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ノーザンの高笑い
「どういうことだ、ホフマン、この二人を消しに行った特殊部隊は」
歯軋りしてケアル・ナア大統領は言った。
「アスワンの黒い死神に殲滅させられました。」
ホフマンはあっさり言った。
「フレクスの掃討作戦は」
「敵、基地を捜索していますが、ここ1週間でフレクスのテロに合い3個独立部隊が殲滅させられています。」
「テロでなくて、攻撃を受けてだろ、あいつらは正々堂々と攻撃してくるぞ」
「テロ国家の攻撃は全てテロです。」
「どっちでも良い、それよりも、2軍はノーザン最強では無いのか」
じれったそうにケアルは聞いた。
「近年、フレクスとの闘争で歴戦の部隊の戦力は減りつつあり、練度の低い部隊も増えつつあります。」
「では、どうするのだ」
「敵の秘密基地が判りました。それを叩きます。」
ホフマンは自信を持っていった。
「それで、フレクスの抵抗も止むか」
「武器市場は我々のものとなります。」
二人は高笑いした。




