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雑居ビルの僕は、悔しそうな顔でプロジェクションマッピングを見ていた。
僕はまた毬菜を殺してしまった。
プロジェクションマッピングは、マンションを映し出していた。。
でも僕は首の皮一枚で救われた。
最初の氷床エリアで1UPがあった。
残機が増えたおかげで、かろうじて全滅脱落は免れた。
だけどこれで残機は再びなくなった、1UPエリアを通り過ごしていたからだ。
(このステージは1UPがあるのか、だとしたらスコアで増えることもあるのかな)
マンションが見え、毬菜は再び鎧を着ていた。
スコアで増やすか……いやそれがタイムアタックだ。
(敵を倒せば、残機は増やせる。だけど急がないとタイムアタックに敗れる)
戦術はとれるが、現実味はない。
とにかくまずは、毬菜を進めることになる。
(このステージ、難しいんだよな。解き方があったはずだが……あそこはやっぱり待ちか?)
マンションの大男は、容赦なく毬菜に向かって襲いかかってきた。
前回の反省を生かして、ミスなく大男のマンションを上に駆け抜けた。
(まずは半分)
反対のマンションに飛び降りて、マンションを見ていた。
下の方にも大男がいた。
そのままさっきミスした、大男のいる二階に向かう。
(ここは倒すか)
僕は三階にいる大男を毬菜に攻撃させた。
攻撃を受けている時は大男の動きが止まった。いや、徐々に距離は詰めてくる。
最上階の大男が鉄球を投げて来る前に、倒し切った。
(よし、後は……)
一階の大男は、梯子から離れたら急いで下に降りてマンションエリアを突破した。
そのまままっすぐ行くと山岳地帯。
(ここは一面の一角獣が二匹出てくる。が僕の敵じゃない)
僕は少しずつ進んで最初の一匹目が出てきた一角獣を見かけたら、後ろに下がった。
それと同時に、一角獣が毬菜の方を追いかけていた。
だけどそれが狙いだった。
(スクロールさえしてしまえれば……堅くても恐れるに足らず)
かくして僕は二匹の一角獣を一匹ずつやっつけていった。
そして、僕はこのステージもクリアした。
だけど結果を見ては、僕は愕然としていた。
二位との差は広がっていなかったが、一位との差は圧倒的に広がっていたのだから。




