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プロローグ

どもども!ゴマアザラシです!ちょっと頭に浮かんだので書いてみました!感想など頂けると嬉しいです!

皆は前世というものを信じているだろうか?行ったことも見たこともないのに、何故か知っている。

生まれる前の街並みを知っている。

今の両親とは違う両親の顔を思い出す。これの他にも様々な前世に関する話が沢山ある。

俺は前世を信じている方だ。なぜなら俺自身も前世の記憶を持っているから。

でも、俺が思い出せるのは一人の女性のことだけ。しかも、それは夢の中でいつも同じことを繰り返し、繰り返し俺自身に伝えてくる…。


(いつか、私の事を見つけてね?もし、見つけることが出来たら…私を殺して。ふふっ、約束よ?)


そう…これは最初から結末が決まってる物語。

悲しくどこか優しい、ラブコメである。


「司!起きなさい!何時まで寝てるの!学校遅れるわよー!」


(んん、あと10分いや、20分は余裕…)


「もう!今日から高校生なんだからシャキッとしなさい!入学式あるんだから早く行かないと行けないんでしょ!私もお父さんも準備があるんだから!」


「…うぅ。分かったよ…ふぁ〜…」


俺の名前は帝司(みかどつかさ)今日から桜ヶ丘高校に入学することになってる。


「今何時だ…?ってうわ!もうこんな時間じゃねーか!やっっばい!」


「朝ごはんできてるからはやく降りて来なさい!」


「わかったよ!ちょっと着替えるから!」


そうして俺はバタバタしながら準備を終え家を出た。


「んじゃ、行ってきまーす!」


「はーい、車に気をつけてね〜!」


「分かった!そっちも入学式遅れるなよー?」


「分かってるわよ!お父さんも早く準備して!」


「了解だ、母さん。」


俺が通う桜ヶ丘高校は俺が住んでる所では1番ではないが中々偏差値が高い学校で、入学するのには凄く、めっちゃ苦労した。毎日毎日勉強漬け…あれは今思い出しても地獄だった…。


「はぁ…勉強しすぎて死ぬかと思ったぜ。けど!無事入学できたんだから気持ちに入れ替えていかねーとな!お、見えて来たぜ!俺の青春の場所!桜ヶ丘高校!」


桜ヶ丘の名前の通り桜が生い茂る丘の上にあるのが俺が通う高校である。


「パンフレットでも説明されてたけど実際に見るとなかなかすげぇよなぁ…」


司が桜並木に見とれているとふと、目に入る女子生徒がいた。


「なんだろ、あの子…。凄く綺麗だ…」


その女子生徒は腰まである銀髪を風になびかせながら何故か悲しそうな、切なそうな顔をしていた。


「どうしたんだろ、何かあったのかな?」


(キーンコーンカーンコーン!)


「ってやべ!遅刻ギリギリじゃねーか!急がねーと!」


学校の予鈴チャイムがなった為司は急いで自分の教室へと向かった。


「よーし!全員揃ってるな〜!これから担任になる武田信一(たけだしんいち)だ!気軽に信ちゃん(しんちゃん)と読んでくれてもいいぞ!ワハハ!」


(お、おう…いい人そうだけど、少し暑苦しい先生だな。)


「とりあえず、今からの流れを説明するぞ〜!って言っても入学をやって軽くHRやって解散だがな!って言うわけでとりあえず、体育館向かうから着いてこい!」


そうして司達は体育館に向かい、何やら偉そうなおじさんと校長先生のありがたいお話を聞いた。」


(長ぇよ…アレだな校長たちは俺らにラリホーかマニパニを、使ってきてるぞ!衛生兵!だから俺にザメハをかけてくれ!)


そんな馬鹿なことを司が考えていると…


「では、続きまして新入生代表輝夜姫(かぐやひめ)さんより挨拶をお願いします。」


「はい。」


(あれ?あの子…桜を見てた子だよな?)


「本日はお忙しいところ私たちのためにこの様な会を開いて頂き誠にありがとうございます…」


その彼女の声は鈴を転がしたような凛とした声で挨拶をし、その姿や声に周りの生徒や親御さんも例外なく彼女に魅了されていた。


(…あれ?なんでだろ。なんか、急に涙が出てきた…どうしてだ?)


「…新入生代表輝夜姫」


彼女が挨拶を終えると惜しみのない拍手が送られた。そんなこんなで入学式を終えると各自自分の教室に戻り自己紹介となった。しかし、司はどうしてあの時涙を流したのか考えていたためほとんど聞いていなかった。


「よーし!んじゃ、明日からこのクラスでやっていくから皆仲良くな!ワハハ!では、解散!」


(輝夜姫だっけ、なんでだろ。彼女を見てからおかしくなったか?俺)


「おーい。もしもーし。ミカドくーん!帝君ってば!」


「おわっ!えっ!なんだ?」


「なんだ?じゃねーよ。みんな帰ってるぞ?なにボゥっとしてんだよ?」


「え?おぉ、悪ぃな。ちょっと考え事してた。つか、お前誰?」


「誰って…同じクラスの加藤翔吾(かとうしょうご)だよ!自己紹介してただろ〜」


「あぁ、加藤君か。ありがとよ。助かったぜ」


「ははっ!いいってことよ。てか、俺の事は翔吾って、呼んでくれ。俺も司って呼ぶからさ」


「了解、改めてよろしくな翔吾」


「おうよ!つか、そろそろ俺らも帰らね?」


「だな、帰るか」


そうして司と翔吾は帰り道が途中まで一緒だった為色んな話をしてるうちにだいぶ仲が良くなった。


「ってかさ、翔吾聞きたいことあるんだけどいいか?」


「ん?なんだよ改まって俺のスリーサイズでも知りてぇのか?」


「なんで男のスリーサイズ知らなきゃ行けないのかがわからん。輝夜姫の事だよ、新入生代表の挨拶してた」


「ははっ!悪ぃ悪ぃ!輝夜姫さんかなんだ?一目惚れでもしたのか?」


「そのニヤつき顔やめろ、ちげぇよ。ちょっと気になっただけ」


「なるほどな、輝夜姫さんは俺が通う桜ヶ丘高校の理事長の娘って話だぜ?頭脳明晰、才色兼備しかも、家はお金持ちときた!完璧な女の子って話だぜ?しかも、めっちゃ可愛いしな…」


「マジか、漫画とかに出てきそうな設定だな、おい」


「まぁな、けど彼女は誰にも懐かないらしいぜ?つっても俺も噂程度しかしないけど、人とは常に一定の距離を保ってるとか、告白されてもスッパりと断るとか…んで、着いたあだ名がかぐや姫って話だ」


「かぐや姫ってまんま名前じゃねーか…」


「だよなー、けどどこまでほんとかは知らないけど、 分かってることは俺らにとっては高嶺の花ってとこだけだな」


「…高嶺の花か。ってか知らねぇって割によく知ってんじゃねーか。まさか…ストーカー?」


「おまっ!せっかく人が親切に教えてやったのによぉ…。先輩とか仲いいヤツが教えてくれたんだよ。昔から有名だったみたいだしな」


「なるほどな。まぁ、ありがとよ」


「おうよ!狙ってんなら玉砕覚悟で挑むんだな!」


「だから、違ぇって!」


そんな雑談をしつつ途中で翔吾と別れ司は家に着いた。


「ただいまぁ…って誰もいないのか。買い物でもしてんのかな?」


(はぁ…今日は色々疲れたな。…かぐや姫か。確か平安時代の結ばれない恋の物語だったか。ふぁ…眠い少し寝るか…)


こうして、帝司と輝夜姫の物語は動き出す

一応…連載予定です。初心者ですが頑張りますよー!

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