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僕たちのレトロゲームが世界を救うこともある  作者: 葉月 優奈
八話:僕たちのレトロゲームは懐かしいことを思い出すこともある
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雑居ビルの僕は、悔しそうな顔でプロジェクションマッピングを見ていた。

僕はまた毬菜を殺してしまった。

プロジェクションマッピングは、マンションを映し出していた。。


でも僕は首の皮一枚で救われた。

最初の氷床エリアで1UPがあった。

残機が増えたおかげで、かろうじて全滅脱落は免れた。

だけどこれで残機は再びなくなった、1UPエリアを通り過ごしていたからだ。


(このステージは1UPがあるのか、だとしたらスコアで増えることもあるのかな)

マンションが見え、毬菜は再び鎧を着ていた。

スコアで増やすか……いやそれがタイムアタックだ。


(敵を倒せば、残機は増やせる。だけど急がないとタイムアタックに敗れる)

戦術はとれるが、現実味はない。

とにかくまずは、毬菜を進めることになる。


(このステージ、難しいんだよな。解き方があったはずだが……あそこはやっぱり待ちか?)

マンションの大男は、容赦なく毬菜に向かって襲いかかってきた。

前回の反省を生かして、ミスなく大男のマンションを上に駆け抜けた。


(まずは半分)

反対のマンションに飛び降りて、マンションを見ていた。

下の方にも大男がいた。

そのままさっきミスした、大男のいる二階に向かう。


(ここは倒すか)

僕は三階にいる大男を毬菜に攻撃させた。

攻撃を受けている時は大男の動きが止まった。いや、徐々に距離は詰めてくる。

最上階の大男が鉄球を投げて来る前に、倒し切った。


(よし、後は……)

一階の大男は、梯子から離れたら急いで下に降りてマンションエリアを突破した。

そのまままっすぐ行くと山岳地帯。


(ここは一面の一角獣が二匹出てくる。が僕の敵じゃない)

僕は少しずつ進んで最初の一匹目が出てきた一角獣を見かけたら、後ろに下がった。

それと同時に、一角獣が毬菜の方を追いかけていた。

だけどそれが狙いだった。


(スクロールさえしてしまえれば……堅くても恐れるに足らず)

かくして僕は二匹の一角獣を一匹ずつやっつけていった。

そして、僕はこのステージもクリアした。


だけど結果を見ては、僕は愕然としていた。

二位との差は広がっていなかったが、一位との差は圧倒的に広がっていたのだから。



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