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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

………ねぇ、待ってて⬛︎⬛︎

作者: 桜風少女

バレンタインで想いを伝えたことはありますか?

割と多くの人が誰かに伝えたことがあると思います。

この物語は幼馴染の少女達が想いを伝え合うバレンタイン小説です。

どうか笑い飛ばしておくれ。


こんなにも諦めが悪いんだもん。

君も嫌になっちゃうよね。

だけど少女漫画とかだとお墓の前で告白とか

よくあるじゃない?

ちょーっとドキドキしてる!なんてね。

あの日、喧嘩したままあの交差点で別れたあと

大きなクラクションの音が響いて咄嗟に私振り返ったの。

だけど無惨な姿になってた。

ちゃんとチョコ渡せばよかった。

だけどもう後悔したって遅いよね……


ごめんね、今年のバレンタインは柘榴しか渡せないや。ごめん。ほんとにごめん。

君に生きて欲しい。だからこの柘榴をどうか受け取らないで。


幼なじみで姉妹のように育っただいすきな貴方を置いていきたくないよ。




少女は柘榴にかぶりついた。





病室に広がる心臓の停止を告げる電子音。

彼女…清奈は幼なじみの香耶を去年のバレンタインに交通事故で失った。

いや、想い人を失った。

清奈は香耶の事を想っていた。そして告白するまさにその日香耶と喧嘩しそして失った。

ショックから抜け出せず私の病院に来たときに話してくれたことだ。


最期に彼女はなにかを食べるような仕草をして息を引き取った。

きっと、彼女にとって、最高のバレンタインになった事だろう。

そして彼女達にとっても。



___今日は2月14日だ





上原 清奈

享年 16歳

死因 オーバードーズによる中毒死

備考 彼女は墓の前で倒れていた。

後書き

作者の桜風少女です

実はこの少女達は微妙に想いが食い違っているのかもしれません。もしかしたら清奈と香耶は現世で伝えあっても幸せになれなかったかもしれない。

そして医者は……?

全ての真相は貴方が考えたその真相です。


全てのバレンタインに幸あれ

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