クリスマスパーティー2
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参加者は好きな席を選んでいいと言われ俺は真ん中の席に座って、当然凛花ちゃんも隣の席に座った。
凛花ちゃん本当に俺のことが好きなんだね? でもさもし、俺の体が男に戻ったら、はたして好きでいてくれるのか?
もし、そんなことがあったらフラれるんじゃないのかと不安になるんだ。俺の隣で幸せそうに座る凛花ちゃんを見ているとね、つい。
んっ正面の席に棘無先輩が座った。女体化した俺に対し嫉妬心むき出しにするオカマ先輩が、当てつけみたいに俺の正面の席に座ったから面食らった。
「 ………… 」
「なによっ文句ある中島?」
ちなみに中島とは俺の苗字だ。女体化してからしばらく呼ばれなくなったから、ちょっと違和感を覚える。
「あの〜先輩睨むのやめてくれませんか? 凛花ちゃんが怯えているし ……」
「なによっ別に睨んでなんかないわよっ、女の子同士いちゃいちゃして仲むつまじいわねっ別に羨ましくないけど」
そ、そうなのか? メッチャ羨ましそうだけど ……。
「それよりアンタ5王子様と仲いいんでしょ?」
「えっええまーそれなりには」
「ズルイ! でっ誰が一番好きなの?」
ちょっとズルイってまた一方的に嫉妬してっ困ります棘無先輩。
「皆いい人ばかりですけど、別に恋愛感情は抱いてないですよ」
「だったら一人紹介してよっ!」
「…………先輩が一人で告白して下さいよ」
「まっ後輩のクセして生意気っちょっと可愛いくなったから調子に乗ってアンタ女の子と仲良くしてるみたいだけど、王子様ともよろしくやって両刀ビッチなの?」
「ちょっといくらなんでも違いますっ! 先輩っ妄想が飛躍し過ぎですよっ!」
俺は思わず立ち上がって反論した。やれやれ厄介な先輩に絡まれたもんだ。
あと、俺の左隣に座る副部長が助けもせずに、笑いをこらえ肩を震わせていた。
「いやー今日は最高ですなぁ副部長?」
凛花ちゃんの隣に座る桃野部長が言った。ちょっと部長よりによって凛花ちゃんの隣ですか?
ゴメンね凛花ちゃん暑苦しい部長が隣に座って。んっすると副部長が応えた。
「そうですね部長。ところで来年ビニールハウス設置の件はどうなりましたか?」
「おおっそれなっ一応生徒会に申請したが、流石に予算オーバーだと言われてなどうしたものかと思っていたんだ」
「それならパーティーに出席するクイーン様に直接お願いしましょう」
うわっ俺達を挟んで会話し始めたよ。
「そうだなっ来年ビニールハウス設置したら女子にも人気の多肉植物とレアサボテンの種を植えて育ったら売ろう!」
「いいですねぇ針無しサボテンの兜丸なんてどうですか?」
「それいいよ! ノーマル兜の種なら業者から安く購入できるからなっあ、でも、スーパー兜や瑠璃兜は難しいかー?」
「ですよね? 若い株を買って上手く子吹きして増やすしかないんじゃないのでしょうか?」
ちょっと先輩方 …………。
「いや、君いくら若い株とは言っても予算オーバーですよ!」
「あっ大丈夫です。家の株を使いますから」
「そーか? あっいや悪いなぁ副部長頼りになるなぁ」
「上手く種から育てた株を学園祭で売れば部費の足しになりますね?」
「だろっでもその頃私は卒業していないけどな、うわっはっはっはっはっ!」
……ちょっと辞めてくれますか二人共。
女の子を挟んで会話のキャッチボールするの、しかも専門的な会話だし。なんかおじさんに挟まれて会話されてる気分だったよ。
「も――男子うるさい!」
棘無先輩の左隣に座ったクラス委員長の柊さんが言った。同感ですっ委員長。
「あっ白王子様に赤王子様だっ!」
委員長が指差し立ち上がって言った。うんっ王子様は女子の憧れだけど、彼女も結構ミーハーだね。
ガチャリ
メイドが入り口の扉を開けると白王子と赤王子が入って来て両脇に立ってからひざまずいた。すると白のドレスを着たクイーン様が颯爽と登場。その後ろに黄王子と黒王子が護衛していた。
「あら? 青王子様はどこ?」
キョロキョロ見渡す委員長。あはは、青王子なら貴女の正面に座ってますよ。
「………… 」
副部長っ黙ってないでなんか言ってやって下さいよ〜。
「皆さん今日は私が主催したクリスマスパーティーにようこそおいで下さいましたことに、心から感謝いたします」
クイーン様はそう挨拶してから礼をした。
すると部長が拍手し始め皆んなも拍手して歓迎した。クイーン様はテーブル席の正面に座りその両端に白王子と赤王子とその隣に黄王子が座った。黒王子は座らずに入り口の前に立って警護役に徹した。
かなりウザい白王子とちょっとチャラい赤王子の席が離れたので俺はちょっと安心した。
席が離れたと言うのは先生達や生徒会や他の生徒も招待されて座ったから距離が離れた。
まあ、相変わらず両王子は俺の顔をチラチラ見ては投げキッスやウインクしてくるから、やはりウザい。
「ちょっと中島っモテモテじゃない? 羨ましい」
「そんなことないですよぉ棘無先輩」
俺がご謙遜していると凛花ちゃんが俺の肩を突いた。
「えっなに?」
「中島って誰?」
あっそれ俺の苗字です凛花ちゃん。なんかさあ、可憐な美少女になったからちょっと華やかな苗字だといいよね? 中島姓を悪く言うつもりはないけど、今の華やかな外見にくらべ普通な苗字なんだよね。
さて、いよいよ楽しいクリスマスパーティーが始まった。




