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~~オシリスゲーム6-1~~
(MARINA‘S VIEW)
タイトル画面が出てきた、広哉が進めると出てくるのが墓場。
夜の墓場は恐怖を誘う、あたしは狭いのは怖いけど暗いのは大丈夫だ。
あたしは身にまとっていたのは鎧、かなり重い。
早速あたしは、槍を構えていた。
あたしの武器は、この槍なのだろう。
あたしは重そうな中世風鎧をつけたまま墓地を、一人で歩いていた。
暗いところがあたしは苦手、だけどそれを導いてくれるのが広哉だと頑張れた。
だけど、あたしの足元がボコボコと音がした。
土が動いて、でてきたのは紫色の人間。もちろん人間が土の中から出てくる常識はない。
すぐにわかった、ゾンビだ。
だからあたしは槍を構えて、槍をブン投げた。
(ゾンビ、撃破っ!)
きれいな軌道で槍を投げゾンビを撃破していく。
しかしすぐにゾンビが土の中から現れた。
(いっぱい出てくる、無制限だ)
あたしは次々出てくるゾンビに、感動というよりすぐに飽きた。
そんなあたしは、広哉に操られて墓場をどんどん進んでいく。
(この鎧、カッコいい)
全身西洋鎧を着て歩くことなんて、リアルではない。
西洋甲冑の兜からみえる視界は少し狭い。
重さはあるけど、それすらあまり感じない。そんなあたしの前には徐々に広い広場が見えた。
(なんかありそう)
あたしのカンは、何度もゲームに参加することで鋭くなっていた。
そして原っぱの奥には、赤い悪魔が地面に座っていた。
真っ白な翼をもったその悪魔が、不敵にあたしに対して笑みを浮かべていた。
槍を持って、投槍を赤い悪魔にきれいに投げた。
(それにしても投げ槍って、結構エロい武器だね)
あたしは持っていたきれいに伸びた槍を見ていた。
先端がとがっていて、大事なところに刺さると痛そう。
だけど一発では倒せない。
(堅い……)
あたしはさらに投槍を構えた、広哉の制御であたしは勝手に動く。
そのままあたしは槍を構えつつ離れて行く。
(あっ、飛んだ)
あたしの槍はあっさりと飛ばれてよけられた。
上空遥か高く飛びあがった赤い悪魔を、あたしはじっと見上げた。
(何をしてくるんだろう……)
そんな赤い悪魔は上空から、青い炎のようなものをあたしに放ってきた。
広哉があたしを動かして、青い炎をかわしていく。
(攻撃当たらないよ)
上空遥か高く飛ぶ赤い悪魔に、あたしの槍が当たらない。
何度か赤い悪魔が青い炎をあたしに放ってくる。
飛んでいる相手には、どんな武器も届かない。
(卑怯だよ……広哉はこれをどうやって倒すのかな?)
上を見上げながらあたしは、赤い悪魔の距離を取り始めた。
すると急に後ろに下がり始める、あたし。
(こっちか)
すると、赤い悪魔があたしに向かってダイブしてきた。
ここぞとばかりに、あたしは投槍を連打する。
だけど、その急降下であたしは赤い悪魔に触れてしまった。
(キャッ)
あたしが思わず後ろにのけぞった。
赤い悪魔の急降下ダイブを受け、あたしの鎧が破けてしまった。
そして、あたしはあっという間に下着姿だ。
お気に入りの黒いブラジャーと、白いパンティ姿になったあたし。
「ええっ、この姿って!」
自分の下着姿を見ながら、それでも投槍を持っていたあたし。
なんともそれは奇妙な格好だ。
(三発は当てたのに、死ななかった。堅いなぁ)
あたしは上を見上げながら投槍を構えていた。
そんな赤い悪魔は笑いながら、再びあたしに向かって急降下してくる。
「今度当たったら死ぬ、確実に仕留めて広哉っ!」
あたしは声に出して、急降下していく赤い悪魔に槍を投げた。
四発目にしてようやく赤い悪魔が倒された。
だけど、あたしは結局下着姿のままだった。




