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プロローグ
「虹亜」と書いて、「はくあ」と読みます。初投稿ですので素人の作品と思いながら、気楽に読んでください。
10年くらい前のことだろうか――。世界が滅びかけたのは……。
あの悲しくも恐ろしい出来事のせいで、世界人口が三分の一になった……。
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そこには一体の異形と24人の能力者がいた。
「もう辞めろ――ッ!!お前がこの世界を憎んだところで、彼女は戻ってこないだろ――ッ!!」
一人の騎士は、傷だらけの姿で必死に叫んだ。すでに、仲間達は満身創痍だった。
「異能が争いを生むなら、この世界は消されるべきだ」
美しく輝く金色の衣装と反して、異形は憎悪に飲まれ、狂気すら感じられた。
「滅べ」
その瞬間、彼らの目の前は地獄と化した。
この悲劇を私たちは「カタストロフィ」と呼ぶことにした。