事は悪魔祓い、、というか、悪魔のカウンセリングである。悪魔は暴れると厄介になる。そして悪魔になる人というのは大抵悩みを抱えている。その悩みを解決することによって未来の事件を未然に防ぐのが私の仕事である。悪魔は苦しんでいる。それをカウンセリングする。私はこの仕事を自分で選んだ。のこ太の事がなにか分かってあげられると思ったから。そう、悪魔を見るとのこ太を思い出す。そして慰める。それが私の仕事だ。

じゃあ、私の初仕事を紹介しよう。


魔法の端末を確認する。これは変身したり変身を解除できる魔法少女の道具である。1人につき一つずつ存在していて、魔法の連絡もとれる優れモノである。魔法の端末は魔法少女の命と言われている。

私はニューヨークに来ていた。魔法の国からポータルさんの魔法をつかって瞬間移動である。ポータルさんは魔法少女の中でもトップクラスに有名である。なぜなら彼女の魔法は2つの地点を結ぶゲートを作ることだからである。私も魔法少女の勉強をし始めたころにポータルさんの名前を知ったくらいである。魔法少女が世界で活躍できているのはポータルさんのおかげといっても全く過言ではない。事件が起こった時に駆け付ける時間を大幅に削減できる彼女はとても有意義なのだった。

「えっと、あの塔の上で待ち合わせだよね。」

私はジャンプした。新人の魔法少女でも5mはジャンプできる。ジャンプにジャンプを重ねて塔を登る。どうやら、先に来てしまったらしい。誰もいない。今回は私の初仕事だ。なんだか緊張してきた。落ちたらどうしよう。死んじゃうかな。まぁ、わたし不死身なんですけど。

「おまたせ。」

!!ビックリした!。後ろを振り返るとそこには魔法少女がいた。全然気が付かなかった。だって足音も、、え?ってことはこの塔を一回のジャンプで乗り越えたってこと?

「初めまして。2級Aランクのリープです。」

「あ、えっと、初めまして。8級Cランクのツチノコです。」

2級、、初めて見た。2級ともなると30mのジャンプもできるということなのか?

「そんなにかしこまらなくていいよ。気楽にいこう。初仕事なんだよね?」

「はい。初めてです。」

「うん。僕は初心者の指導をしているんだ。これからなんどか一緒に任務にまわってこの仕事に慣れてもらうからね。大丈夫。怪我はさせないよ。」

彼女は、いや、彼は凄く自信満々だった。そう、彼。変身前がどの性別であろうが変身すれば魔法少女。それがルールだった。今話題の男女差別問題の一部を先取りしていたのが魔法少女だった。ループさんが彼だと知ったのはカフェでのことだった。そう、カフェ。あれ?仕事は?

「つまりね、悪魔を慰めればいいんだよ。」

「あ、あの、お仕事、しなくていいんですか?」

「ああ、その話がまだだったね。でもね、待つことも立派な仕事なんだよ。あと、悪魔がいつ現れるか分からないから待つんだよ。」

「えっと、じゃあ、魔法少女がカフェにいて大丈夫なんですか?なんか周りがにぎやかなんですけど。」

「うん、それいつもの事だね。」

いや、いつもの事だったらなんとかしなくちゃいけないのでは?

えっと、

「その腕時計高そうですね。かっこいいです。」

「ああ、これね。これは魔法の腕時計。身に着けていると文字盤を見なくても時間が分かるんだ。あ、そういえば聞いたよ。ツチノコちゃんは不死身なんだって?」

「あ、はい。そうです。」

「死んだことは?」

「2回です。」

「うん、十分だね。あー、それにしてもこのコーヒー美味しいね。お代わりとってくるね。ツチノコちゃんは?」

「あ、結構です。」

「あ、あと、変身は解除しない方が良いかな。」

うん?任務中だから変身は解除しないけど、、

うーん、これでいいのだろうか。凄く目立ってる気がする。そりゃまぁ魔法少女は見た目が可愛いから有名人と同じ扱いで騒がれるのは分かるけど、またなんで外なんだ?せめて中に、、いや、中だと緊急で動けないから外なのか。うーん、ちょっと恥ずかしい。魔法少女は奇抜な格好してるから何してもいいと思ってるんだ。まぁ、私はそこまで恥ずかしい恰好をしていないからいいけど、なかにはあんな格好やこんな格好で町を飛び回る魔法少女も、、。私が何か失敗したら、、そしてネットに拡散されて、うわぁぁぁあああー

「あの、大丈夫?緊張してる?」

「あ、はい、別の意味で緊張を。」

「ま、まぁ、何かあっても僕の責任になるし、最悪の場合は消すから大丈夫、、だよ?安心して。」

うん?消す?消すって何を?ああ、ネットのデータを、か。

「ありがとうございます。」

「うーん、それにしても現れないねー、例の悪魔」

今回の悪魔は子どもというだった。大人の悪魔は強敵になる場合が多いから子どものほうが初心者には向いているし、なにより私はのこ太の事を学びたいから任務も子どもを優先に設定した。

「もしかして暴れないタイプの悪魔なのかも。ちょっと散歩しよう。」

「あ、はい。」

たしかにこの店のコーヒーは美味しかった。


リープ先輩は私でもついてこれる程度にしか速度を出さなかったしジャンプもしなかった。とても優しい。

「あの、悪魔というのは黒っぽい恰好をしてるんですか?」

「うーん、羽が生えていたらそうかも知れないけど、いろんなタイプがいるからな。白っぽい悪魔もいるからね。とりあえずツチノコちゃんは羽が生えてる人がいたら教えてね。まぁ暴れてないみたいだから羽は生えてないだろうけど。」

「そんなものなんです、、!」

見えた。なんとなくだけど。なんだかのこ太を見ている時の心配になりそうなあの感覚に襲われた。

「先輩、あれ。」

それは私たちが集合場所に使っていた塔の上、白い人影が見えた。相手もこちらに気づいたようで羽を広げる。、、どうやら襲ってくる気配はない。

「近づいてみますか?」

「うん、そうだね。ゆっくり行こう。」

リープ先輩と徐々に元の塔に近づく。そうしたらその子は看板を掲げた。いや、あれはスケッチブックだろうか。えっと、あんまり読めないな、、というか英語だった。あ、そうか、ここはニューヨーク、英語で当たり前だった。

「どうやら1人で来てほしいみたいだね。」

「罠、ですかね?」

「それはないと思うよ。、うん、えっと、じゃあツチノコちゃんはここで見学してて。」

とリープ先輩が動こうとすると、その子は頭を横に振った。

うん?どういうことだろう?

「もしかしてツチノコちゃんが目当てなんじゃない?」

「え?でも初対面ですよ?」

「それは僕だって同じだよ。でも相手には従った方がいい。これ、鉄則ね。」

「えっと、じゃあ、私1人で行ってくる感じですか?」

「うん。頑張ってきてね!」

リープ先輩はサムズアップをしていたが、えっと、その、私でいいのだろうか。

「はい。では、行ってきます。」

そうして初めての悪魔は1人で対応することになったのである。


塔の上に上る時にも緊張はとけなかった。相手は悪魔、子どもだけどれっきとした存在。怖い。でも、怖いのは当然だ。大丈夫。

塔の上に登った。着いた。待っていたのは、、なんと可愛いらしい少女だった。白を基調とした清潔感のある服装。今は羽もしまっていた。その子はまたスケッチブックを出してこちらに見せてくる。が、英語が読めない。

「えっと、あの、ごめんね。英語苦手なんだ。だから喋ってくれると助かる、、んだけど、、」

彼女は暗い顔をして、そっぽを向いた。そしてしばらくすると喋り出した。

「名前、教えてください。」

私は驚いた。私はこれだけで今回の仕事内容が分かってしまった。なぜなら、その声は男性のものだったからである。


「名前、教えてください。」

「、、、、ああ、名前ね。私はツチノコ、だよ。あなたは?」

「、、、、、、ごめん、言いたくない。」

「あ、そ、そうだよね。そういうこともあるよね。」

、、、、、、気まずい。

すると彼女の方から、いや、彼か?えっと、相手の方から話してくれた。

「えっとね。ここに魔法少女がいるって聞いて来たんだ。」

ああ、そうか。たまたま同じ塔にいたのではなく、私たちの目撃情報があったから近づいてきてくれたのか。

「えっと、その、ツチノコさんは魔法のカウンセリングで合ってる?」

「う、うん。そうだよ。それが私の仕事。」

初めての仕事だけど。

うん。全く敵意は感じられない。ひとまず安心して良さそうだ。

「僕ね。僕っていうのが嫌いなんだ。本当はね、私って言いたいの。可愛いものが好きなんだ。大好きなんだ。でも、男だからおかしいって笑われるんだ。それがね、悩み、なんだ。」

うん。想定はついていた。見た目は可愛らしい。だけど声は男性の物。この差異が私も最初はひっかっかった。けど、それは本人が一番気にしていた事だ。つまりLGBTの問題。性の問題。それが今回の仕事内容。えっと、どうすればいいのだろう。

「えっとね、私は男の子が可愛いもの好きでも全然おかしくないと思うな。」

「うん。皆そう言うんだけどね。でも、それはぬいぐるみとかの話でしょ?僕は、私は女の子の恰好がしたいの。、、、でも、女装ってなって、、」

少しだけその子の目は潤っていた。

沈黙が続く。なるほど。この子の悩み、そして言いたいことは分かる。でも、それは相手に受け入れてもらえないということが主な悩みらしい。つまり、この子の問題ではなく周りの問題なのだ。これはどうしたらいいのだろう。この子自身は悩んでいる。悪魔になるくらいに悩んでいる。それについて、この子は悪くない。でも、周りの反応。これはこの子にはどうしようもない事。だけど、それが問題。それが、問題の根本。つまり、この子は自分ではどうしようもできない他人の目を気にしているということだった。ここで周りの目なんて気にしないで好きな格好をすればいいよと言うのは容易かった。無責任に容易い言葉だった。だから言わなかった。言えなかった。

とても難しい内容だった。私では、初心者の魔法少女ではどうしようもないくらいに難しい問題だった。でもこの子は暴れることだってできただろうに、私に話してくれている。だから、私も力になりたい。でも、どうすれば、、のこ太。

「あ、あの、学校はどうかな?どんな風に過ごしてる?」

「あまり人と関わらないようにしてる。」

「、、、そっか。」

この子の未来をつぶさないために色々考えたけど、学校に言っているのは偉いな。でも学校があるのか。いや、私はのこ太のように魔法の国に引っ越してくれば問題は無くなるかなとも思ったのだけど、学校があるならこの手は通用しない。うーん、どうしたものか。

話したところ、本人も他人の問題であることは分かっているらしかった。だからこそ悩んでいるということだった。この年にして自分の問題なのか他人の問題なのかを判断できている時点でこの子は賢いと思った。でも、だからこそ悩むのだ。


塔の上で二人きり。なんとなくお互いが体育すわりをして背中を預けて景色を眺めるといったものになっていた。正直に言おう。私はこの子にどうしてあげることもできなかった。だから、代わりに、いや、代わりにもなっていないけど、魔法の国への招待状をあげることにした。これは破ると魔法の国に連絡がいってポータルさんが魔法の国へ招待するというものだった。なにかまた嫌なことがあったら連絡してという意味も込めて招待状の裏に私の住所も書いた。これをポータルさんに見せれば私に会いに来ることができる。せめてもの情けというのだろうか。

「僕、もうそろそろ帰らなくちゃ。」

「そうなんだ。気を付けてね。」

そういうとその子は羽を広げて空へ行ってしまった。

「あの子は強いな、。」

と私はつぶやいた。


という次第でございます。

私は離れてくれていたリープ先輩に報告をしていた。

「うん。頑張ったね。よくやったよ。」

「はい。ですが、私は何もできませんでした。」

「うーん、そういうこともあるって言うのは簡単なんだけどね。でも、その子にとってはツチノコちゃんという味方ができたってことになるんじゃないかな?それはとっても励みになると思うよ。だからツチノコちゃんは偉いんだよ。凄いんだよ。」

「ありがとうございます。」

でも、やはり私は自分の無力さを感じられずにはいられなかった。


これが私の最初の仕事である。


リープ先輩の言っていた変身を解除しない方がいいというのは今回に限った話ではなかったらしい。というのも不死身である私はその力が必要になるかもしれないとのことで、つまりずっと変身しっぱなしにしろとの事だった。まぁのこ太には全て説明してあるし、特に困ることはないけど。因みに変身前の体の時間は進んでいないとのこと。だからお風呂に入って綺麗にしてから最後の変身をした。

最初の仕事からもあと何回か仕事があった。それぞれの内容は初回よりは簡単だった。自分の失敗を責めたり、欲しいものがありすぎて困っていたり。それらも全てリープさんがついていてくれた。どうやらリープさんは私の担当らしかった。そして話によるとリープさんが私を選んだとのこと。どうして私だったんだろう。

あ、この音は私の魔法の端末からだ。

魔法の端末には一般人には扱えないような使用がいくつも厳重に施されている。例えばこの液晶、魔法の光なので変身していないと画面が真っ暗に見える。そして魔法の音も同様に一般人には聞こえない音になっている。もちろんパスワードもついているので扱えるのは私くらいだ。ほとんどスマホと変わりないけど、家の鍵になっているのはなんだか最新って感じがする。もちろんオートロックである。鍵には私の魔法端末とのこ太の指紋を登録してある。魔法少女には指紋はないのだった。

えっと、次の仕事の依頼だね。え?もう向かわなきゃいけないじゃん!

「のこ太!お姉ちゃん出かけてくるね!」

と扉を開けたらそこにポータルがあった。向こう側でポータルさんが微笑んでいる。えっと入ればいいんだよね?とポータルさんの横にいくと、リープさんもそこにいた。

「それでは現場につなげます。」

と言ってポータルさんは今私が通ってきたポータルを閉じながら別のポータルを開く。

「では、行ってらっしゃいませ。」

私とリープさんは一緒に現場にいった。


そこにはわかりやすく暴れている悪魔がいた。いや、悪魔なのだから暴れているのが当然?なのだが、今までの私の仕事相手が大人しかっただけか。ちなみに悪魔も魔法を使うことができる。人間と悪魔の違いはまず羽が生えていること。でもこれは任意に消すことができる。そして魔法の使用だ。これは本人の望みを叶える形で作用する。例えば私が最初に担当したこの魔法は髪を自在に操る能力だった。これは髪を伸ばしたい、女の子らしくなりたいという欲望を叶える形に添った魔法とのこと。衣装も本人の希望に沿ったものになるが、こちらも任意に消すことができる。つまり悪魔は普通の人間のふりをすることができる。だから探すのが大変なのだ。力は魔法少女には劣るくらい。因みに魔法には色がある。女の子らしくなりたいあの子の羽はピンクだった。でも今回のは紫の羽だった。そして町を破壊している。

「ツチノコ、あれば暴力タイプだ。」

「、見ればわかります。」

「違う、紫だからだ。紫はパワー系だから気を付けろ。」

「話は通じないってことですねっ!」

瓦礫が落ちてきたのでよける。実践訓練も受けて7級になった私は対人戦だったら行けるまでに成長していた。

「これはどうしますかね?」

「俺が行く。」

リープさんが紫の悪魔に近づく。

「おい!なんで町を破壊してるんだ!」

「あ?なんだ?ああ、魔法少女のお出ましか!」

まずい。標的にされてしまったらしい。いや、注意を私たちに向けるのが目的か。えっと、周りの避難は完了しているから、つまりここがバトルフィールドか。

「おい!話を聞け!」

「うるせぇ!誰が質問に答えるか!俺は鬱憤がたまってるからそれを消化しているだけだ」

答えてるじゃん。

「何が不満なんだ。」

「えっと、そいつは、なんでもいいだろ!邪魔すんな!」

まずい、逃げられる。そういうときは魔法、火を出す。

「まって、私たちが相手だよ。」

実は火の威力はあんまりないことは分かっている。用は目くらまし。相手が逃げないようにできればそれでいい。

「ほう、相手してくれんのか」

急下降からのキック、私はジャンプしてそれをかわす。鋭い爪、黒い恰好。これが悪魔。

私たちは戦闘を続けた。相手の攻撃をかわしつつ、相手の怒りの原因を探る。しかし、相手は目的を一向に話してはくれなかった。

うん。魔法端末に3回連続のメール。緊急連絡だ。

「リープさん!」

「はい!任せろ!」

魔法端末を開く。なんだこれ。


世界各国で今のような戦闘が勃発しているらしかった。


「ふう、こんなもんでいいか。じゃあな。」

といって紫の悪魔は逃げてしまった。

それよりなにこれ?本当なの?

つまるところ、世界で悪魔が暴れているとの事だった。それも一斉に。目撃情報も黒い恰好をした黒い翼を持つものが世界中を飛び回っているらしかった。そして、それと同時に事件を多発。人が殺される事態。まさに緊急要件だった。

「ツチノコ、本部に戻るぞ。」

そういってループはポータルさんに連絡をとりゲートを開けてもらった。ここの後片付けもせずに、私たちはポータルに入った。


「俺は会議に出る。ツチノコはこっちの救助にあたってくれ。」

「はい。」

リープさんはまたポータルを使って会議とやらに行ってしまった。格下の私ではどうしようもない案件なのだろう。リープさんは2級魔法少女なので招集がかかった。そんなところだろう。それより私も仕事だ。また別のゲートをポータルさんに出してもらってそこで救助活動をする。また最初の頃に戻ったみたいだ。

怪我人は治療室に連れていく。逃げ遅れた人は非難させる。それが私にできる仕事だった。私はまだ7級だから、それが適した仕事だった。

空には悪魔が見える。今のところ2人。飛べない私にはどうすることもできないから、飛べる魔法少女に頼むしかなかった。また無力。


かれこれ一日かかっただろうか。とりあえず非難は完了したらしい。もちろん、一か所が終わったらまた別のところに手を出して、そしてまた別の地域に顔を出すという連続した仕事だった。何回ポータルをくぐったのだろう。流石に疲れた。家に、、そうだ。のこ太は大丈夫だろうか。まぁ魔法の国にいる以上大丈夫だとは思うけど。そう。いま唯一安全なのは魔法の国だけだった。他のほとんどの国で悪魔が、いや、あれだけの力量だ。悪魔だけではなく魔族も絡んできている事だろう。

とりあえず家に、えっと、私は今どこにいるんだっけ?えっと家があるのが魔法の国の太平洋支部だから、とりあえずそこに行かなくてはならなかった。ポータルさんは今大忙しだから後になるだろうなと思いつつも連絡はした。因みに、ポータルさんの魔法は本来ポータルさんが自由に移動するための魔法なので、ゲートの片方は必ずポータルさんのところになるらしい。だから私たちが目的のところに運んでもらう際には一回目、ポータルさんの近くに行くためにゲートをくぐる。二回目、ポータルさんの近くから目的地に続いているポータルをくぐるという2回の作業が必要になってくる。一回目は私たちが来ているので本来の使い方ではないらしい。そして現状魔法の国に入るにはポータルさんの力を借りなければならない。ポータルさんは魔法の国直属なのだった。そんなことを考えていると目の前にポータルが。

「ありがとうございます。太平洋支部のここまでポータルお願いします。」

といいながら私は住所が表示された魔法端末をポータルさんに見せる。

「はい。かしこまりました。」

ポータルさんは全くつかれている様子がなかった。すごい、と思った。疲れているからだろうか、簡単な言葉しか出てこない。

ポータルさんが家までつないでくれたので家に帰ることができた。

「ふぁーー、疲れたーー」と玄関の前で伸びをする。魔法少女でも疲れるものは疲れるのだ。魔法端末をかざして玄関を開ける。

「ただいま、のこ、、、」


家の真ん中でのこ太が殺されていた。


「のこ太、、、、、、のこ太!!」

私は一心不乱に駆け寄る。

「大丈夫?しっかりして!」

さわった瞬間にわかってしまった。体温が低い。呼吸をしていない。


病院。死んでいることが確認された。

死因。頭を弾丸が貫いたことによる即死。

すごいなぁ。これでも正気を保てるんだもんなぁ。すごいな、魔法少女は。


私は仕事を休んだ。宿を借りてそこに泊まった。明日はのこ太の火葬がある。


のこ太の火葬。葬式。もう、なんだか気が抜けちゃって。



何日が立ったかな。やっぱり気になるよな。

のこ太の事が頭から離れない。

いや、それより、あの部屋の事だ。魔法の国で事件が起こったのがまずおかしい。そして部屋からは銃は見つかっていない。頭を一撃。どうみても他殺だった。弾丸も弾痕もまだ見つかってない。鍵はかかっていた。オートロックだし。ああ、だから、犯人は銃を持ち去るだけで良かったのか。でも、部屋の中に入る方法が現状考えられない。のこ太に魔法の国で友達がいるなんてことはない。のこ太は郵便物でさえ、いや、そんな次元じゃなくて外を怖がっていた。だから、自分から扉を開けるはずはないのだ。だから、あの部屋に侵入はできないはずで、だから、そう。簡単に言えば、密室なのだった。出ることは簡単だ。オートロックなのだから。でも入ることはできない。鍵はのこ太の指紋か私の魔法端末だけ。のこ太の指紋を採取するのは困難なはずだ。しかも小指だぞ。それにドアのデータには指紋をつかったログはなかった。窓はのこ太が外を怖がるから絶対に閉めていた。だから、他に入る方法は、ない。そう、普通に考えるのであれば。つまり、魔法だ。魔法なら常識だって覆せる。のこ太は魔法少女に殺された。そう考えるのが妥当だ。あ、いや、魔法なら魔族にだって天族にだって、悪魔にだって天使にだって可能、か。でも、魔法が絡んでいるのは事実。探さなくては。犯人を。


「今日からまたよろしくお願いします。」

「お前休んでなきゃダメだろ!」

合ってループから最初に言われたのがそれだった。

「いえ、大丈夫ですので。仕事を。」

「でもな、、、」

「仕事を。」

「、、、、わかった。ただし他の新人も連れて行くぞ。」

「はい。分かりました。」

ポータルから出てきたのは小さい魔法少女だった。

「あ、あの、初めまして。あやとりと申します。ひも状のものを操ることができる魔法です。よろしくお願いいたします。」

「あ、どうも。」

あやとり。銃とは関係ない魔法だ。

それと、ポータル。あの魔法はあの部屋に入ることなんて造作もないだろう。しかし魔法の国にがっちり管理されている彼女にそれができるのか。

「それじゃあいくぞ。」

私たち3人はポータルを通って次の現場に行く。


悪魔が2人いた。ああ、なんかめんどくさいな。別に私死なないし。

なんかループが悪魔と会話していた。そして戦闘になる。あやとりはなんかそこら辺にいた。ああ、攻撃が来る。避けるか。また攻撃だ。避ける。

悪魔か。どいつが犯人だ。

腹が立ってきたので反撃することにした。

とにかく殴った。力いっぱいに殴った。相手はもう動かないようだった。でも殴った。

「危ないです!」

なんかあやとりが言っている。

ふん、ああ、私後ろから攻撃されようとしてるんだ。速い。これは避けられないな。まいっか。死なないし。

と、そこにあやとりが立ちふさがった。そしてあやとりに一直線に飛んでくる攻撃。ああ、あやとり、別に私なんかをかばわなくてもいいのに。と思ったら。

「え?」

あやとりが声を出していた。よくわからなかったので後ろを見ると悪魔が死んでいた。なぜか。なぜか突然死んでいた。


ループにビンタされた。なんか勝手な行動をとるなとかなんとか。

「・・・・・だから俺が撃ったんだ。」

「え?今なんて!」

「あ、いや、だから俺が過去に飛ばして」

「ちょっと!ちゃんと説明してください!」

「いや、説明を聞いていなかったのはそっちの方だろ。いいか。俺の魔法はタイムリープだ。だから名前がリープになってる。この魔法の拳銃で撃たれたものは弾丸によって過去か未来に飛ばされる。」

「もっと詳しく!」

「え?ああ。えっとな。この青い弾丸が過去に行く弾丸でこっちの赤が未来に行く弾丸なんだ。といってもこれは魔法の弾丸。だから魔法少女も殺せてしまう。そして、さっきはあやとりが本来であれば殺されていたんだ。僕はその殺された未来をみた。だから悪魔に青い弾丸を撃って過去に飛ばしたんだ。それで世界線変動が起こってあやとりが死ぬ前に飛ばされた。ツチノコが見てる世界はこっちの方だな。」

「弾丸は。弾丸はどうなるんですか。」

「ああ、時間移動したら魔力が尽きて消えるよ。」

「えっと、じゃあ、人に向けて撃ったら?」

「、、、その人は死ぬだろうね。その前に時間が過去に行くか未来に行くかするだろうけど。僕はその世界線変動に気づける。撃った本人だからね。それか僕の魔法にそれも含まれているのかな。」

つまり、のこ太を殺せる?こいつは殺れるのか?例えば私が家にいる時間に尋ねる。そしてのこ太を撃つ。そしてのこ太は過去に飛ばされる。そして家に1人にいる時間へと移動したのこ太は銃弾も消えて、、これなら密室の謎も!

「あとな、タイムパラドックスが起こるような使い方はできないぞ。そして弾丸には限りがあってだな。、、、、、


おい!聞いてるか!」

「あ、はい!」

「どうだ。やるか?」

「、、何をですか?」

「世界を救うことだ。これはお前の世界でもあり、この世界全体って意味でもある。」

「、、、?」

「俺がお前に目を付けたのは不死身だからだ。

不死身なら、この力を最大限に使える。

そしてお前は信用に至る人物と俺が判断した。」

「えっと、なにを言って?」

「いいか。この銃の欠点は魔法の弾丸ってところだ。これなら魔法少女も死んでしまう。そうなるとタイムパラドックスが起こる可能性があって迂闊に試せなかったんだ。でも今はそれをしてもいいと思う。

ツチノコ。お前を過去に送る。でもお前なら死なないだろ?だからやり直せるんだ。この世界も、お前の弟の事も。」


のこ太を救える?


「、、、、、、、やります。

やらせてください。」


「よし!頼んだぞ、ツチノコ!」

そして私はリープさんに頭を貫かれた。


TO BE COUNTINUED 魔法少女物語ーA ー終ー 2024 ー月 

さて、どんな結末が待っているかな?

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