XDAY8日前
フレクスの占領軍の司令部の隣では、無人探査機の集計と分析が行われていた。
2軍の情報部の大半が動員され、200機もの無人機の情報を分析していた。
「司令、
敵の通信、偵察機の分析からこの辺りが怪しいと思うんですが」
カンニバル大佐が報告書を出した。
5つの太陽系を中心にして、送り込んだ偵察機10機のほとんどが破壊されていた。
「よし、その中心のアンビーブに第205艦隊を向かわせろ。」
躊躇無く、ヤッケは命じた。
「205をですか」
カンニバルは驚いた。
空母イヌワタを中心にした10隻で、最新の機動歩兵モレル・アツを100機有する最大の機動部隊だった。
「なんとしても秘密基地を突き止めねばならんのだ。」
ラメーヌのヒステリーから逃れるにはそれしかなかった。
「そして、突き止めたら、全軍をもってして、その基地を攻撃する。」
「敵の攻撃準備はあと、10日ほどかかるはずだ。」
「情報を分析するとそうなっています。」
捕虜を拷問にかけたり、通信を傍受した限りはそうだった。
しかし、本当に上手くいくのか、カンニバルは一抹の不安を抱いた。




