そんな運命あって溜まるか...
僕は彼女との運命を憎んだ...
そして...
その運命に反逆する...
僕は青月シュウ高校2年、思い他人は幼馴染の高城凛だと言ってもまだ告白してないから一方通行である
そして自分は存在しない筈の魔を使い操る者でもあるしかしその事は幼馴染の凛ですら知らない
今日は彼女の誕生日僕は彼女に告白する為に約束も付けている
〜電話の着信音〜
「シュウ〜」
「今日って13時に何時もの公園でいいんだっけ?」
「うん、じゃあ13時に」
この電話をした時まだ自分達があんな事になるなんて思いもしなかった...
—13時—とある公園
「シュウ〜、遅い!!」
「ごめん凛、遅れた」
「私の誕生日の.....日ぐらい遅れないでよ」
「ごめん聞こえなかったもう一度言ってくれない」
「うっうん、何でもないよ」
「そっ.....」
その会話の途中で僕達の足元に猛烈な違う色の光と魔法陣が浮かび上がった
何だ...僕は確か...凛と買い物予定して...?!
「凛?!」
「凛は何処だ、そしてここは?!」
「勇者様、話は通じて居ますでしょうか?」
「あんたは誰だ?」
周りを見渡すと銀髪ロングの20歳前後の女性が一人、あとは転移する前に見た魔法陣が床に描かれて居た
「お初にお目にかかります勇者様、私はシルヴィアと申します。シルと呼んでください」
「わかった...シル、ここは何処だ?そして僕の考えが正しければ僕は異世界転移したってことでいいか?」
あまりに急なことだし交渉として舐められると困るのでキツイ口調で聞いた
ただ返って来た返事は穏やかな声で決まり文句を言う感じに返って来た
「作用です、ここはルシウス王国王宮内の魔導研究所です」
「チッ...僕の他にもう一人女性が居なかったか?」
「おられませんでした」
そしてこの回答を聞いた瞬間シュウは全てを把握した...
何故彼女の反応が別の遠い場所にあるか...
決まっている彼女は敵として呼び出された以外無いのだから...
「質問する...俺の敵は約南東に120キロ離れた場所にいるか...」
この質問の回答は答えは知っているし聞きたくない情報だった...その残酷な運命を
「はい、貴方の敵の魔族の城はそのあたりにあります」
「この指名に逆らう事は出来ません」
知っていた...
召喚魔術は勇者を召喚して反逆されても命を奪えないように主従魔術が組み込まれているのも理解している
だからシュウは絶望し、その運命を憎んだ...
そしてこの時から彼の運命に対する物語が始まった