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プロローグ

「虹亜」と書いて、「はくあ」と読みます。初投稿ですので素人の作品と思いながら、気楽に読んでください。

10年くらい前のことだろうか――。世界が滅びかけたのは……。

あの悲しくも恐ろしい出来事のせいで、世界人口が三分の一になった……。


■■■


そこには一体の異形と24人の能力者がいた。 

「もう辞めろ――ッ!!お前がこの世界を憎んだところで、彼女は戻ってこないだろ――ッ!!」

一人の騎士は、傷だらけの姿で必死に叫んだ。すでに、仲間達は満身創痍だった。

「異能が争いを生むなら、この世界は消されるべきだ」

美しく輝く金色の衣装と反して、異形は憎悪に飲まれ、狂気すら感じられた。

「滅べ」


その瞬間、彼らの目の前は地獄と化した。


この悲劇を私たちは「カタストロフィ」と呼ぶことにした。

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